『300』

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 というわけで、クレイトスさん以降すっかり半裸のマッチョバトルにメロリンキューなわたくしは、 半裸のマッチョバトル分が存分に配合されてそうな『300』の先行上映に行ってきたのでありました。映画畑でも最近よく名前を聞く、アメコミ界の名匠らし いフランク・ミラーのグラフィックノベルを、リメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』の監督ザック・スナイダーが映像化。ストーリーはと言うと、紀元前 480年、ペルシア軍100万に対して、300人のスパルタ軍精鋭(+有象無象のアルカディア民兵)が絶望的な戦力差に立ち向かう壮絶バトル、とだけ覚え ておけばOKのステキっぷり。スパルタと言えば、もちろんクレイトスさんの出身国として有名ですが、予告で見る限り、スパルタのヒトタチは、全員ふんどしにマントのみという公然猥褻レベルのいでたちのご様子。そんな私のこの映画の前印象は、「ムキムキの半裸のおっさん達300人が、ペルシア兵100万と肉と肉の熱いぶつかり合いを演じる」てな具合だったんですがよろしいか。いやよろしいか言われても。アッー!

 で、観てみたわけですが。

 何たる暑苦しさ!
 何たるカッコ良さ!

 軍事国家スパルタの300人のあまりの格好良さに失神しそうだったわたくし。基本的に、半裸のおっさんたちがひたすらスタイリッシュに戦い続けるという超単純なハナシながら、その肝心の格好良さのレベルがただごとではない。半裸のおっさんなのに。ス パルタ戦士の育成を見せる序盤から、戦えなさそうな子供は生まれたときに即廃棄・7歳で過酷な軍事教練・最後は森で狼と一騎打ちとかの文字通りの超スパル タンで鼻血出そう。戦闘民族サイヤ人もかくやな存在が地球上にもいたとは(笑)。そんなスパルタ戦士なので、戦う前から魅力全開。援軍のアルカディア民兵 軍団と合流したときのエピソードがステキすぎます。300人というスパルタの兵の少なさに驚くアルカディア民兵たちに対して、兵を率いるスパルタ王レオニ ダスが、アルカディア民兵の平時の職業を聞いていく。答えは陶芸家・鍛冶屋・パン屋等さまざま。で、一通り答えを聞いたレオニダスが、今度は自分の兵を振 り返って「スパルタの兵よ!お前達の職業は何だ!」それに答えて300人のスパルタ兵、全員がいっせいに槍を振り上げて短く鬨の声「Woo!」。何たるウォーモンガー。このシーンで一気に魂ぶっこ抜かれたわたくし。カッコよすぎる。半裸のおっさんなのに。
 だが戦いになるとそれがさらに格好良くなってしまうから困り者。スパルタと言えば長槍密集隊形、いわゆるファランクスが有名ですが、この映画でワタシはファランクスの何たるかを理解しました。スパルタじん最高。一人一人殺すたびにいちいちスローモーションがかかったりして最高です。その後もペルシア軍が手を変え品を変え波状攻撃をかけてくるので、事態はだんだん「スパルタ戦士vsペルシア軍10番勝負」みたいな状況に。だんだん人間の遺伝子から生まれたとは思えないヒトタチが襲い掛かってきますが気にしてはいけません。スパルタ戦士も気にしてません。

  あと、予告でも見ればすぐ分かるけど、全編に渡って画面にCG処理かましまくりで、絵ヅラがそれだけで一つの絵画調になってるのもポイント。元がグラ フィック・ノベルだからある意味適切な処理な気はするけど、パンフで比較画像見たら、シーンの一つ一つが原作そのまますぎて吹きました。でもこの映画には 合ってるんだよなぁ...。

 ともあれ、首ちょんぱ腕ちょんぱがふんだんに取り入れられた半裸おっさんガチバトルが好きならば是非。この映画に溢れるオトコノコ汁は異常!見れ!

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