2008年8月アーカイブ

鼻風邪ヴェスペリア

 最悪なタイトルだな。

 っていうかまだ8月末だってのに何で関東はこんなに寒いんだよ(涙)!今まで住んでた地域(名古屋とか大阪とか)なら、8月末ったら、「残暑が厳しいざんしょ」とかいう寒いジョークでは涼を取る足しにもならんくらい暑いのが普通じゃないかファッキン!ワタシは一度に数度以上の温度変化が生じるとすぐアレルギー性鼻炎になるという因果な体質なんだよ!ここ数日の寒さでわしの鼻はすっかりずるずるだ!どうしてくれる!
 ...つうかこれ、アレルギー性鼻炎なんだろうか。こういう場合に耳鼻科に行くと、確実に抗ヒスタミン剤が出てくるから疑ってなかったけど、考えてみたらアレルゲンはなんなんだよこれ...。

 そんなワタシは最近、暇な時間のほとんどを『テイルズ・オブ・ヴェスペリア』に突っ込んでます(笑)。元は、『ペルソナ4』をPS2本体ごと実家に置いてきてしまった代わりになれば、と、こんな和製ファンタジーしたやつはワタシの好みとはちょっと違うような気もしつつやってみたんですが、実際にはいろいろ(いい意味で)王道すぎて全然気になりませんでした。しっかり丁寧に作ってあるなぁ。基本一本道系RPGなのに、一旦始めると全然止め時が見あたらない。わぁい。
 しかし、主人公のユーリは近年稀に見る好感度の高い主人公ですな。腕に覚えありの皮肉屋で権力が嫌いだけど実は人情家、ちゃんとパーティのリーダシップを能動的に握ってる人望の高さは、特にこの類のRPGではありそうでなかなかないRPG人物像。例えるならばディンゴさん。つうか最初にユーリの声を聞いたとき、声質といいイントネーションといい、普通にディンゴさんかと思ったわたくし。だが井上和彦にしてはさすがに声が若いよなぁ...と思って調べたら、ユーリの声ってテレッテの人なのか!鳥海浩輔。テレッテッテーは見事なまでに三枚目だったけど、この人、かっこいい系の声を出すとポスト井上和彦系の声なんだな...。あとこのゲーム、声が殿のスザクがいるんですがどうしましょう。最近は刹那・F・セイエイと言った方が通りがいいのでしょうか。

 で、スザクで思い出したけど、最近のギアスは、面白いをオーバーランしてしまってグダグダになりつつあるような気が...。先週の黒の騎士団ゼロ放逐、あれはさすがにないわ(笑)。ゼロが信用できないというのと、ギアスというMMRレベルの力の存在を信じるのには、微妙なようでいて実はすごく広くて深い溝があるような気がして仕方がないんですが...。いやだって、キバヤシが講談社の経費を横領してた、とかならナワヤたちもいつも通り「な、なんだってー!」と驚いてくれるかもしれないけど、「実はキバヤシこそがレジデントオブサンだったんだよ!」とか言われたら、さすがにMMRの連中だって否定するだろ!? さすがにいつものノリで「なんだってー!」と叫んで信じたりはしないだろ!? ......いや、MMRなら信じそうな気がしてきた...。黒の騎士団、MMRレベル。そして最悪のタイミングで「ギアスの証拠はあるんだよ!」とかキバヤシノリで乱入してくる扇さん。あんたシュナイゼルと事前打ち合わせでもしてたのか。そして裏付けもない状況証拠レベルの(しかも敵方が提供してきた)情報をころっと信じ込む脳筋な黒の騎士団の皆さん。学園ギャグ編2回もやったりする前に、もっといろいろやることがあったのでは...と思わずにはいられない最近のR2でありました。うーむ。

 そんな12周年過ぎてのワタシですが、これからもどうぞよろしゅうに。祝電入れてくれた皆さん、ワタシは皆さんのおかげで今ここにいます。もうちょっとだけ続くんじゃ。

リムオワタ

 というか終わってた。6月にリムネットの解約手続きをしてからこっち、速攻でアカウントが無効になったメールと違って、7月に入っても一向に消える気配のなかったリムネットのページですが、夏休みも残り少なくなって、日頃の疲れも癒えてほふふ~とくつろいでいたある日、そういやリムネットのページってどうなってんだ、と確認したら、いつの間にかに、403 Forbiddenになってました。長い間お世話になってきたプロバイダのページの幕切れとしてはかなりあっけないような気もするけど、電子の世界ではまあこんなもんかもだ。さようならリムネット。また会う日まで...いや、もう会わんな(笑)。

 ところで、いったいいつからリムネット使ってたんだろう?と思って、手元のリムネット時代のファイルアーカイブを漁ってみたところ、最古のファイルのタイムスタンプは、なんと、1996年8月16日になってました。ぎょえー。これ、大学入学した年だわ...。つうか、余裕で10年以上使ってたのかリムネット。つうかつうか、ウチのページは、何気に10周年をとっくの昔に過ぎてましたですか。ぎょえー。ページ作り始めた頃は、まさか10年後も同じようなことしてるとは夢にも思わなんだわー。まあせこせこメモ帳でHTMLを書くとこから始まって、HyperEditとかのHTMLエディタや、Paint Shop Proを使って凝ったページを作るようになり、その後だいぶ経ってから、自作CGIでページを動的生成するようになって、今はMovable Typeを使っていわゆるブログ形態で書き綴るようになってるけど、思えば長い道のりを歩んできたものよのう...。いや、これは比較的素で遠い目になる資格があると思うわし。更新頻度は落ちてるけど(涙)、毎月毎月、のんべんだらりと書き殴っていたらこれですよ。このページを開設した年に生まれた子供が、今年で小学生を卒業するかしないかというくらいの年月が過ぎてますですよ。うひゃー。これからは、もうちょっと継続年数にも気を配ろう...。
 まあ、リムネットに移る前に、大学のサーバでページを公開していた時期もあるので、先の1996年8月16日は、厳密には、リムネットの継続年数の基点ではなくて、『暴走野郎』自体の継続年数の基点といった方が近いだろうけど、せっかくだし、今までスルーしてきた分もまとめて祝っておこう。

暴走野郎は
明後日で
12周年ですよ~!

 ...むなしい(笑)。

 ところで、最初の方の記事にも書いたけど、リムネット時代のコンテンツは、今のドメインでも、普通に閲覧可能ではあります。気づいていない方も多いようなんですが、前の自作CGIによる疑似ブログ形態に移行する前のコンテンツ、『つれづれなるわたくし』とか、『うちの本棚いらっしゃい』とか、『D.M. -DoGA Machines-』とかも、全部普通に残ってて閲覧可能だったりします(旧ページの一番下にリンクがある)。
 で、今読み返してみたりしてるんですが、いやー、この頃はホント元気だなわし(笑)。つれづれなるわたくしとか、駄目な方向にリビドーが迸りまくってますですね。今でも、やりてー!と(いろんな意味で)思わせるエロゲとかあったら、プレイするのはやぶさかではないんですが、0x20歳になってさすがにいろいろ枯れ果てたのか、ちっともさっぱり下半身が先走らないから困る(笑)。いまや定点観測してるエロゲメーカーはきゅーくす一択ですよ。いや、そこはそもそも定点観測してるメーカーがまだ残ってること自体を問題視すべきでは。って、気がついたら『果てしなく青い、この空の下で...』出してから活動停止してるとばかり思ってたTOPCATが復活してるー!!?こ、これはいろいろ考えねば!何をだ。
 しかし、鬼哭街のつれづれとか、水月のつれづれとかは、今読んでも自分でゲラゲラ笑えるんですが、これを自分が書いたかと思うと本気で死にたくなるですね。まさに黒歴史!しかも現在進行形(笑)!でも今のワタシは、「夏休みにP4プレイしまくって制覇するぜ!」と実家にPS2と『ペルソナ4』を持ち込んだってのに、面倒くさくて絶賛放置中という体たらく。もう今は往事のテンションで文章は書けないかもだ。ビュウ...大人になるってかなしいことなの...。誰やねんビュウ。

 ではP4絶賛放置中のオトナなわたくしが何をしてたかというと、何故か夏休み中ずっと、Vistaのガジェット作りに手を出していたというオチ。またえらく明後日の方向に飛んでますが、いやー、以前にも触れたとおり、ふとした機会に、Vistaのガジェットの実体は、HTML+CSS+JavaScriptである、ということを知ってしまってのう。HTMLもCSS(カスケーディングスタイルシート)もJavaScriptも、全部今までのWebページ作りの中で触れたことのある技術ばっかりやん、ということで、MSDNのガジェット関係ドキュメントとにらめっこしながら、2,3日頑張ってみたら、こんなんできました。

misc_AfterimageGadget.png

 CPU使用率 or メモリ使用量を示すガジェットできた。後ろの青いのはただのデスクトップの壁紙で、ガジェット本体は白の部分だけ。CPUのバーが残像を描いているように見えるのは、上の画像を加工しているわけではなく、そのように実装したから。ただ単にCPU使用率とかを表示するだけではつまらないので、バーが減少方向に動くときには、残像を描きながら動くようにしてみました。だから名前が「Afterimage Resource Meter」になってます(Afterimage = 残像)。作ったからには、マイクロソフトの公開ページに投稿してやろうかと思ったんですが、投稿の仕方がよく分からなかった(笑)ので、このページにこっそり置いておきます。なお、ガジェットの表示は、CPU or メモリの選択式なので、上の画像のように、CPUとメモリを両方同時に表示させたかったら、同じガジェットを2つ置いて、一つをメモリ表示に切り替えてください。

 AfterImageMeter.gadget

 だけど...Vista使いで、ウチのページを見ていて、ガジェットに興味があって、実際に使ってくれるヒトというのがどれだけいることやら。なんか、該当確率がドレークの方程式めいてるぞ...。

セレブ。(両親が)

 「実は......岐阜高山の方に別荘を買ったんだ」
 「......はぃ?」

 以上、夏休みで帰省したワタシが、帰省一番に両親から言われたセリフをお届けいたしました。いや、老後の生活費さえちゃんと残してあるならば問題はないし、余剰金をどう投資しようと親の自由なんだけど...別荘て。なんか完成予想図とか見せてもらいましたが、ログハウス風のこじんまりとした建屋でした。だが別荘て。まあ不動産投資は、考えようによっては非常に賢い投資なので、いいっちゃあいいんだけど...だが別荘て。親父が台湾からの5年越しの単身赴任から帰ってきたときにハイグレードな自動車を買ったときは、まだ単身赴任時代に貯めた金で...と納得もいったけど...けど別荘て。ワタシもリタイアまで粛々と勤め上げたら、退職する頃には別荘が買える程度の資産が形成できるのでしょうか。っていうか、ワタシは根っからのシティボーイズなので、都市のインフラがなかったら3日間で餓死します。肉体的な意味でも精神的な意味でも。だから別荘が欲しいという、その欲求の根本からそもそも理解できないよママン...。っていうか今回の件はママンも一緒に乗り気だよ...。嗚呼...。

 でも最近は、ワタシも地味に金遣いが荒くなってきてるんだよなぁ。実家用に新しいノートPC買っちゃったし(HPのdv2805。でもこの性能で10万切るんだよね...いい世の中になった...)、高校時代からずーっと使ってた腕時計を、奮発してSEIKOのBLIGHTZ SAGA001に変えちゃったし。腕時計とノートPCの購入額がほぼ同じとか、何かどこかで根本的に間違ってる気がして仕方ありません。いいんだよ!今回の腕時計は電波時計&ソーラー充電だから、機構的にぶっ壊れない限りメンテナンスフリーだからいいんだよ!うわーん!

 FireFoxの機能拡張、Update Scannerで遂にWWWCが不要になったでござるの巻。更新チェックの理屈自体は、各ページのテキスト前回情報と、現在Web上のテキスト情報とで差分を抽出して、差分があれば更新あり判定、という、WWWCと比べればある意味とんでもない力業なんだけど(笑)、ナローバンド時代の状況に基づいて作られているWWWCと、ブロードバンド&ストレージ容量も桁違い(差分を取るということは、テキスト前回状態をローカルに蓄えておかねばならんということだから、当然容量を喰うはず)の時代のUpdate Scannerを考えたら、今はもうこのアルゴリズムでいいのかもしれん。それより何より、FireFox単体でページの更新チェックができるようになったのが非常にデカい。RSSのあるページはSageでチェックすればいいし、これでもうOKだ!
 で、後はRainlenderとRainmeterをガジェットに置き換えれば、常駐物を最小限まで減らすことができる...!いや、実はここ最近、Vistaのガジェットをどう作るのかリサーチしてたんですわ。あれ、実態はただのHTMLとCSSとJavaScriptなんだな...。実は実は、Rainmeterのスキン画像を流用して、CPU&メモリモニタを作るところまでは成功してるのよね。がんばる!

『ダークナイト』

movie_THE_DARK_KNIGHT.png
 いや確かにわたしゃ『バットマン・ビギンズ』大好き人間ですよ。でもさすがに、今回の『ダークナイト』が、本土アメリカでは各種興行成績記録を片っ端から塗り替え中で歴代トップの『タイタニック』にすら迫る勢い、しかも批評家筋からも大絶賛、とか聞くと、いやそれは本当なのか、と疑いたくもなるもの。だって、アメリカだよ?シワなし超大作が大好きなお国柄だよ?全米第1位、なんつったら、観客のウケはともかく、批評家からの評価は、だいたいが「批評家からの評判も上々で...」くらいじゃないのさ。だのに『ダークナイト』では大絶賛とかあり得ないデスよ。お前ら急にアメコミスキーになったのか。しかも上映時間超長い(2時間半以上)ですよ?ワタシ内最高アクション超大作で、何度見ても超最高!な『ザ・ロック』ですら、上映時間は自重しろとかねがね思ってましたが、その『ザ・ロック』でさえ上映時間は2時間16分。それよりさらに長いとか、一体何があったのかと。つか、だれるよ、それ絶対!大丈夫なのかクリストファー・ノーラン!既に大丈夫じゃなくなっちゃったよヒース・レジャー(涙)!
 ...とはいえ、前作『バットマン・ビギンズ』は、コウモリコスチュームに身を包んだ一見頭のアレな人、の誕生秘話を、きっちり丁寧に描いていくというリアリズム重視に惹かれたわけで、もしかしたら海の向こうの驀進ぶりも、ただの話題先行だけじゃないのかもにゃあ...と思っていたら、月日は流れて、いよいよ日本でも先行上映ですよ。もちろん朝イチで劇場に突貫ですよ。好きだからな!

 で、結局どうだったかというと。

 これは、本当に、すごい。

 152分が全く長く感じられない圧倒的な密度の濃さ。エンターテイメントとしても一級品なだけでなく、見終わった後で、映画偏差値40のワタシですら、作品のテーマについていろいろ考えさせられる、という希有な経験をすることに。善と悪、正義と邪悪とか、最近では境目がどんどん曖昧になっている概念について、真っ向から取り組んだあげく、それが裏テーマになるどころか、映画のエンターテイメント性に直結しているという、結構とんでもない映画だったのだ、これは。見終わると興行収入バカ売れ中とか、批評家大絶賛とか、完全に腑に落ちてしまったですよ。これはすごい。

 この映画の最大の勝因は、ひとえにジョーカーのキャラクター造形に尽きる。前のバートン版バットマン映画の、ジャック・ニコルソンのジョーカーは、ワタシのあやふやな記憶の中では、派手なメイクのガイキチさん、という印象だけだったんだけど、今回のヒースジョーカーは、やっぱりガイキチさん(いまから手品でこの鉛筆を消すぞ~、ほら消えた~!)ではあるけど、それに加えて、映画全編を通して、常に周囲の登場人物たちに対して、究極の選択を突きつけ続けるという最悪の敵なのだ。バットマンですらその影響からは逃れられていないし、完全に飲まれて堕落してしまう人物すらいるこの怖さ。図らずも、ジョーカーを通して、バットマンの正義の在り方自体が問われてしまうというこの展開の妙。「俺はお前を殺さない。お前がいなけりゃ、俺はちんけな強盗に逆戻りだ」という、バットマンの存在が、逆に自分の存在を際だたせていることに自覚的な台詞が怖すぎます。バットマンにとっては絶望的な台詞だろうなぁ...。このジョーカーの素晴らしさは、ヒース・レジャーの鬼気迫る演技もさることながら、脚本そのものの勝利でもあると思うわたくし。
 では全編そんな『セブン』みたいな病んだキリキリ感ばっかりなのか、というと全然そんなことはなく、ちゃんと要所要所では超大作エンターテイメントしてるのがまた素晴らしい。バットマンin香港とか意外すぎるシーケンスもあったり...というか、スカイフックでの離脱が超人過ぎですウェイン産業の会長さン(笑)!普通の映画だったらクライマックスの、ジョーカーとのカーチェイスもまだ映画的には中盤という全編クライマックスっぷり。もちろん前作で大活躍のタンブラーさんも大活躍だ!だが今回は新メカもちゃんと登場!

 バットポッド!パットポッド!

 とりあえず初お披露目シーンで笑い死にそうに。お前はナイトストライカーSステージか(笑)!だが走りそうにない姿のバイクがちゃんと走ってる上に、驚異の180度ターンをかましたりして超カッコいいので許します。最高!っていうか、これ、タンブラーに引き続き、ちゃんと走行するモデルを作ったというのが凄すぎます。どこにエンジン入ってるんだコレ。でもちゃんと乗りこなせるのが専属のスタントマンだけというピーキーぶり。素晴らしい。
 そしてもうひとつ、バットらしいギミックが登場するんだけど内緒。バットマン的にも、ジョーカーに追い詰められた末の最後の手段だった、とだけ。

 それにしても、面白い映画というだけでなく、いい映画だったなぁ...。最後にバットマンが下す決断から、タイトルの「ダークナイト」につながるラストの流れもこれまたいい。バットマン好きであろうとなかろうとオススメ!
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