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『バルドスカイ Dive1 "LostMemory"』

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 というわけで本日のお題は、戯画......というか、エロゲーなのにガチなアクションゲーを作ってしまう職人集団・チームバルドヘッドの新作『バルドスカイ Dive1 "LostMemory"』でゴザイマス。かれこれ2年ほどあはんうふんな世界からは足を洗っていたのですが、チームバルドヘッドの新作とあっては復帰しないわけにはいかぬ。つうか、『デュエルセイバー』以後、チームバルドヘッドは解散したなんて噂も聞いたぞわたしゃ。てなもんだから、もうてっきりこのシリーズの続編なんぞすっぱり諦めていたところにまさかのシリーズ新作。2年間におけるアンテナ力低下を嘆きつつも、買うものは買ってしっかりハマっているのでありました。とっぺんぱらりのぷう。

 そもそもこのシリーズとの付き合いは、『バルドバレット』を勧められたときから。当時エロゲといえば、学園物で見た目中高生だが形式上18歳以上のおなごがうふんあはんとか、鬼とか電波とかがうふんあはんだとばかり思い込んでいたワタシは、密林をローラーダッシュしながら重火器をごんごんぶっ放して敵を破壊しまくるギブスン風味ロボエロゲーにすっかりころりと参ってしまい、一時期イエイエとHAWSを駆りまくっていたのでありました。ストーリーがぺらぺら?キャラもぺらぺら?ロボだからいいんだよ!
 しかし、シリーズ次作『バルドフォース』に至って、遂にチームバルドヘッドがワタシ内で確変突入。ロボの戦場は仮想空間に移行、という電脳戦記化のおかげで、ロボの行動がすっかりアグレッシブになり、殴るわ蹴るわスライディングするわ、果ては空中で敵をフクロにするわ床から剣は突き出すわで何この未確認浮遊快感。しかも、最初にセッティングさえしっかりやっておけば、ボタンをぽちぽちするだけでオーバーキルレベルのコンボが簡単に出てしまうという事実が判明するに至って、俺の中の瞬獄殺が開眼。いやーもうハマったハマった。武器は全部レベル3まで上げて、それが終わってからもひたすらカスタマイズで高威力コンボを追求する日々。いやホント楽しかった。つうか、メカのカスタマイズの妙味とコンボによるアクション時の快感を両立した、このシリーズのバトルシステムはもっと評価されるべき。実はキャラごとに違った勢力を配して、多角的にストーリーを見せるというシナリオ上の仕掛けも結構出来がいいんだぜ?キャラ自体は相変わらず薄味だったけどロボだから気にしない。
 が、次のロボじゃないチームバルドヘッドゲーの『デュエルセイバー』は、出来はそれなりによかったけど、やっぱりロボじゃないのでワタシ内評価はそこそこに留まる。で、チーム解散とか聞いてもうすっかり貴方はもう過去のヒト~、とか思ってたら新作だよ!ばんざーい!ばんざーい!と思って公式ページに行ったら......。

 分割商法だった。

 思いっきり前後編の前編とか書いてあった。ボリュームアップによるやむなしの分割だとあるが、エロゲの分割商法っちゅうとロクな印象が無い......。チームバルドヘッドだから大丈夫!だと、思うけど......大丈夫だよね?信じていいよね?

  というわけでやっと本題に戻ってくるわけですが、特に前作『バルドフォース』を知っていると、分割の影響はやっぱり気になるわけですよ。ヒロイン6人のう ち、前編で攻略可能なのが3人だからボリューム不足じゃないかとか、最悪の可能性として、単に開発間に合わなかったから無理無理分割してて酷いことになっ てないかとか。というわけで、最初に結論だけ書いておきます。

 分割以外は非の打ち所ナッシング。

 疑ってごめんなさいマジごめんなさい。攻略可能キャラ3人による体感ボリュームの不足(っつても客観分量で言ったら普通のエロゲ並は十分にありそうだ)と、物語の核心が後編にぶん投げになってる(これも前後編という構成上ある意味当然)という点を除けば、隅から隅まで全く手抜き感はナッシング。というか男も女も完全フルボイスとか、そりゃDVD容量も限界まで行くわ。分割自体も、寸前になって発表、みたいないかにも間に合いませんでした的な告知ではなく、ちゃんと十分前から告知してたし、これは分割でも許さざるを得ないレベル。気がついたら兵器で10周くらいしているわしがいる。まあ、バルドだからロボだしな!何言ってるのか分からないよ!

 ストーリーはといえば、いきなり戦場で覚醒した記憶喪失の主人公が、出会い頭の美人さんに「貴方は歴戦の傭兵Death!私は貴方の副官Death!貴方は仮想空間での作戦行動中Death!記憶喪失は敵の*おおっと!ばくだん*のせいDeath!」とか言われるものの(言ってない)、トラップの爆発の影響で記憶が学生時代までロールバックし ている主人公は大混乱。しかし、記憶にある平和な学園生活が「灰色のクリスマス」事件(いわゆるグレイ・グー)で完全に破壊されたと知り、記憶を失う前の 傭兵だった自分がその首謀者たちを追っていたと知るに至って、記憶が無いなりにがんばろう!......といったあんばい。どんなあんばいなんだそれ。
  ストーリーの魅せ方としては、『バルドフォース』同様、キャラごとに違った面からストーリーを切り取ってみせる多角的なストーリー描写は健在で、物語の謎 をうまく描くのに一役買ってます。謎が気になって、先が気になって、ぐいぐい進めざるを得なくなるというシナリオ構成はお見事。で、同時に、ICEだの攻性防壁だのの単語レベルサイバーパンクっぷりも健在。今回はICEで守られた脳チップを仮想空間で防衛する、というシーケンスがあったりするんですが、このゲームにおけるICEはただの隔壁。広<クアン>級11号が草葉の陰で泣いてます。つうか、最新技術のメッカがチバ・シティで、仮想空間ダイブ用のデッキのリーディングブランドがオノ・センダイとか、この新世紀開花のご時世にどういうセンスなんだ。ワタシがウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』を読んだのは高校生の頃だったけど、その頃ですら既に古典に片足突っ込んでたような気がするぞニューロマンサー。だが「サイバーっつったらギブスンだろ!」というポリシーを頑なに貫くバルドシリーズ。そんな君が大好きだ!

 ゲーム部分はもう文句なしというか、前作と比べても全く衰えていないので、今日も今日とて最強コンボセットの開発に いそしむのであった。今回のセットアップ画面は、武器の開発がツリー上に表示されていて開発条件が容易に分かるようになってたり、セットアップ内容をそれ ぞれセットにして保存できるようになっていたりと、前作で不便だった点もきっちり潰しに来ているので好印象。そもそも、Windows 7のベータバージョン、しかも64bit版という保証外にも程があるワタシのPC環境でも普通にゲーム動いてるし、それどころか、メモリ2GBに増設すれば、Atom N270のネットブック(ASUS S101)ですら普通に動いてしまうというチームバルドヘッドの底知れぬ技術力に戦慄を禁じ得ないワタシなのだった。でもその代わり、メモリは死ぬほど喰うので覚悟必要。ワタシのシステムドライブはSSDなので仮想メモリを切ってたんですが、その状態でメインメモリ2GBだと、Windows7でも普通に強制終了しまくってゲームになりませんですた......。仮想メモリON(それが普通だ)ならメインメモリ1GBでもいけると思うんだけど。
 なんか話がスペック方向にずずいとズレかけたので軌道修正すると、今回のアクションパートは、『バルドフォース』と見た目同じなようで、実はバランスは変えてきてたりします。最初のアクションパートで「敵はウイルス?ボコボコにしてやんよ」とウイルスの群れに何も考えずに突っ込んだら、逆にこちらがボコボコにされたでござるの巻。そう、今回は雑魚ウイルスも割と強いのだ。前作はウイルスは本当にただの雑魚だったんだけど、今回は地味に強くて、しかも数で攻めてくるからちょっと油断するとすぐ削られまくる。敵シュミクラムに至っては、こちらのタックル等の突進攻撃をショートダッシュで回避してきたりする始末。ちゃんと動きを合わせたり、敵が攻撃してきた直後の硬直の隙を狙ったりしないとコンボが決められません。OKOK俺に良し。歯ごたえがあっていいぞ!

 そして装備。装備。『バルドフォース』以降のシリーズの何が楽しいかって、次々開発されてく武器を、どう組み合わせてどうコンボしようかにゃー、というアセンブリの楽しみが素晴らしいったらないったら。しかも、装備を変えたら、攻撃の威力が変わるとかその程度ではなくて、ゲーム中の自機のアクションがダイレクトに変わるから、見た目に楽しいし、コンボ的には超重要。
 で、今作はどんな武器があるのかのう、と思ってたら......とりあえず、パイルバンカーが無ぇ!前作でわしの空中コンボのお友達だったスプレッドパンチもマインナックルも無ぇ!ガッデム!だが代わりに、俺の中でサーベル最強伝説が今開花。サーベルを懐で構えた後に突進して斬り抜ける、という感じの技なんですが、移動特性が突進というかゼロシフト。複数敵がいたらまとめて斬れるし、攻撃力も申し分なしでもう最高。構え動作のラグがあるのと、当たり判定の幅がないので横軸がずれるとあっさり外れること、当たらないと動作後の硬直で悲惨なことになることを除けば最高。いやそれどれもも痛いぞ......。震機狼を相手にスカったら、そのままコンボでハメ殺されたでござるの巻。だがサーベルの最大の利点は、斬った後で、敵を突き飛ばしたり転ばせたりするということが無いこと。敵を突き飛ばしたり転ばせたりすると、それだけで、次に出せるコンボ技が限定されてしまう(特定の武器以外は当てられなくなるから)ということを考えると、 突進技でありながら、自機と敵との相対位置関係を大きく変化させない、このサーベルは神装備と言っても過言ではあるまい。コンボの初動に使いまくりですよ わたしゃ。まあ、下手なタイミングで出すとフクロなわけですが。
 あと、空中踵落としのヒールドライブから、ヒールドライブ→ブー ストキック→スライディングキックの空中キック三連撃がダメージ採算度外視で気持ちいい。あと、クラッシュハンマーが、ダメージが特大な代わりに初動の隙 も特大なんだけど、マグナムアッパー(前作のスカイタックルに相当)の後に出すと、その初動の隙が空中で消せて、ちょうど敵が地面に墜落した後でハンマーを打ち下ろすようなタイミングになるのでとても良。というか、マグナムアッパーの後だと、これ以外にコンボをつなぐ方法が思いつかん......。
 というわけで、現在のワタシのコンボのレシピはこんな感じ。ダッシュから、

サーベル → スウェーバックナイフ → ブーストアッパー → ジャンピングニー → マグナムアッパー → クラッシュハンマー → 戦斧 → ドリル → タックルorFCアサルトバルディッシュ
  フォースクラッシュ(FC)につながずに通常攻撃だけで行った場合、これでダメージ1300強。FCアサルトバルディッシュにつなぐと、ダメージは 2200あたりまで上昇。はい、戦斧→ドリルのつなぎ方がよろしくないのは自覚してます。戦斧で打ち上げた後、敵が落ちてくるまで、少しの間ドリルが空回 りしてるからなぁ。本当はインペリアルストライクあたりにつなぎたいんだけど、今回インペリアルストライクは、発動タイミングが溜め撃ちになってしまった ので、ちゃんとタイミングを合わせないと容易にスカるんだよなぁ......。どうすればいいんだ。こう考えるんだ、まだ改善の余地はあると!だけど、なんかコンボ突き詰めると、今作は6000くらいまで行くらしいと聞いて心が折れそうです。いいもん、ボクにはサーベルがあればいいもん!でも、Dive2ではパイルバンカーを是非お願いします。先生......パイルバンカーが撃ちたいです......。

 などとつらつら語ってきましたが、一応コレ、エロゲなのよね......。前後編の前編だけあって、攻略可能ヒロインは3人だけで、残り3人は後半に後回し。人数も少ないので、久しぶりに個別に触れてみたいと思います。触れる。ぷよん。どこに触っている!

■ 桐島 レイン
 
 レインーーッ!
 お前が好きだーーーッ!!
 お前が欲しいーーーーッ!!!

 節子、それ違うレインや。

  というわけで桐島レイン。傭兵時代の主人公の部下で少尉。戦時は支援型機体アイギスガードで主人公をサポートする。主人公が爆破トラップで記憶を失ってし まい、学生時代まで記憶がロールバックしてしまったにもかかわらず、戸惑う主人公を部下の本分でサポートし続けてくれるのであった。うん、設定だけを見る と、バルドスカイ世界への導入にはぴったりなキャラやね。まあでも伝統的に、バルドシリーズの最初のシナリオのキャラは、毒にも薬にもならない無個性ヒロ インだからまあ軽く流せば......。
 と思ってたら、事実は真逆だったというオチ。ヒロイン的な意味で。とりあえず、レインの基本スペックがあらゆる意味でもう高い高い。ちょっと思いつくだけでも、美人・聡明・冷静・上品・献身的・有能・絶対領域・ふともも・ふとももといろいろ揃いすぎているお方。後半何か違う物が混じってるような気がするが気にしない。かといって、有能すぎて人間味に欠けるということは全然無く、ところどころ可愛いところもあったりしてますます完璧超人。シナリオ中、ちょっと小洒落たショッピング街を主人公とデートっぽく過ごすなんてシーンもあって、あれ、なんかまるでエロゲみたいだよ?しかし、宗教団体ドミニオンがらみで辛い過去が暴露されたり、なんでこんな良くできたお嬢さんが主人公に付き従っているのやら、と思っていたら、結構壮絶な理由があったりして、ワタシ内の守ってあげたいゲージもぐんぐん急上昇。そして、クライマックスの脱出シーンで、遂にレイン株がストップ高。実は本当の意味で「強い」ヒロインだったのだなレイン。他のヒロインが、最後の最後で泣いて主人公にぶら下がるのとは際だって対照的。そこで主人公とレインがくぐり抜けた過去も明らかとなり...てか、主人公の運命の嫁過ぎるだろレイン。もうお前ら結婚しちゃえよ!とか思ってたら、ラストはだだ甘のいちゃつきっぷりで欲求は十二分に満たされたのであった。家庭面では、料理が苦手なのが玉に瑕だけど、レインの場合、単に経験が不足しているだけなので、ちゃんと練習すれば人並み以上になりそうだ。この完璧超人め!
 つうか、基本ヒロインなんぞに期待する方が間違ってるバルドシリーズにおいて、まさかこんな良いヒロインが潜んでおるとは......。シナリオ的には、前作フォースのメガネシナリオ的世界観紹介シナリオなので、物語の謎はほとんど明らかにならないというギャフンですが、レインで全部許します。てか、おかげで残りのヒロインが出涸らし状態ですよ......どうしてくれる(笑)!

■ 若草 菜ノ葉
 主人公の、毒にも薬にもならない幼なじみ。通称ニラ。場末でワーキングプアな生活を送っているという性質上、本来なら物語の核心には噛みそうもないキャラなのだが、たまたま物語上の重要人物とのコネがあったおかげで、強制的に物語の核心に放り込まれてしまうキャラ。あと、陵辱担当だったり、他のシナリオだとひっそり死んでたりと、実はかなりの薄幸キャラではあります。でも毒にも薬にもならない。ある意味バルドシリーズの伝統に則ったキャラではある。設定画面のちびキャラをつついたときに、「これが私の全力全開!」とか「少し......頭冷やそうか......」とか言ってみたりするのが主なお仕事。

■ 渚 千夏

 主人公の学生時代の友人で、当時はスポーツ大好き健康少女。だが現在で再会したらば、なんかすっかり冷たい性格に変貌してしまって主人公カックン。だが再会したら再会したで何か焼けぼっくいに火がついてうふんあはん、というのが大体のシナリオの要旨。だが、ミッドスパイアでレインと主人公がいい雰囲気になったところで、「ここが あの女の ハウスね!」と言いながら(言ってない)押しかけてきて、「彼を返して!彼を返して!」と押しの一手で略奪愛(結果的に)したのは絶対に許さないよ。というかこの辺りの、レインと千夏の女の戦いは面白すぎます。静かに嫉妬してるレインが可愛すぎ。レインーーッ!俺だーーーッ!!結婚してくれーーーーッ!!!
 しかしこのシナリオにおける、主人公の首尾一貫してなさは凄まじい物があるでございますですね。親父の傭兵部隊と組んだと思ったら、女のためにレインもろとも裏切ったり、最後は「あ...ありのまま今起こったことを話すぜ!『GOAT長官に頼まれてアークに侵攻していたら、最後はアークを守ってGOAT長官と戦っていた』何を言ってるのかわからねーと思うが(以下略)」とか、いや本当に何が起こったのか分からなかったですよ。まあシナリオ位置付け的には、前作のリャンシナリオ的な味方全殺しシナリオなので覚悟必要。

 ......まあ何はさておき、期待にきっちり応えたかなりの良作でございますですよ。やっぱバルドシリーズはいいわー。Dive2も楽しみでございますですね......楽しみ......なんだけど、Dive2に残っているヒロインを考えると、亜季姉ぇはお姉さんすぎて性的対象に見えないし、真はDive1で空気すぎてキャラ掴めないし、物語の核心を握るとおぼしき最終ヒロイン・空は、Dive1ではただのアホの子なのでどうなることやら。というか、これは前作『バルドフォース』でも思ったんだけど、最終シナリオはヒロイン選択したいなぁ......。いや、労力的に無理だったら真・レインシナリオでいいんです。いい加減そこから離れろわし。どっとはらい。

『ARMORED CORE for Answer』

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 というわけで今回のお題は、フロムソフトウェアの定番ロボゲー最新作『ARMORED CORE for Answer』(以下ACfA)でゴザイマス。ワタシとアーマードコアとの付き合いは古く、ゲーム屋の店頭でビビっと電波を受信してほぼ予備知識なしで買ったら大当たりの初代からの付き合いでございます。ああ...あのころはマジ面白かった...。弾薬が尽きる恐怖におびえながら廃棄された基地の奥底へと降りていくミッションとかよかった...(ちなみに、初代ACが本来キングスフィールドになるべきデータを流用して作られたと知ったのはまた後の話。なるほど迷宮ミッションが多いわけだ)。最後のラピュタエリアと「ランカーACを確認。ナインボールです」は、まだまだナウなヤングだったわたくしに強烈なトラウマを残したのであった。そらその後10年以上続くシリーズになるわ...。
 だが、その後、長い長い(ワタシ的に)AC迷走の時代になろうとは思いもよらなかったですよ当時は...。明らかにアペンド的性質だった『プロジェクトファンタズマ』はまあおいとくにしても、初代PS最後のAC『マスターオブアリーナ』は、そりゃあもう面白かったものの、正直ミッションはほぼ一本道で、初代のストイックな傭兵家業的雰囲気や、さまざまな陣営から多彩な依頼が舞い込むミッションの多様性が好きだったわたくしは何か違くね?と思い始めたり始めなかったり。PS2に舞台を移した『2』も、初代の焼きなおしミッション多数と、無駄にオペ子にキャラ付けした挙句、それが特に何も生かされず本当に無駄な設定になっていたりとなかなかステキなことになっていたのであった。
 だが君は許すよ『アナザーエイジ』。とりあえず「お前らACで戦ってれば満足なんだろ」と言わんばかりのストーリー皆無っぷり...というか、前作ディソーダーの設定をあっさり放棄する地球でのディソーダー出現とかステキすぎて、変にストーリー偏重だった演出に食傷気味だった独立傭兵のワタシの魂にクリティカルヒット。かと思えば軌道エレベーター・ラプチャーでは、高高度から見下ろす大地と遥か天まで届くエレベーター構造体という強烈なビジュアルを生み出して軌道エレベータ好きのワタシの心にクリティカルヒット。最後は「お前らナインボールやファンタズマと戦ってれば満足なんだろ」と言わんばかりの脈絡の無いボスオンパレード連続で、開発者のその肉体言語にはイエスアイドゥーと答えざるを得ずAC2AA最高と成り果てたのであった。
 だがその後の『3』シリーズは、再びだんだん小手先の追加要素だけが新規性をかもし出すマンネリズムに陥りだし、AC2AAのディレクターが帰ってくる!と死ぬほど期待したNXが、ブースト吹かすだけで廃熱で熱暴走とかする窮屈っぷりと、明らかに途中で投げ出したと思しきストーリーにすっかり失望し、以後長い冬の時代に突入......したはずだったのだが、ひょんなことからやってみたナンバリングタイトルの『4』が思いの他面白かったので、ACfAもあっさり買ってみた次第。ただいまー。

 で、「巨大メカ・アームズフォートと戦える!」というのがウリの一つだったり、トレイラーに出てきているAC・ホワイトグリントがどう考えても前作主人公の成れの果てだったりして掴みは十分...だけど、ACE6で「面白いほうのAC」から「面白かったほうのAC」に転落したエースコンバットを例に出すまでもなく、トレイラー詐欺というのは可能性としてありまくるので実際にプレイしてみるまでは眉に唾つけとかなきゃならんと警戒もしてた今回のACfA、結局どうだったというと、

 最高!

 ワタシが超主観で保証しよう、今回のACfAは買いだ。やっとわしが欲しかったACが戻ってきてくれたよ...!やっとトレイラー詐欺でなくなってくれたよ...!フロムソフトウェアのプリレンダムービーの技術力は異常(一部冗談抜きで実写と見紛う部分がある)なので、トレイラー詐欺発生時のカックン落差もデカかったんですが、今回はちゃんと中身も釣り合ってるよ!...いや、ある意味詐欺なのか。OPであれほど存在感をがもがもと醸し出していたホワイトグリント、実際にゲーム中に出てきたらば、速攻で沈んでそれっきりだからなぁ...何たる坂本真綾の無駄遣い。っていきなり水を差すようなことを言うなわし!

 それはさておき、まず今回のACfAの何がいいかって、多彩なミッションを自由に選べる職業選択の自由が戻ってきたこと。君は特定の企業に肩入れしてもいいし、報酬だけを基準にミッションを選ぶのも自由だby世界樹。最近...というか、大半のACシリーズは、形式上ミッションが選べるようになってはいたものの、実際はストーリーに沿って半強制的にミッションを選択させられるのが常だったから、初代スキーのワタシとしてはこれは本当に嬉しい。特に、「ラインアーク襲撃」or「ラインアーク防衛」のように、あるミッションを異なる立場から遂行できる...というのは、ワタシの覚えている限り、ほとんど初代以来のはず(2008.3.31追記:ラストレイヴンにはこの類のミッションがあるんですねfromコメント欄情報。ACLRはやってなかったわし。すまんです)。初代で衝撃を受けたことの一つだからなぁ、これは。わたしゃ、これこそが、報酬だけでどんな仕事も請け負う独立傭兵レイヴンの立ち位置を端的に示す事象だと思ってたから、今後のシリーズでも当然のように踏襲されるものかと思ってたら、その後のシリーズはショボンなストーリーに乗った半強制ミッション選択の連発で...ううう。だが遂に今回で復活ですよ!しかもちゃんとストーリーも分岐するしな!素晴らしい。特に今回はド外道エンドも用意されてて最高です。個人単位で超大虐殺!あいむあ~しんか~とぅとぅとぅとぅ~。つうか、クレイドル1機に2000万人とか入ってるのか本当に...?
 また、途中で僚機として組んだり、敵として立ちふさがったりするネクストの皆さんも個性豊かで大変よろしい。個人的には、GA系の僚機が特にキャラが立ちまくってて大好きです。ごついGA系ACなのに声がアンバランスにキュート(笑)なメリーゲートもいいですが、ネクストなのに有澤重工の社長でもある有澤隆文&AC雷電がカッコよすぎます。AC雷電は超のつくガチタン、しかも社長固有の超巨大キャノンを背負って登場(キャノンの変形は必見!)。そして超渋い声で「有澤重工、雷電だ。正面からいく。それしか能がない」とか言って雑魚をグレネードでなぎ払う無骨なその姿にメロメロです。社長~ッ!

 あと、今回のウリの一つであるアームズフォートは、半分くらいは張り付いてブレードでさくさくするだけでさっくり落ちるから気にするな(笑)!GA第8艦隊の旗艦AFギガベースを落とすミッションで、VOBまで使って高速接近したっていうのに、いざギガベースに張り付いたら、ロックオンマーカーが何もない船体側面に表示。まさかと思って船体にブレード振ってみたら、いきなり大爆発して吹きました。オペ姐さんが「ギガベースの破壊を確認」とか言ってるし!いやいやいやいや!砲塔を全部つぶさないと駄目とか、そういうのはないのか(笑)!?インテリオル・ユニオンのAFスティグロも、最初に突っ込んできたところをパイルバンカーでとっ突いたら、いきなり「スティグロの撃破を確認」とか言われて即終了。それでいいのかアームズフォート。
 あ、でも、トレイラーにも出てきてる、BFF社のAFスピリット・オブ・マザーウィルと、パッケージにも出てるインテリオル&オーメルのAFアンサラーとは二度と戦いたくないです。スピリット・オブ・マザーウィルは、主砲とミサイル発射口を潰さなきゃいけないのに、その間にも降り注いでくる垂直ミサイルの嵐が痛すぎる。って、フレア持ってけって?ごもっとも...。で、アンサラーの方は、下から近づくのはビームの嵐でまず不可能、仕方がないのでOBで上部にとりついたらミサイルの嵐、とどめは掟破りのアサルトアーマー解放。死ぬっちゅうねん。何回かのチャレンジの後、すげー運良くアサルトアーマー来ない状態で軸に張り付いて落とせたけど...あれ、もう一回クリアできるんだろか...。

 そしてACといえばメカアセンブリ。AC4系統は初期機体を何種類かから選べるようになってますが、前作でシリーズを象徴する機体・アリーヤが、今回は傭兵の安物機体扱いになってて泣きました。それに引き替え、ローゼンタール新標準機の汎用性は異常。右手のライフルと背面武器のチェーンガンでダブルトリガーかけつつ、武装パージなしでブレード使用も可能。右手をローゼンタール製レーザーライフルに変えれば攻撃力もバッチリだ!だが、もーちょっと機能を追求...と、あっちのパーツを交換し、こっちのパーツを取り替えて...とやってたら、気がついたらアリーヤになってました。なんでやねん。
 そしてラインアーク襲撃をクリアしたら、ホワイトグリントさんが遺品に8分裂ミサイル(通称WGミサイル)を残してくれたんですが、

 何この超性能。

 大抵のネクスト戦ではこれさえ撃ってれば事足りるという凄まじい能力のミサイルなのだった。カラードのランクマッチで試し撃ちしたら、敵ネクストのAPを1万近くごっそり削っていって吹きました。その後、ネクスト戦ではコレでエニシンオッケー!とばんばん撃ちまくってさっくり敵ネクストを落としまくるわたくし。つうか、これを両背面に二連で装備しながら何故あっさり落ちるホワイトグリント。だがこの大雑把さがまたよし。これ、新レギュが来たら絶対規制入るだろうな...。
 その他のパーツでは、レイレナードを吸収したオーメルのピーキーなデザインと、アスピナ機関の変態的なデザインが際だってる。オーメルの新標準機は、カラードランク1の水没王子(ラインアークミッションで速攻やられて水没するから)ことオッツダルヴァが使ってるけど、他の企業パーツと併せて使うのはまず不可能なデザインがステキです。アスピナ機関に至っては...あー...お前はそれでいいや...。
 で、武器の方に目を転じると、いつもの奴らに加えて、コジマ汚染砲とかあって変態すぎです。当てたらコジマ粒子汚染でプライマルアーマー自然減衰とか、エコなんて微塵も考えない地球にスパルタンで最高。つうかコジマコジマ言うんじゃねえ(涙)!もはやえんがちょレベルではないか!ギギギギギ!(←トラウマの扉が開く音)

 とにもかくにも、久々に全ミッションSランクとかやってみたくなるACではありますよ!実はまだハードをクリアできてないんですが、これからバリバリやってきますよ!ロボ好きな人も、一度はACに愛想を尽かした人も、手を出す価値はありますですよ。いぇい。

『ACE COMBAT 6 解放への戦火』

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 というわけで今回のお題は、Xbox360にプラットフォームを移して送る次世代エースコンバット『ACE COMBAT 6 解放への戦火』…のはずなんですが、イケてる架空機がいたらとりあえずその話をするという伝統に基づき(どこのだよ)、とりあえず架空機の話をします。当然ながら激ネタバレなので知りたくないヒトは即刻退避推奨。いやそんなもんトップページに書くなよ。だがワタシは謝らない。

 …というわけで、今回もちゃんとありました恒例の架空機。まあ今回のプレイヤー架空機は、トレイラーとかも全部チェックしてる熱心なファンなら既に目にしてるはず。つまるところ、ファーストトレイラーから話題になってたシュトリゴン隊のリーダー機ですよ。残念ながら(笑)、あれが今回のご褒美架空機です。正式名称は「CFA-44 Nosferatu(ノスフェラト)」。シュトリゴンも吸血鬼由来だし、あえて忌み名を付けて厄を落とす習慣でもあるのかエストバキア。つうか、「ノスフェラト」というカタカナ表記はゲーム中のそれにならいましたが、Nosferatuっつったら普通はノスフェラトゥと表記しはしまいか。まあノスフェラトゥと言われてワタシが真っ先に連想するのは、ラスボスがケンカキックしてくるSFCのプリンス・オブ・ペルシャ系アクションゲームなんですが。『ノスフェラトゥ』はどマイナーだが超名作だぞ!発売元がケムコか何かだったせいで悲しいほどにどマイナーだったけど、当時としてもアニメーション(ムービーじゃなくてキャラクターモーション的な意味で)やグラフィックの凄さは際立ってたし、スパルタンだがやり応えのあるゲーム内容もかなりのもの。ぬるぬる動くプレイヤーキャラに当時驚いたものでした。何度頑張ってもホーリータッチが出せなくてのう!つうか難易度はホントスパルタンでのう!最終面は何度泣きそうになったことか。今でもあれを自分がクリアできたことが信じられません。それだけに、ラスボスのドラキュラ伯爵のケンカキックには腹筋崩壊。あれだけ苦労してたどり着いた悪の親玉が、まさか主人公を蹴り倒してくるなんて…!しかも優雅さのかけらも無いケンカキックで…!途中で変化もするんですが、その姿がまるきりFC版ウィザードリィのワーバットで、その姿のショボさがまた涙を誘います。当時、悪魔城の方のドラキュラは、パズスになってみたりよく分からない怪獣になったりしてたのに。だがそのかけらも華の無い実利主義がまた良いのであった。……ってあれ、ワタシ今何のハナシしてたんだっけ?ああ、エースコンバットでしたね。

 というわけで今回のCFA-44ですが、トレイラーでは一瞬しか姿を拝むことができませんでしたが、プレイヤー機になってしまえば、ハンガーでじっくり視姦することが可能デス。特に今回のハンガーのディスプレイでは、スティックなどを動かすと、ゲーム中の操作に従って各種動翼やノズルがへこへこ動くというステキ仕様(視点移動は十字キーで行う)。さあ存分に眺めるのだ。胡乱な目で。
 そして眺めた結果、真っ先に気が付くこと。トレイラーではシュトリゴンカラーだったので気が付かなかったけど、

 これって思った以上にX-02の兄弟機? 

 エメリアカラーになったおかげでよく分かるようになったけど、機首からキャノピー周り、胴体上面にかけては、フォルムがまるっきりX-02と同一。違いはキャノピーのフレーム形状、IRST(キャノピー前に追加されてるカプセルみたいなもの)の追加、ストレーキとの接続部(X-02はストレーキとの接続部に角度が付いてるけど、CFA-44は滑らかになっている)くらい。逆に明らかにX-02と違うのは、可変機構の無い(笑)デルタ翼と垂直尾翼から始まって、細身になったカナード、偏向パドルの付いたノズル、大型化したインテークなど。全体としては、デルタ翼化したX-02と言ってほぼ差し支えないでしょう。まあステキ。あ、でも、よくよく考えてみたら、X-02ではフライングブーム方式だった空中給油が、CFA-44ではコクピット脇のプローブを用いるプローブアンドドローグ方式に変わってます。あと、X-02ではF/A-22ラプターみたいに片側のみだった機関砲が、CFA-44ではコクピットの両サイド、計2門ついてます。あれ、実は意外と別物…?
 ちなみにX-02とのフォルムの類似については、アサルトレコードに一応の示唆があり。今作に登場する重巡航管制機アイガイオンの技術は、元はベルカ戦争・ベルカ事変でエストバキアに亡命してきた技術者からもたらされたことになっており、アサルトレコードに記載された人物の中には、ベルカ戦争後も当地の軍需産業(恐らくはノースオーシア・グランダーIG)とのパイプ役となったという人物もいる。グランダーIG経由でエストバキアにX-02の技術が流れても不思議ではない環境ではあるのだった。むむー。

 つうかこいつの真価は、特殊兵装ADMM(All Direction Multi-purpose Missile)の運用能力を有していることにある。トレイラーでも出てた、三方に放たれていた連発ミサイルですよ。ADMMをアクティブにすると、機体上面に2基、下面に1基のADMMミサイルポッドががしゃこんとセットアップ。発射すると計12発のミサイルが各々のターゲットに向かって射出!最初にADMMでロックオンしたときには、ありえない数のロックオンマーカに吹きました。だが対地対空問わずロックオンして吹き飛ばすその性能は外道の一言。まさにひとり支援要請。まあ正直今回は支援要請の総攻撃と釣り合い取るために地上物多すぎなのでこれくらいの性能がないと正直やってられな……いえ、なんでもないです。それよりADMMの最高のステキポイントは、発射時のコールがADMM専用のコール・ドライブになることかもだ。≪ガルーダ1、ドライブ!≫とか≪ドライブ!ドライブ!≫とかのコールと共に、ぶわっしゃーっとミサイルが飛んでいくのは壮観。ちなみに、僚機のシャムロックをCFA-44に乗せると、時々ちゃんとADMMを使用してくれます。ちゃんと力ちゃんの声≪ガルーダ2、ドライブ≫とコールしてくれます。ACE5のときは、仲間をファルケンに乗せても全くTLS使ってくれなかったのに、世界は進歩するものよのう…。まあ、タイミングよく攻撃指示しないと、シャムロックはろくにロックしないうちにぶっぱなすので、ADMM弾の大半が無駄弾になるわけですが(涙)。さすがは早漏王。いやそれゲーム違う。
 ちなみにもう一つの特殊兵装はEML(ElectroMagnetic Launcher)。いわゆるレールガン。ターゲットをピパーに入れて撃つと、次の瞬間にターゲット死亡。射程長ッ!ポジション的にはファルケンやモルガンのTLSと同じなので、使うのに少々テクニックがいるのも同様ですが、物理攻撃でごいんと殴る感覚がワタシの感性にジャストフィット。あと特殊コールのスラッシュ。≪ガルーダ1、スラッシュ!≫

 とはいいつつ、ぶっちゃけAC04のX-02ほどの入れ込みはないのでさくさくっと目をゲーム内容のほうに向けてみたらば、ミッション数がPS2以降では最小・ストーリー演出は割とグダグダ・ミッション対地攻撃多すぎと、なんだかとっても微妙な気分になること山の如し。特にストーリーの微妙さ加減は歴代トップレベルっていうかトレイラー詐欺だろアレ。CMで「マティルダーッ!」と絶叫していたおかーちゃんは、戦火の中のエメリアを一般人の視点から描いていくためのキャラだとばかり思ってたのに。事実序盤は娘を失ったまま国境の難民キャンプまで逃げ延びる、というAC04以来の一般人の目から見た戦争が描かれてたのでオゥケー!とか思ってたのに、「ラジオから娘の声が聞こえた!迎えにいかなきゃ!」と、来た道を引き返し始め、挙句エストバキア女性にヒッチハイクしてもらって田園風景の中をひたすら走り続けるロードムービーに。戦時下の荒んだ庶民の生活がたっぷり拝めると思っていたこのワタシの歪んだリビドーはどうしてくれる!いやそんなこと言われても。井上和彦のすごくいい声で「私は彼に対抗するために送り込まれてきたのですよ」とかおっしゃるパステルナーク少佐も、いかにもガルーダ隊のライバルポジションになりそうなキャラでありながら、実際にはうほっいい男的なつなぎ姿を披露した後、いきなり撤退するシュトリゴン隊を逃がすための囮として登場して即退場とか涙が出てきます。だがこいつらはまだいいよ!最悪なのは戦車兵三人組だよ!トレイラーの出番こそ少なかったものの、不敵な表情で「奴らの下にチャンスアリだ」とか言ってみたり、きっちり戦車砲を撃つシーンとかあったりして、歴代のシリーズでは影の薄かった地上部隊の意地を見せる気満々だったので、かなり期待してたのに、実際にはAWOLして戦車で銀行強盗するぜ!とか酷過ぎます。フロントミッション4といいこれといい、『スリー・キングス』にはミリタリー系ゲームのシナリオ作家を捕らえて離さない何かがあるのでせうか。しかも途中で存在自体がフェードアウトするし。もう泣くデスよ。とりあえず、戦車で走れるほど広くて頑丈なトンネルを掘削できるドニー・ドーチ銀行強盗団の底知れぬ土木能力に震え上がるわたくしなのだった。もう好きにして…。
 そんな中、ワタシの慰めとなったのは、石塚運昇のすごくいい声で独白するヴォイチェク中佐。中佐の出てくるムービーパートだけは余計な突っ込み入れずに安心して観られるよ!やっぱり女子供は戦場にいてはイカン!今時代は渋いナイスミドル!ヴォーイーチェク!ヴォーイーチェク!……そしてヴォイチェク中佐も、ものすごく必然性無く子供と一緒に城の地下に閉じ込められて何だか改心。ストーリー上のご都合時空が止まりません!にゃーッ!

 が、かつてAC04でリプレイをぼーっと眺めることを至上の暇潰しとし、ACE5のリプレイバグでナムコ死ねと呪詛を吐きまくったワタシとしては、とりあえず、

 次世代レベルの超美麗グラフィック
 ちゃんとミッション冒頭から再生されるリプレイ

…というだけでかなり満足してしまっているのであった。いや、これかなり重要よ?発売前のウリの一つであった次世代グラフィックは、これだけは本当に前口上通りで大変よろしく、しかも正直改善を期待していなかったリプレイも、ちゃんとミッション冒頭から完全再生とかしてくれてばんざーい。あとはこれでダウンロードコンテンツでX-02が来てさえくれればもう何も文句はありません。結局それかよ!
 あと、今回の戦場は、味方にもそれぞれ名前と個性があるのがいい味出してますですね。ウインドホバー・アバランチ・スカイキッドの戦闘機仲間や電子支援機スネークピット、地上にはワーロック・ドラゴンバスター等々の戦車隊など、正直、「仲間と飛び、仲間と戦う」というキャッチコピーは本作にこそふさわしいと思えますですよ。支援攻撃頼もしいし。でも、シュトリゴン隊とか、こっちのミサイルは散々超機動で避けるくせに、支援攻撃だとぽこぽこ落ちるのよね…。仲間強いよ…ガルーダが霞むくらい強いよ…。でもみんな「ガルーダは大した奴だ!」とかこっちを持ち上げるよ…。僕強くないよ…みんなが強いんだよ…あうあうあう…。

 そんなこんなのACE6でしたが、総論申し上げますと、グラフィックが超向上した以外は全くもっていつものエースコンバットでございましたですね、良くも悪くも。言いたくはないけどぶっちゃけマンネリだ。だが次回作があるならば、とりあえず、まともなストーリーを描ける人間を連れてきてください。いろんな人物の視点から多角的に世界を描きたいという意図は分かるんだけど、それを実現するための力量が明らかに足りてないデスよ…。壁突き破るためだけ戦車兵銀行強盗とかもうね。そろそろ1回エレクトロスフィア並みにはっちゃけて、AC04の亡霊から逃れるべきだとおもうんだ…。ゲーム本編はまだ調整の余地があると思われるものの(支援攻撃を前提とした地上物の多さはさすがにいただけないし)総じてなかなかの出来だけに惜しい。まあプロジェクトシルフィードよりは兆倍マシだがな!
 でもとりあえず、ダウンロードコンテンツにX-02が来たら全部許してしまいそうなワタシなのでした。やっぱそれか。ちゃんちゃん。

『God Of War 2』(ネタバレ編)

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 というわけで2007年5月14日現在、相変わらず「ハゲマッチョ」でGoogle検索すると一番上のウチのページ。ホンマ、レイトスさんの男性ホルモンは偉大やで...。で、そんなわたくしはGW以降、一足お先に北米版PS2でもってクレイトスさんの新たな冒険にずぶずぶだったのでありました。あ、でも残りの時間は『世界樹の迷宮』やってました。地下28Fまで降りて最下層まであと一歩だってのに、不意にギルドで引退祭りが勃発。気 がつけば、ウチの脳内ギルドで初代ギルドリーダーのパラ子さんを除いて、第一世代の冒険者が全員引退ですよ。第二世代の冒険者たちは、揃いも揃って第3層 で森林ガエルの死山血河でブラッドフェスティバルですよ。DSをぱたむと閉じた後、引退した冒険者たちに思いを馳せてみたらば、ソド男さんとケミ子さんは 一緒に第二の人生歩んでるし、レンジャーは樹海観光客の引率してるし、メディ子は町の片隅で開業医ですよ。妄想どうでしょう。いやどうもするな。

 ...久しぶりに話が明後日にずずずいとずれたので軌道修正。そんなこんなで日本未発売の『God of War 2』を金に物を言わせて(最低だ)無理矢理プレイしたわたくし。で、かっちりクリアしましたよわし。そんなわけで今回は、クレイトスさんの強まりっぷりから、もうちょっと何となく分かってきたストーリー、果ては現時点の日本においてはほとんど需要の無いボス攻略TIPSまで、比較的ネタバレ全開で行きたいと思います。一応コレ、ページのトップに来る記事なんですが。まさに外道。

■ すとーりー?
 アレスに代わってゴッド・オブ・ウォーになったクレイトスさんの職権乱用っぷりにゼウスがキレて、職権停止&ぷっすり処刑で冥界行き、というところまでは前回お話した通り。で、もうちょっとで地獄行き、というところで、夢枕にタイタン族のガイアおばさんが立ってごにょごにょクレイトスさんに神託したおかげで、クレイトスさんは野性のバイタリティであっさり復活するわけですが、肝心の、ガイアがクレイトスさんに何を言ったのかが全然聞き取れなくて(なにせ北米版なので英語だ)ふにゅーとしていたわたくし。が、何度か聞くうちにちょっと分かってきた。どうやらガイアおばさんは、クレイトスさんに対して「運命の三女神(Sisters of Fates)に会えば自分の運命を変えられる」的なことを言った模様。そんなわけでクレイトスさんは、ゴッド・オブ・ウォーをクビ&ゼウスにぷっすりで死亡、という自分の運命を変えるべく、運命の三女神の神殿目指して、ギリシャ神話における各種有名人を叩き殺しつつ吶喊することになったのでありました。まる。
 ...ちなみにギリシャ神話で言うところの運命の三女神というと、長女クロト(クローソー)、次女ラケシス、三女アトロポスの、いわゆるモイライ三姉妹というやつですね。そういえば冥界といえば、前作ではハデスの領域として散々苦しめられた文字通りの地獄でしたが、今回はさすがのクレイトスさんも嫌気がさしたと見えて、3分くらいであっさり這い上がれます。

■ くれいとすさん?
  クレイトスさんのメイン武器は、鎖の先に無骨な短刀を付けたATHENA'S BLADE(前作で言うところのBLADE OF CHAOS)で、こいつをぐるんぐるん振り回して戦うのは前作と同じ。だが今回のクレイトスさんは、パワーソースがオリュンポスベースからタイタン族ベー スになったせいか、高位の技が変化してます。というか、
 すげぇ使い安くなったぞクレイトスさん。
 使いやすさの最大要因はといえば、よく使う技のほとんどが、L1ボタン押しのガード状態から発動するようになったか ら。攻撃前はガードして落ち着いて敵のアタックを見切れるし、終わった後もL1離さなければガード状態に戻るので、攻撃に割り込まれなければ隙も少ない。 特にL1+□で発動するCYCLONE OF CHAOSは、地上空中問わず前作のMIGHT OF HERCULES以上に超優秀な範囲攻撃なので大助かり。□□△のPLUME OF PROMETHEUSは今回も健在なので、初期はPLUME OF PROMETHEUS、レベルが上がってきたら、雑魚敵はCYCLONE OF CHAOS、固い敵はL1+○の集中攻撃技・RAMPAGE OF THE FURIESか、PLUME OF PROMETHEUSのアッパーコンパチ、L1+△のTARTARUS RAGEで大抵の用は足ります。クレイトスさん...立派になって...。
 ちなみに前作同様、これ以外にも武器はいろいろありますのでちょっと紹介。さあ、いよいよ本格的なネタバレ時空に(涙)!

・BARBARIAN HAMMER
 脳~天~粉~砕~、バーバリアンハンマーッ!というわけで、とりあえず、デカいハンマー。クレイトスさんがぬふぅふぬぅとハンマーで敵を叩き潰しまくります。意外とザコを駆逐するのにイケてる感じが。あと、今回魔法にARMY OF HADES無いのかよ!と泣いてたワタシには朗報だったことに、同様の霊召還がBARBARIAN HAMMERのスペシャルパワーとして備わっていたのだった。でも前作みたいな圧倒的な攻撃力は感じられません(涙)。

・SPEAR OF DISTINY
 一般的にはキリストを刺したロンギヌスの槍のことを指す名称ですがたぶん何の関係もないです。長い槍。ぶんぶん振り回したり、先端からパワーウェイブを発生したりしますが、性能的には、なんつうか、名前負けしてないか...?

・BLADE OF XXXXXXX(←自主規制)
 一部名前を伏せてるのはクリア特典で入手の武器だから(笑)。まあ剣なんですが、その性能はクリア特典にふさわしく、外道の一言に尽きる。攻撃力はアホのように高いうえ、剣を振るたびに先端からエネルギー弾を発射する。L1+△のDIVINE RETRIBUTIONの攻撃力は、このゲームではもはやバランスブレイカー一歩手前な上、L1+○のDIVINE SACRIFICEに至っては、敵を拘束&レッドオーブ吸収。ありえへんて。前作のBLADE OF ARTEMISと基本特性はそう変わらないのに、この使えっぷりは一体何事か。頼りすぎると絶対腕が落ちる(笑)。

 ...そういや魔法のことをすっかり忘れてましたが、まぁ、名前がいろいろ変わってますが、矢・びりびり・石化・範囲攻撃という基本構成はなんにも変わってないので多い日も安心。ただ、ARMY OF HADESをレベルアップしておけば一事が万事事足りた前作と違って、今作は矢もそれなりに活躍するので、こまめにレベルアップしておくと吉。

■ なんいど?
 マイルドになった。
 これはちょっと驚いた。前作は死亡回数10回20回は当たり前、という具合だったのに、今回は割とさくさく進んでいける。と言っても、簡単になったわけでもありませんが。やっぱりハデスさんが一人で難易度押し上げてたのか。
  だが冒険の舞台のダイナミックっぷりは前作譲り。南海の神殿のスケールの巨大さとか、相変わらず唖然とさせられることしきり。オートでのカメラ視点も相変 わらずばっちり決まってるしね。今回はペガサスに乗っての空中戦なんてのもあるんですが、空中戦でのCSアタックにおけるクレイトスさんのハッスルっぷりは人智を超えてますですね。クレイトスさんのサバイバビリティはマジ異常...。あとタイタン族の皆さんはスケールでかいにも程があります。こっち見んな!

■ ぼす?
 前作からの一番の改善点はここかもだ。ワタシ個人はほとんど気にならなかったものの、前作におけるボス敵の少なさを指摘する声は枚挙に暇が無いくらい。そんな声を反映してか、今作では割とコンスタントにボスが出現するようになりました。でも半分くらいは人間サイズっちゅうか人間じゃん、とか言うヒトは嫌いです。ううううー。以下、わしのボスの攻略ポイントを簡単に。役に立つのかコレ...。

・コロッサス
  トレイラーとかでも出張ってきてる巨人。デカい。スゴい。前作のヒュドラのインパクトにも匹敵するわい...。最初の面は、面全体を通してこいつと戦うことに なる。とりあえず前半戦は、魔法でダメージを与えつつ、CSアタックに沿って戦えばよし。最後のテラスでの戦いは、まず手前に転がってる手首をR1で掴ん で投げつける。次は魔法でダメージを与える。その後は...まあ、がんばれ。剣を引っこ抜いたら、火炎放射(なのか?)の合間を縫って切りつければ終了。がんば。

・HORSEKEEPER

 STEED OF TIMEを守護してるらしいホースキーパー。馬に縁ありというからには、御者座の元にもなったアテネ王エリクトニウスかもしれないけど確認できず。うむぅ。ゴツい槍でちくちくしてきます。
  前半戦はガチの殴り合いなので、しっかりとL1でガードを固めて、コンボの合間を縫って着実に攻撃を入れていく。ある程度体力を減らすと、地面から氷の柱 を突き出してくるので、このときは距離をとって回避に専心。後半戦になると、相手は高台に陣取って、こちらに向けてエネルギー弾を連発してくる。普通の攻 撃は届かないので、回避→弓→回避→弓...の繰り返しでこまめにダメージを入れましょう。こっちの魔力が尽きてくると、相手はご丁寧にもミノタウロスを2体 召喚してくれるので、CSアタックでブチ殺せばブルーオーブで魔力回復ができます。最後はCSアタックでキメ。だが、最後は相手に飛びついてしがみ付くの ではなく、近くの地面で○をおせばOKなのに注意。気づかなかったワタシは、相手に回復のチャンスを何度も与えてしまい、危うく死に掛けました。だがその 分のお礼は最後にきっちり返すクレイトスさん。クレイトスさんは相変わらずむごい殺し方をなさる...。だがそれがいい。いいのか。

・バーバリアン
 クレイトスさんと因縁深い蛮族さんが登場。最初は馬に乗って弓を撃ってくるので、こちらも負けじと弓を撃つのが楽。馬から引き摺り下ろした後は...まあ、がんばれ。幽霊を召喚してくるので、そいつらを倒すと魔力回復できた...ような...気がした...ような...。魔力があればとりあえず弓でちくちくちく。最後はCSアタックで頭をぐしゃ。クレイトスさんは相変わらずむごい殺し方を(以下略)
 ...ちなみにこのボス戦の最中には、前作プレイヤーに対するちょっとしたファンサービスがあります。出てきた瞬間に速攻吹いたわたくし。アンタもつくづく運がないのう...。

・ケルベロス
 まあ、がんばれ。倒すとGOLDEN FLEECE入手。ソウヤー先生!ちなみにGOLDEN FLEECEは、敵の飛び道具をタイミングよくブロッキングすると、パリィ!と反射できる道具。以後、散々パリィパリィと跳ね返しまくることになるので、タイミングを身体で覚えるが吉。幸い、タイミングはそれほどシビアではないので、人生で一番難しかったゲームの一つに『パラッパラッパー』が燦然とランクインしているワタシでも安心。

・エウリュアレ
 英語で書くとEuryale。すみません、最初どう読んでいいのかすら分かりませんでした。つうかゴルゴン三姉妹のメデューサ以外の名前なんか知らねぇよ(涙)!と思ってGoogle検索したら、Fate/hollow ataraxiaには出てたらしいのね。あー...そうですかー...くすんくすん。ちなみにGoW世界におけるエウリュアレはツチノコ系デブです。
  戦闘スタイルは、最初こそしっぽでびたんびたんぶっ叩いてくる肉弾戦なものの、途中から、奥にある二本の柱に巻きついて、そこから石化ウェーブやエネル ギー弾を撃って来た挙句、最後はボディプレスの衝撃波、というコンボの繰り返しに。柱に巻きつかれると、弓以外の攻撃がほとんど不可能になる(無理に攻め ると石化されて終了)。というわけで、魔力があるうちは弓でちくちくすればいいけど、魔力が無くなったら、いよいよGOLDEN FLEECEによるパリングの出番。というか、まず石化ウェーブはパリング以外では防げません。で、エネルギー弾を2連続でパリングできれば撃ち返せま す。ただ、相当根気が要るので覚悟すること。ある程度ダメージを与えたら、CSアタックで柱を破壊できます。がんばれ。いやホントがんばれ。個人的には、 GoW2の中で一番いやらしいボス(涙)。

・ペルセウス
 最初は誰だかさっぱり分からなかったけど、ハデスの隠し兜をかぶったので誰だか分かったヒト。罠の部屋に閉じ込められて助けを求めていたという時点で大概情けないが、クレイトスさんも同じ罠にかかって閉じ込められたのを見るや「てめ、せっかく出られるかと思ったのに、同じ罠にかかっちゃ意味ないだろがファッキンガッデム!」的な悪態をついてきた挙句、不意にいや、これは神々が私に与えた試練なのだ。こいつを倒せば神々に認められるに違いない!というわけで死ね!」と一人合点して襲い掛かってくるガイキチさん。あー...お前は殺されても仕方ないや...。
  最初はハデスの隠し兜の効果で姿が見えないけど、よく見るとかすかに姿がぼやけて見えるので位置が分かる。下手に大技を狙うよりは、□単発の攻撃で少しず つダメージを与えていったほうが戦いやすい気が。ダメージを与えていくと姿が見えるようになるので問題なし。投石はパリングしてもいいけど、かわして近づ いてった方がいいような気がする。隠し兜などの神代の道具を躊躇なく踏み潰すクレイトスさんマジ野獣...。で、クレイトスさんに刃向かった者の常として、最後は無残な最期を遂げるのであった。ペルセウス...。ちなみに閉じ込められた部屋ですが、クレイトスさんは野性のヒトなので、さっさと壁をぶち破って出て行きました。

・イカロス
  ガイキチさんその2。翼がボロボロになってしまったので、運命の三女神になんとかしてもらおうと思ってるっぽい。が、クレイトスさんが無視して先に進もう としたのに腹を立てて襲い掛かってくるのであった。戦闘はCSアタックオンリーで進むので、落ち着いてボタンを押せばOK。最期はクレイトスさんに翼をむ しられて墜死。で、クレイトスさんはイカロスの翼による滑空能力を手に入れるのであった。ゲーム史において、マッチョが翼で滑空するのなんて、『アクトレイザー2 沈黙への聖戦』以来ではないだろうか。いや、あれも初代アクトレイザーの神様はアルカイックスマイルなスマート神像だったのに、続編になったら、シミュレーションパートがなくなった挙句、主人公が翼の生えたドルフラングレンになるとは思ってなかったよなぁ、ほんほんほん...。

・クラーケン
  これぞGoWの醍醐味!と言いたくなるような巨大ボス。キモカッコいいぜ!前半戦は、向かって左の触手を攻撃し、隠れてるプレッシャープレートを露出させ て、その上に死体を置くと、中央部の蒸気噴出孔が開くので、上昇気流に乗ってクラーケンの顔面を攻撃...の繰り返し。途中で2回、触腕を突き刺してくるの で、よじ登って節を破壊すると触腕を切断できる。左右の触腕を切断したら後半戦。左右の柱に巻きついてる触手を攻撃すると、クラーケンがずり落ちるので、 ずり落ちて露出した中央のレバーを引くと終了。グシャア!クレイトスさんは相変わらず(以下略)

・ラケシス&アトロポス
 やっとこさっとこ辿り着いた運命の三女神ですが、願いを聞いてくれない以上、クレイトスさんにとってはただの刃のサビなのだった。最初はラケシス。相手が近場にいるときは、相手の攻撃をガードしつつ普通に攻撃すればいいんだけど、相手が上空に浮き上がると例によって弓以外は届かなくなるので、結局パリィ!の攻撃反射が主力。が、ラケシスはこちらのパリングをさらにパリング返ししてくるので、時々卓球のラリー状態になります(笑)。そんなこんなでしばらく戦ってると、今度はアトロポスのマクー空間に引きずり込まれますが、ぶっちゃけ弱いのでさっさと弓なりなんなりで倒すが吉。で、最後はラケシスとアトロポスの複合攻撃。ラケシスのダウンを奪うと、ダウンの間だけAmulet of the Fatesが有効になるので、ザ・ワールドを発動させて、その間に鏡から飛び出してるアトロポスを叩いて鏡を破壊。終盤になると、ラケシスが柱状のエネルギーを飛ばしてくるけど、毎回同じところしか飛んでこないので、床の模様とかを目印にすればすりぬけるのはカンタン。たとえ片乳放り出した女神様でもクレイトスさんは容赦しないのであった。ぷすっ。

・クローソー
 女神...というか、タダの人智を超えた肉のかたまり。腕をぶるんぶるん振り回して攻撃してくるので、それだけならそれなりの強敵...かと思いきや、
 クソ弱い。
 あろうことか、このボス戦ではAmulet of the Fatesが使い放題なので、敵の攻撃はちーとも怖くないのであった。腕をダウンさせるたびに魔力回復できるし、HPを大幅回復できる仕掛けもあるし、なんでこんな終盤のボスがこんなに弱いんだ...。右側によじ登れる壁があることに気づけば、もう後は負ける方が難しいボス。スパルタンな難易度がウリのGoWなのに、ここのバランス調整してるときのSCEAサンタモニカスタジオに一体何があったんだ...(笑)。

・ラスボス
 とりあえず、ゲームの舞台がギリシャ神話でよかったと心底思えるラスボス。テロル的な意味で。これがもしイスラム教だったりした日にゃ、SCEAサンタモニカスタジオは爆弾テロか何かで地図の上から消えていてもおかしくないとおもいます。まぁ日本もY.H.V.H.を叩き殺したりするゲーム出したりしてるからどっこいどっこいかもだ。
 とりあえず等身大でサシになってからが本番。雷の矢は相手の最大のダメージソースなので全弾パリングが基本。パリングすると、直後にふぬぅはぬぅと肉体言語によるコンボが 来るので緊急回避で距離を取る。コンボのシメの衝撃波の直後に攻撃のスキがあるけれど、そんなに大きなスキではないので無理に攻めないほうが無難。最大の 攻撃チャンスは、相手が地面を這うパワーウェイブを2発撃った直後。パワーウェイブを普通にガード(パリングではない)した後、即L1+△で攻撃。途中、 相手が剣で攻撃してくるシーケンスがあるけど、剣の攻撃はどれも相手の真正面にしか放たれない、ということさえ踏まえておけば、後は攻撃範囲に不用意に踏み込まなければいい。実は剣持ったほうが弱いんじゃ。倒すと当然エンディングなんですが...って、何このクレイトスの戦いはこれからだ!SCEAサンタモニカ先生の次回作にご期待下さい!な終わり方(笑)!だが「THE END BIGINS」というウリ文句に忠実ではあるので、後味は意外とよかったわたくしなのだった。つうか、どう考えてもあの後はクレイトスさんによる蹂躙が始まったとしか思えないデスよ...ぬふぅ!

  そんなこんなで今回もきっちり楽しめましたですよGoW2。難易度がヌルくならない程度に万人向けになったのが好印象...だが、クレイトスさんは相変わらず の傍若無人っぷりなので、日本で出たらやっぱりCERO Zなんだろうなぁ...。つうかそもそも日本向けに移植してくれるのかGoW2。カプコンがローカライズしてくれた初代GoWも売り上げは悲惨らしいよ GoW。みんな初代もやろうよ!やってGoW2クレイトスさんも玄田哲章声で喋らせようよ!そうしないとストーリーの細かいところが分からなくてわしが困る。日本語版も買うつもりなのかわし。とっぺんぱらりのぷう。
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 クレイトスさんと結婚した!
 俺はクレイトスさんと結婚したぞ!

 するなよ。

 というわけで世間がGWのさなか、ワタシは秋葉原に行っていました。で、関東方面の方々と遊んだり遊ばれたりしながら帰ってきました。戦利品を持って。

 『God of War2』を。

  もちろんまだ日本では未発売です。つまり買ったのは英語バリバリの北米版です。いやだって前作だって結局売り上げ的には壊滅的だったのに、もう1回ローカ ライズしてくれるかどうか怪しいし、流れが次世代機に向いている昨今、ローカライズが終わる前にPS2自体が終わるやもしれぬ。だが北米版ソフトは北米版 PS2でないと動かない罠。というわけで、

 北米版PS2も買いました。

 これでGoW2は動くけれど、当然北米版PS2では日本のソフトは動きません。新しい本体マジクレイトスさん専用機...。つうかGoW2にぽんと3万強出すワタシは一体なんなのでしょう。アホですか。アホですね。

 というわけで今回のお題は、日本未発売ゆえに玄田哲章の吹き替えが完了するまで待ってられるか!と買ってしまった、海外版ゴッド・オブ・ウォー2のファーストインプレッション編でゴザイマス。ウチのページ史上初の、プレイ時間数時間でクリアなど全然ちっともさっぱりな状態での感想Death。終わったらまた追加で感想書くぞわし。
  で、とりあえず説明書(英語)を読んでみたんですが、日本の初代GoWの説明書と違って、ホントに説明オンリーで読み物的な楽しみはあんまり。でもギリ シャの神々一覧くらいは乗ってるんですが、ゼウスだのアテナだのの面子に加えて、普通にクレイトスさんが同列で記載されてて吹きました。まぁ確かにそりゃ そうなんだけど。だが「無法さと力への渇望はかつてのアレス以上」とか書かれてますよクレイトスさん!クレイトスさん...。

 でで、今回のストーリーは...なにぶん英語オンリーなので、絵ヅラと断片的に漏れ聞こえてくる単語を元にあやふやに判断するしかないんですが、

 戦 争中のスパルタ軍から加護を求められた元スパルタ軍隊長クレイトスさん。アテナの制止を振り切って、ゴッドオブウォーの職権乱用で地上へ降臨したはいいも のの、いい加減クレイトスさんの傍若無人っぷりに辟易していたゼウスに、その場で職権停止を喰らった挙句、ぷっすり処刑されて冥界行き。だが、捨てる神あ れば拾う神ありのノリでタイタン族のガイアに拾われてあっさり復活したクレイトスさんは、もう一度神様に返り咲いてやるぜーッ!と息巻いて頑張るのでし た...。

 みたいな感じっぽい。相も変わらず傍若無人すぎますクレイトスさん...。

 でもって、やっとこプレ イを始めるわたくし。システム面的には前作からの変更点はほとんどありませんです。発売前のトレイラーでは弓を持ったクレイトスさんの画像もあって武器シ ステムに何か変化が!? と思ったんですが、あれ、実際には前作の魔法の代替物です。今作のクレイトスさんは実質的にオリュンポスに反逆状態なので、前作のようにオリュンポスの神 々の加護は受けられないのですな。で、代わりにタイタン族のバックアップを受けているわけです。で、前作でのゼウスの矢を選ぶと、代わりに弓装備して敵を 撃つ、というわけで。まあ、弓自体はタイタンの一人から強奪したわけですが。他にも、前作のPOSEIDON'S RAGE(雷ビリビリ)がCRONOS'S RAGEになって、特性が微妙にライトニング波動砲チックになってたりしてました。前作で一番役に立ったARMY OF HADESは使えるのかなぁ...。
  システム的に完全に新規追加になったのは、Amulet of the Fatesメーター。ストーリーが進むと、従来の魔力ゲージの下に、黄色のAmulet of the Fatesメーターが追加されます。効果としては、発動中の間、周囲の時間の流れを遅くするという、なんだかとってもビューティフルジョーな効果。とはいえ実際には、画面上に特定のシンボルが出現している場合しか使えないので、実質的にはパズル解き専用のギミックと考えてよさそう。まあ時間止めてスマート&クールに戦うクレイトスさんなんて見たくないのでこれはこれでよいのかもだ。「HENSIN-A-GO-GO-BABY!!」とか言いながらマトリックス避けをするクレイトスさん...見たくNEEEEEEEEEE(笑)!

  で、結局一番変わったのはクレイトスさん自身の運動性能かも。トレイラーの中でも何度か出てきてたけど、今回はATHENA'S BLADE(=前作のBLADE OF CHAOS)でのロープアクションが追加。特に違和感もなく馴染めるあたり、さすがはこのスタッフだと感心。だが、前作でもあった壁をよじ登るシーケンス で、なんか壁を登ってったら、何とオーバーハングが出現。いくらクレイトスさんといえども、崖から突き出たオーバーハングは乗り越えるの無理なんじゃ...とか思ってたらクレイトスさん、オーバーハングに交互に剣ぶっ刺しながら、普通にぶらさりつつさくさく進んでゆかれました。今に始まったことじゃないけど、クレイトスさんのサバイバビリティは異常。本当に異常。

  ゲーム自体はまだ初めて数時間なんでどう転ぶか分からないけれど、前作でも大きな特徴だった、舞台の異常なスケール感や動きのダイナミックさは、今回も微 塵も損なわれてないっぽいのでその点は安心。つうか、例の初回ボスの巨像とか、前にムービーで見てたけどやっぱりスゴイいし、なんか今回は空中戦とかもしてるし。敵のグリフォンに飛び乗って敵兵を叩き落した上で、グリフォン自身の羽根ももぎ取って墜落させるのに、自分は大空に飛び出して自分のペガサスに無事着地、とか平気でやらかすクレイトスさんに、お前はどこの内家功夫の達人だとツッコまずにはいられません。初めて数時間でこれなんだから、これからどんなアグレッシブさを発揮するかと思うと楽しみでなりません。わくわく。

 ワタシのGoW2ファーストインプレッションはこんな感じ。今のところ、万人に押し付けてでも買わせたいPS2アクションゲームシリーズの 地位は不動也。でも今回のワタシみたいに、北米版PS2と北米版ソフトに手を出すなんてのは、誰でもできることではないので、SCEIかカプコンか、とに かくどこか心あるメーカーがちゃんとローカライズしてくれることを願って止みません。つうか、ローカライズしてくれないとストーリーが分からないのでワタ シも困る(笑)。もちろんわしは日本語版も買いますよ?どんだけクレイトス好きなんだわし。

『プロジェクト シルフィード』

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 つうか、一昔前には自分がXBOX360を買うなんて夢にも思ってなかったのですよ。全部サンドロットが悪いのです。全てはフォーリナーの陰謀です。『地球防衛軍3』が発売日1週間前にワタシの目に留まることさえなければッ...。仕方ないじゃないか!サンドロット仕事は、ヒューマンの『リモートコントロールダンディ』時代から、『鉄人28号』を除けば今まで全部フォローし続けてきたんデスよ?XBOX360を急遽購入する理由としては十分すぎる。で、結局買ったんですが、いやー楽しいですよ地球防衛。次世代機のグラフィックとか、グラフィックとは全く別の次元で鬼気迫る街の作りこみっぷりとか、ことあるごとに「EDF!EDF!」と大合唱しながら敵を殲滅する暑苦しさ満点のストーム隊の仲間たちとか。やはりサンドロットはいい仕事をする...!

 ここで時間はもれんもれんと遡ること半年ほど前。XBOX360 の購入に踏み切るチャンスはかつて一度あったのだ。それがゲームアーツとスクウェア・エニックスの共同仕事『プロジェクト・シルフ(仮)』の発表時。みん な目をそむけるけどワタシにとっては目に入れても痛くないPS2版シルフィード『シルフィード ザ・ロストプラネット』にメロメロなわたくしは、この情報をキャッチしたときから期待に胸膨らませまくっていたのだ。で、遂に公式サイトが公開され、ワクテカしながらサイトに特攻したわたくしの目に飛び込んできたのは、「伝説の妖精、再臨」というキャッチコピー(これはまあよし)と、スクエニお得意のポリゴーンキャラ、そして、SA-77シルフィードとは似ても似つかぬ装飾過多なデコトラ機体・デルタセイバーの姿なのだった。

 ヲヲヲ~(涙)!

 思わず松田勇作(なんじゃこりゃあ~!)の霊が憑依しそうになるが、とりあえず先入観はイカンと思い直すわたくし。そこで「デルタセイバーはカッコいい、デルタセイバーはカッコいい」と10回唱えて脳を再洗脳しようと試みるものの、その後試しにSA-77のフォルムを見てみた瞬間に洗脳解除。ああ...SA-77は良い...D型でもJ型でも良い...シンプルゆえに時代を越えて通用するスマートなフォルムだよ...はふぅ。駄目デス!デルタセイバーをカッコいいと認識するのをワタシの脳が拒否します!何このデコトラ。何でこんなゴテゴテ&ケバケバなんだ...。キャノピー部分とか、全体のフォルムとかに中途半端にSA-77のテイストが残ってるのがまた腹立つ!ぎにゅああおおおうううう!
 そして、そもそも何でそんなモンがこのシリーズのゲームに必要なのかすら疑問な登場人物紹介の項で再び衝撃。主人公名、カタナ・ファラウェイ。カタナ・ファラウェイ。いや、わしだって良い命名センスを持っているとはとても言えないけれど、言えないけれど...。なんだ、この名前を見た瞬間に覚える、中学時代に妄想を書きなぐった黒歴史ノートを今読み直してしまったような壮絶な恥ずかしさは。何このノーザンテラレイド・炎系に大ダメージ(炎系じゃなくて俺に大ダメージ!10年前の俺よ喜べ!この呪文はスゴイ威力だ!)種ガンダムで最初にキラ・ヤマトの名前を聞いたときにも大概にせえと内心思ったものだけれど、この名前のわし認識内におけるこっ恥ずかしさはそれすら上回る。ギョエエエ。一体いかなるステキセンスの持ち主なんだこれを考えた人間は。ギゴゴゴゴゴ。

 伝説の妖精再臨?
 してねぇよ(号泣)!

 というわけでワタシは、公式サイトの音楽だけは蝶カッコイイということのみ記憶に留め、後はきれいさっぱり忘れ去ったのでありました。かしこ。

 ここで時代は再び現在へ。かくして、地球防衛に先立ちXBOX360を購入したわたくしですが(余談だけれど、購入時についてくるXBOX360ロゴ入りの肩掛けバッグで本体を持ち帰らされるのは、どう考えても公開羞恥プレイと しか思えない)、ここで問題発生。『地球防衛軍3』の発売日までにはまだ1週間ほどあり、その間を何らかのゲームで埋める必要が出てきたのだ。いや1週間 くらい我慢しなさい、とツッコむ脳内の小人さんAを、小人さんB&Cが即座に撲殺した後、しばし考えるわたくし。そういえば、何か公式サイトの音楽だけは蝶カッコイイゲームがあったなぁ...。というわけで、急遽『プロジェクト・シルフィード』購入と相成ったのでありました。どっとはらい。

 そんなこんなでいつも通り壮絶に長い前フリを経て、今回のお題は、スクエニ製3Dシューティング in XBOX360な『プロジェクト・シルフィード』にゴザイマス。前印象は上記の通りスクエニの すごい 原作レイプだったわけですが、プレイしてみれば何かが変わるやもしれぬ。ぬぬぬぬぬ。
 だがメカスキーとして、とりあえず機体の話からさせてもらいますが、誰が何と言おうとデルタセイバーのデザインのダサさはガチ。嘘みたいだろ...メカデザ筆頭は米村孝一郎な んだぜ、それ...。メガCDからXBOX360の間に米村孝一郎に何があったのかと思わずにはいられません(涙)。いや、今回のゲームでは、機体に色々武装 をマウントしなきゃいけないから、旧来のSA-77では後方から機体を見た際のボリュームに欠けるとか、ゲームデザイン的に支障が出るというのは理解でき るんだ...。でも...これはいくら何でもあんまりだと思うんだ...。つうか、SA-77J Block60くらいでいいとおもうんだ...。くすん。すんすん。何と言うか、過剰に面を増やしたフォルムとか、ゲーム後半になればなるほど、機体が武装を装備しているというより、機体が武装に埋もれてると言った方が適切な過剰武装搭載っぷりとか、もうデルタセイバーの全身から漂う「ぼくのかんがえたさいきょうのせんとうき」臭は異常。つうか、何のための伝説の妖精再臨ですか。ギニャースッ!

 などと自分で自分を追い込んでションボリなどしつつゲーム本編なぞ始めてみたわけですが、これがなんと、

 ゲーム部分はガチ良作。

 なんと...これは嬉しい誤算。現状、コンシューマオリジナルで望める限り最高レベルの単純爽快宇宙戦闘が楽しめるス テッキー仕様なのであった。痩せても枯れても次世代機のXBOX360なので画質に関しては文句なしだし、シチュエーションもドッグファイトから、軌道エ レベータの宇宙港から離脱する民間船の護衛、敵味方入り乱れての艦隊戦等々、押さえるべきところはきっちり押さえたラインナップ。そんな中、一昔前だった らスターブレード風に、単なるライド形式で決まった飛行ルートに沿って飛びながら撃つだけだったところを、仲間とフォーメーションを組みながら、サイド ロールしたりリバーシブルマニューバしたりと自分で自由に飛びまわりつつガンガン攻撃できるだけでも次世代機パワーに戦慄を禁じ得ません。最初のうちは、敵味方のレーザーだの爆発だの飛行痕だので、戦場は極彩色のカオスと化して何が何だか訳わかめでしょうが大丈夫、じき慣れます。敵艦と平行な飛行コースをとりつつ、おもむろにブーストをカットして、慣性飛行しながら敵艦の横っ腹にすれ違いざまにボコボコ攻撃を叩き込むとかマジ男の子の夢。最高です。まぁワタシの場合、ブレイブハートのメルギブソンよろしく「フリィィィダァァァム!」とか叫びながらアフターバーナーで敵艦のどてっぱらに突っ込んでって激突して死ぬわけですが。あと、敵艦から攻撃喰らってボロボロになって、補給艦に一刻も早く合流してリペアしてもらおうと戦場から全速離脱した結果、「フリィィィダァァァム!」とか叫びながらアフターバーナーで味方補給艦のどてっぱらに突っ込んでって激突して死ぬとかいう場合も多々。駄目じゃないか...。
 ちなみにこのゲームの醍醐味は、1周クリアした後、強くてニューゲームな2周目でいきなりコルドロン50ロケット砲を装備して、敵の駆逐艦を鎧袖一触でがつがつ撃墜していくオーバーキルプレイにあると信じて疑わないわたくし。味方さえ平気で巻き込んで撃墜していくコルドロン50ロケット砲の威力に恐怖するがいい!あと、頑張って金貯めてロングスピアHBP買うと世界が変わります。具体的に言うとゲームがアヌビスZ.O.E化します。60発フルロックで多数の誘導レーザーが敵一個中隊くらいを平気で殲滅します。何そのジェフティ。さらにこのゲームには必殺技という概念があり、必殺技というネーミングセンスはアレですが、必殺技Lv1がメックだったら発熱過多で即作動停止手順な全武装フルバーストでステキです。まあ必殺技Lv2はシールド全開で敵に体当たり、Lv3は種割れて世界の時間の流れがスローモーに...とだんだんアレになっていくのですが。ギャース。

 あと、これだけいろいろできるのに、非常に良くまとまった操作系は特筆しておいても良いとおもうわたくし。ロックオンボタン一つとっても、長押しで最至近の敵に自動ロック、ダブルクリックで無条件に真正面の敵をロックと、少し操作すればすぐ慣れる割には非常に便利。特殊操作の割にビタイチ使えなかった『ACE COMBAT ZERO』のボアサイトには是非見習っていただきたい機能である。あと、視点スティックのクリックで、通常視点と、ロックオン敵を中央に置いた視点(『ス カイガンナー』のデフォ視点ですな)を交互に切り替えられるパドロック機能も、是非ともエースコンバットあたりに導入していただきたいと思うわたくし。プ ロジェクトシルフの場合は視点追従の後方ロックオンに多用するけど、エーコンでこの機能があったらドッグファイトが兆倍やりやすくなる。是非。是非。

 ...と、ここで話が終わりなら、このゲームはワタシ的神ゲー!でさくっと話はまとまるのだけれどそうは問屋が卸さない。つうか卸したかった...。皆さんに残念なお知らせです。ゲーム部分はかように楽しく面白いこの作品ですが、スクエニ成分により加味されたドラマムービーパートは終わってます。悪い意味で。
 いや、CGの美麗さとかの技術的な部分は何の問題もないでございますですよ?問題はシナリオ。ワタシがもっともいや~んと感じるシナリオは駄目なシナリオではない。毒にも薬にもならない無個性なシナリオなのだ。このゲームはその意味で凄いですぜ旦那。隅から隅まで、ここまでオリジナリティ皆無...というか、無な設定&シナリオにはそうそうお目にかかれるものではない。狙ってやってるのでなければ悲しすぎるぞこの没個性っぷりは。空疎な奇麗事をさえずるお人形のような主人公、どっかで見たようなニヒルなライバル、戦闘中はかしましいだけなのに、終盤いきなり主人公に「このままどこかへ逃げよう」とか言い出した挙句おもむろにちゅーするのと、最後主人公と抱き合ってみるのだけが存在意義のヒロイン、存在自体が死亡フラグな黒人軍曹キャラ、何か裏がありそうだけど実は単に既知外だった悪の親玉...。捻りも深みもナッシングなキャラクターが織り成す、捻りも深みもナッシングなドラマに、君は時の涙を見る。方向性こそ違えど、シナリオ面で心底「これは酷いと思ったのは『フロントミッション3』以来だ。まだ敵の親玉のドリス・イーガンが「私は宇宙の女王ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドリス・イーガンだ」とか言ったらまだ救いもあったのに。あるのかそれは。とりあえず、このドラマパートを監修した人間は...いや、そもそもこのゲームに人物ドラマパートを付けようなどと言い出した人間は、揃って歴史編纂曲のR・J・ディアン=テイラーさんに1万回説教されるといいと思います。いや、これは酷い。後味いいとか悪いとか以前に、後味がちっともさっぱり全く残らないという意味で酷い。このシナリオ考えた人間、客を楽しませようとか驚かせようとかいう物書きとしての矜持は無いんだろか。うーむむむむむ。

 などと、かような(スゲェ大きな)問題点はあるにせよ、宇宙戦闘シューティングとしてはかなりの出来なのでそっち系好きならば十分推奨。つうかムービー全部ぶっ飛ばしてブリーフィングだけ見ても、ゲーム進行上は全く問題ないしな!だが、次があるならば、組む先は選べよゲームアーツ...というか、選んでください...(涙)。

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