Game Review: 2007年アーカイブ

『ACE COMBAT 6 解放への戦火』

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 というわけで今回のお題は、Xbox360にプラットフォームを移して送る次世代エースコンバット『ACE COMBAT 6 解放への戦火』…のはずなんですが、イケてる架空機がいたらとりあえずその話をするという伝統に基づき(どこのだよ)、とりあえず架空機の話をします。当然ながら激ネタバレなので知りたくないヒトは即刻退避推奨。いやそんなもんトップページに書くなよ。だがワタシは謝らない。

 …というわけで、今回もちゃんとありました恒例の架空機。まあ今回のプレイヤー架空機は、トレイラーとかも全部チェックしてる熱心なファンなら既に目にしてるはず。つまるところ、ファーストトレイラーから話題になってたシュトリゴン隊のリーダー機ですよ。残念ながら(笑)、あれが今回のご褒美架空機です。正式名称は「CFA-44 Nosferatu(ノスフェラト)」。シュトリゴンも吸血鬼由来だし、あえて忌み名を付けて厄を落とす習慣でもあるのかエストバキア。つうか、「ノスフェラト」というカタカナ表記はゲーム中のそれにならいましたが、Nosferatuっつったら普通はノスフェラトゥと表記しはしまいか。まあノスフェラトゥと言われてワタシが真っ先に連想するのは、ラスボスがケンカキックしてくるSFCのプリンス・オブ・ペルシャ系アクションゲームなんですが。『ノスフェラトゥ』はどマイナーだが超名作だぞ!発売元がケムコか何かだったせいで悲しいほどにどマイナーだったけど、当時としてもアニメーション(ムービーじゃなくてキャラクターモーション的な意味で)やグラフィックの凄さは際立ってたし、スパルタンだがやり応えのあるゲーム内容もかなりのもの。ぬるぬる動くプレイヤーキャラに当時驚いたものでした。何度頑張ってもホーリータッチが出せなくてのう!つうか難易度はホントスパルタンでのう!最終面は何度泣きそうになったことか。今でもあれを自分がクリアできたことが信じられません。それだけに、ラスボスのドラキュラ伯爵のケンカキックには腹筋崩壊。あれだけ苦労してたどり着いた悪の親玉が、まさか主人公を蹴り倒してくるなんて…!しかも優雅さのかけらも無いケンカキックで…!途中で変化もするんですが、その姿がまるきりFC版ウィザードリィのワーバットで、その姿のショボさがまた涙を誘います。当時、悪魔城の方のドラキュラは、パズスになってみたりよく分からない怪獣になったりしてたのに。だがそのかけらも華の無い実利主義がまた良いのであった。……ってあれ、ワタシ今何のハナシしてたんだっけ?ああ、エースコンバットでしたね。

 というわけで今回のCFA-44ですが、トレイラーでは一瞬しか姿を拝むことができませんでしたが、プレイヤー機になってしまえば、ハンガーでじっくり視姦することが可能デス。特に今回のハンガーのディスプレイでは、スティックなどを動かすと、ゲーム中の操作に従って各種動翼やノズルがへこへこ動くというステキ仕様(視点移動は十字キーで行う)。さあ存分に眺めるのだ。胡乱な目で。
 そして眺めた結果、真っ先に気が付くこと。トレイラーではシュトリゴンカラーだったので気が付かなかったけど、

 これって思った以上にX-02の兄弟機? 

 エメリアカラーになったおかげでよく分かるようになったけど、機首からキャノピー周り、胴体上面にかけては、フォルムがまるっきりX-02と同一。違いはキャノピーのフレーム形状、IRST(キャノピー前に追加されてるカプセルみたいなもの)の追加、ストレーキとの接続部(X-02はストレーキとの接続部に角度が付いてるけど、CFA-44は滑らかになっている)くらい。逆に明らかにX-02と違うのは、可変機構の無い(笑)デルタ翼と垂直尾翼から始まって、細身になったカナード、偏向パドルの付いたノズル、大型化したインテークなど。全体としては、デルタ翼化したX-02と言ってほぼ差し支えないでしょう。まあステキ。あ、でも、よくよく考えてみたら、X-02ではフライングブーム方式だった空中給油が、CFA-44ではコクピット脇のプローブを用いるプローブアンドドローグ方式に変わってます。あと、X-02ではF/A-22ラプターみたいに片側のみだった機関砲が、CFA-44ではコクピットの両サイド、計2門ついてます。あれ、実は意外と別物…?
 ちなみにX-02とのフォルムの類似については、アサルトレコードに一応の示唆があり。今作に登場する重巡航管制機アイガイオンの技術は、元はベルカ戦争・ベルカ事変でエストバキアに亡命してきた技術者からもたらされたことになっており、アサルトレコードに記載された人物の中には、ベルカ戦争後も当地の軍需産業(恐らくはノースオーシア・グランダーIG)とのパイプ役となったという人物もいる。グランダーIG経由でエストバキアにX-02の技術が流れても不思議ではない環境ではあるのだった。むむー。

 つうかこいつの真価は、特殊兵装ADMM(All Direction Multi-purpose Missile)の運用能力を有していることにある。トレイラーでも出てた、三方に放たれていた連発ミサイルですよ。ADMMをアクティブにすると、機体上面に2基、下面に1基のADMMミサイルポッドががしゃこんとセットアップ。発射すると計12発のミサイルが各々のターゲットに向かって射出!最初にADMMでロックオンしたときには、ありえない数のロックオンマーカに吹きました。だが対地対空問わずロックオンして吹き飛ばすその性能は外道の一言。まさにひとり支援要請。まあ正直今回は支援要請の総攻撃と釣り合い取るために地上物多すぎなのでこれくらいの性能がないと正直やってられな……いえ、なんでもないです。それよりADMMの最高のステキポイントは、発射時のコールがADMM専用のコール・ドライブになることかもだ。≪ガルーダ1、ドライブ!≫とか≪ドライブ!ドライブ!≫とかのコールと共に、ぶわっしゃーっとミサイルが飛んでいくのは壮観。ちなみに、僚機のシャムロックをCFA-44に乗せると、時々ちゃんとADMMを使用してくれます。ちゃんと力ちゃんの声≪ガルーダ2、ドライブ≫とコールしてくれます。ACE5のときは、仲間をファルケンに乗せても全くTLS使ってくれなかったのに、世界は進歩するものよのう…。まあ、タイミングよく攻撃指示しないと、シャムロックはろくにロックしないうちにぶっぱなすので、ADMM弾の大半が無駄弾になるわけですが(涙)。さすがは早漏王。いやそれゲーム違う。
 ちなみにもう一つの特殊兵装はEML(ElectroMagnetic Launcher)。いわゆるレールガン。ターゲットをピパーに入れて撃つと、次の瞬間にターゲット死亡。射程長ッ!ポジション的にはファルケンやモルガンのTLSと同じなので、使うのに少々テクニックがいるのも同様ですが、物理攻撃でごいんと殴る感覚がワタシの感性にジャストフィット。あと特殊コールのスラッシュ。≪ガルーダ1、スラッシュ!≫

 とはいいつつ、ぶっちゃけAC04のX-02ほどの入れ込みはないのでさくさくっと目をゲーム内容のほうに向けてみたらば、ミッション数がPS2以降では最小・ストーリー演出は割とグダグダ・ミッション対地攻撃多すぎと、なんだかとっても微妙な気分になること山の如し。特にストーリーの微妙さ加減は歴代トップレベルっていうかトレイラー詐欺だろアレ。CMで「マティルダーッ!」と絶叫していたおかーちゃんは、戦火の中のエメリアを一般人の視点から描いていくためのキャラだとばかり思ってたのに。事実序盤は娘を失ったまま国境の難民キャンプまで逃げ延びる、というAC04以来の一般人の目から見た戦争が描かれてたのでオゥケー!とか思ってたのに、「ラジオから娘の声が聞こえた!迎えにいかなきゃ!」と、来た道を引き返し始め、挙句エストバキア女性にヒッチハイクしてもらって田園風景の中をひたすら走り続けるロードムービーに。戦時下の荒んだ庶民の生活がたっぷり拝めると思っていたこのワタシの歪んだリビドーはどうしてくれる!いやそんなこと言われても。井上和彦のすごくいい声で「私は彼に対抗するために送り込まれてきたのですよ」とかおっしゃるパステルナーク少佐も、いかにもガルーダ隊のライバルポジションになりそうなキャラでありながら、実際にはうほっいい男的なつなぎ姿を披露した後、いきなり撤退するシュトリゴン隊を逃がすための囮として登場して即退場とか涙が出てきます。だがこいつらはまだいいよ!最悪なのは戦車兵三人組だよ!トレイラーの出番こそ少なかったものの、不敵な表情で「奴らの下にチャンスアリだ」とか言ってみたり、きっちり戦車砲を撃つシーンとかあったりして、歴代のシリーズでは影の薄かった地上部隊の意地を見せる気満々だったので、かなり期待してたのに、実際にはAWOLして戦車で銀行強盗するぜ!とか酷過ぎます。フロントミッション4といいこれといい、『スリー・キングス』にはミリタリー系ゲームのシナリオ作家を捕らえて離さない何かがあるのでせうか。しかも途中で存在自体がフェードアウトするし。もう泣くデスよ。とりあえず、戦車で走れるほど広くて頑丈なトンネルを掘削できるドニー・ドーチ銀行強盗団の底知れぬ土木能力に震え上がるわたくしなのだった。もう好きにして…。
 そんな中、ワタシの慰めとなったのは、石塚運昇のすごくいい声で独白するヴォイチェク中佐。中佐の出てくるムービーパートだけは余計な突っ込み入れずに安心して観られるよ!やっぱり女子供は戦場にいてはイカン!今時代は渋いナイスミドル!ヴォーイーチェク!ヴォーイーチェク!……そしてヴォイチェク中佐も、ものすごく必然性無く子供と一緒に城の地下に閉じ込められて何だか改心。ストーリー上のご都合時空が止まりません!にゃーッ!

 が、かつてAC04でリプレイをぼーっと眺めることを至上の暇潰しとし、ACE5のリプレイバグでナムコ死ねと呪詛を吐きまくったワタシとしては、とりあえず、

 次世代レベルの超美麗グラフィック
 ちゃんとミッション冒頭から再生されるリプレイ

…というだけでかなり満足してしまっているのであった。いや、これかなり重要よ?発売前のウリの一つであった次世代グラフィックは、これだけは本当に前口上通りで大変よろしく、しかも正直改善を期待していなかったリプレイも、ちゃんとミッション冒頭から完全再生とかしてくれてばんざーい。あとはこれでダウンロードコンテンツでX-02が来てさえくれればもう何も文句はありません。結局それかよ!
 あと、今回の戦場は、味方にもそれぞれ名前と個性があるのがいい味出してますですね。ウインドホバー・アバランチ・スカイキッドの戦闘機仲間や電子支援機スネークピット、地上にはワーロック・ドラゴンバスター等々の戦車隊など、正直、「仲間と飛び、仲間と戦う」というキャッチコピーは本作にこそふさわしいと思えますですよ。支援攻撃頼もしいし。でも、シュトリゴン隊とか、こっちのミサイルは散々超機動で避けるくせに、支援攻撃だとぽこぽこ落ちるのよね…。仲間強いよ…ガルーダが霞むくらい強いよ…。でもみんな「ガルーダは大した奴だ!」とかこっちを持ち上げるよ…。僕強くないよ…みんなが強いんだよ…あうあうあう…。

 そんなこんなのACE6でしたが、総論申し上げますと、グラフィックが超向上した以外は全くもっていつものエースコンバットでございましたですね、良くも悪くも。言いたくはないけどぶっちゃけマンネリだ。だが次回作があるならば、とりあえず、まともなストーリーを描ける人間を連れてきてください。いろんな人物の視点から多角的に世界を描きたいという意図は分かるんだけど、それを実現するための力量が明らかに足りてないデスよ…。壁突き破るためだけ戦車兵銀行強盗とかもうね。そろそろ1回エレクトロスフィア並みにはっちゃけて、AC04の亡霊から逃れるべきだとおもうんだ…。ゲーム本編はまだ調整の余地があると思われるものの(支援攻撃を前提とした地上物の多さはさすがにいただけないし)総じてなかなかの出来だけに惜しい。まあプロジェクトシルフィードよりは兆倍マシだがな!
 でもとりあえず、ダウンロードコンテンツにX-02が来たら全部許してしまいそうなワタシなのでした。やっぱそれか。ちゃんちゃん。

『God Of War 2』(ネタバレ編)

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 というわけで2007年5月14日現在、相変わらず「ハゲマッチョ」でGoogle検索すると一番上のウチのページ。ホンマ、レイトスさんの男性ホルモンは偉大やで...。で、そんなわたくしはGW以降、一足お先に北米版PS2でもってクレイトスさんの新たな冒険にずぶずぶだったのでありました。あ、でも残りの時間は『世界樹の迷宮』やってました。地下28Fまで降りて最下層まであと一歩だってのに、不意にギルドで引退祭りが勃発。気 がつけば、ウチの脳内ギルドで初代ギルドリーダーのパラ子さんを除いて、第一世代の冒険者が全員引退ですよ。第二世代の冒険者たちは、揃いも揃って第3層 で森林ガエルの死山血河でブラッドフェスティバルですよ。DSをぱたむと閉じた後、引退した冒険者たちに思いを馳せてみたらば、ソド男さんとケミ子さんは 一緒に第二の人生歩んでるし、レンジャーは樹海観光客の引率してるし、メディ子は町の片隅で開業医ですよ。妄想どうでしょう。いやどうもするな。

 ...久しぶりに話が明後日にずずずいとずれたので軌道修正。そんなこんなで日本未発売の『God of War 2』を金に物を言わせて(最低だ)無理矢理プレイしたわたくし。で、かっちりクリアしましたよわし。そんなわけで今回は、クレイトスさんの強まりっぷりから、もうちょっと何となく分かってきたストーリー、果ては現時点の日本においてはほとんど需要の無いボス攻略TIPSまで、比較的ネタバレ全開で行きたいと思います。一応コレ、ページのトップに来る記事なんですが。まさに外道。

■ すとーりー?
 アレスに代わってゴッド・オブ・ウォーになったクレイトスさんの職権乱用っぷりにゼウスがキレて、職権停止&ぷっすり処刑で冥界行き、というところまでは前回お話した通り。で、もうちょっとで地獄行き、というところで、夢枕にタイタン族のガイアおばさんが立ってごにょごにょクレイトスさんに神託したおかげで、クレイトスさんは野性のバイタリティであっさり復活するわけですが、肝心の、ガイアがクレイトスさんに何を言ったのかが全然聞き取れなくて(なにせ北米版なので英語だ)ふにゅーとしていたわたくし。が、何度か聞くうちにちょっと分かってきた。どうやらガイアおばさんは、クレイトスさんに対して「運命の三女神(Sisters of Fates)に会えば自分の運命を変えられる」的なことを言った模様。そんなわけでクレイトスさんは、ゴッド・オブ・ウォーをクビ&ゼウスにぷっすりで死亡、という自分の運命を変えるべく、運命の三女神の神殿目指して、ギリシャ神話における各種有名人を叩き殺しつつ吶喊することになったのでありました。まる。
 ...ちなみにギリシャ神話で言うところの運命の三女神というと、長女クロト(クローソー)、次女ラケシス、三女アトロポスの、いわゆるモイライ三姉妹というやつですね。そういえば冥界といえば、前作ではハデスの領域として散々苦しめられた文字通りの地獄でしたが、今回はさすがのクレイトスさんも嫌気がさしたと見えて、3分くらいであっさり這い上がれます。

■ くれいとすさん?
  クレイトスさんのメイン武器は、鎖の先に無骨な短刀を付けたATHENA'S BLADE(前作で言うところのBLADE OF CHAOS)で、こいつをぐるんぐるん振り回して戦うのは前作と同じ。だが今回のクレイトスさんは、パワーソースがオリュンポスベースからタイタン族ベー スになったせいか、高位の技が変化してます。というか、
 すげぇ使い安くなったぞクレイトスさん。
 使いやすさの最大要因はといえば、よく使う技のほとんどが、L1ボタン押しのガード状態から発動するようになったか ら。攻撃前はガードして落ち着いて敵のアタックを見切れるし、終わった後もL1離さなければガード状態に戻るので、攻撃に割り込まれなければ隙も少ない。 特にL1+□で発動するCYCLONE OF CHAOSは、地上空中問わず前作のMIGHT OF HERCULES以上に超優秀な範囲攻撃なので大助かり。□□△のPLUME OF PROMETHEUSは今回も健在なので、初期はPLUME OF PROMETHEUS、レベルが上がってきたら、雑魚敵はCYCLONE OF CHAOS、固い敵はL1+○の集中攻撃技・RAMPAGE OF THE FURIESか、PLUME OF PROMETHEUSのアッパーコンパチ、L1+△のTARTARUS RAGEで大抵の用は足ります。クレイトスさん...立派になって...。
 ちなみに前作同様、これ以外にも武器はいろいろありますのでちょっと紹介。さあ、いよいよ本格的なネタバレ時空に(涙)!

・BARBARIAN HAMMER
 脳~天~粉~砕~、バーバリアンハンマーッ!というわけで、とりあえず、デカいハンマー。クレイトスさんがぬふぅふぬぅとハンマーで敵を叩き潰しまくります。意外とザコを駆逐するのにイケてる感じが。あと、今回魔法にARMY OF HADES無いのかよ!と泣いてたワタシには朗報だったことに、同様の霊召還がBARBARIAN HAMMERのスペシャルパワーとして備わっていたのだった。でも前作みたいな圧倒的な攻撃力は感じられません(涙)。

・SPEAR OF DISTINY
 一般的にはキリストを刺したロンギヌスの槍のことを指す名称ですがたぶん何の関係もないです。長い槍。ぶんぶん振り回したり、先端からパワーウェイブを発生したりしますが、性能的には、なんつうか、名前負けしてないか...?

・BLADE OF XXXXXXX(←自主規制)
 一部名前を伏せてるのはクリア特典で入手の武器だから(笑)。まあ剣なんですが、その性能はクリア特典にふさわしく、外道の一言に尽きる。攻撃力はアホのように高いうえ、剣を振るたびに先端からエネルギー弾を発射する。L1+△のDIVINE RETRIBUTIONの攻撃力は、このゲームではもはやバランスブレイカー一歩手前な上、L1+○のDIVINE SACRIFICEに至っては、敵を拘束&レッドオーブ吸収。ありえへんて。前作のBLADE OF ARTEMISと基本特性はそう変わらないのに、この使えっぷりは一体何事か。頼りすぎると絶対腕が落ちる(笑)。

 ...そういや魔法のことをすっかり忘れてましたが、まぁ、名前がいろいろ変わってますが、矢・びりびり・石化・範囲攻撃という基本構成はなんにも変わってないので多い日も安心。ただ、ARMY OF HADESをレベルアップしておけば一事が万事事足りた前作と違って、今作は矢もそれなりに活躍するので、こまめにレベルアップしておくと吉。

■ なんいど?
 マイルドになった。
 これはちょっと驚いた。前作は死亡回数10回20回は当たり前、という具合だったのに、今回は割とさくさく進んでいける。と言っても、簡単になったわけでもありませんが。やっぱりハデスさんが一人で難易度押し上げてたのか。
  だが冒険の舞台のダイナミックっぷりは前作譲り。南海の神殿のスケールの巨大さとか、相変わらず唖然とさせられることしきり。オートでのカメラ視点も相変 わらずばっちり決まってるしね。今回はペガサスに乗っての空中戦なんてのもあるんですが、空中戦でのCSアタックにおけるクレイトスさんのハッスルっぷりは人智を超えてますですね。クレイトスさんのサバイバビリティはマジ異常...。あとタイタン族の皆さんはスケールでかいにも程があります。こっち見んな!

■ ぼす?
 前作からの一番の改善点はここかもだ。ワタシ個人はほとんど気にならなかったものの、前作におけるボス敵の少なさを指摘する声は枚挙に暇が無いくらい。そんな声を反映してか、今作では割とコンスタントにボスが出現するようになりました。でも半分くらいは人間サイズっちゅうか人間じゃん、とか言うヒトは嫌いです。ううううー。以下、わしのボスの攻略ポイントを簡単に。役に立つのかコレ...。

・コロッサス
  トレイラーとかでも出張ってきてる巨人。デカい。スゴい。前作のヒュドラのインパクトにも匹敵するわい...。最初の面は、面全体を通してこいつと戦うことに なる。とりあえず前半戦は、魔法でダメージを与えつつ、CSアタックに沿って戦えばよし。最後のテラスでの戦いは、まず手前に転がってる手首をR1で掴ん で投げつける。次は魔法でダメージを与える。その後は...まあ、がんばれ。剣を引っこ抜いたら、火炎放射(なのか?)の合間を縫って切りつければ終了。がんば。

・HORSEKEEPER

 STEED OF TIMEを守護してるらしいホースキーパー。馬に縁ありというからには、御者座の元にもなったアテネ王エリクトニウスかもしれないけど確認できず。うむぅ。ゴツい槍でちくちくしてきます。
  前半戦はガチの殴り合いなので、しっかりとL1でガードを固めて、コンボの合間を縫って着実に攻撃を入れていく。ある程度体力を減らすと、地面から氷の柱 を突き出してくるので、このときは距離をとって回避に専心。後半戦になると、相手は高台に陣取って、こちらに向けてエネルギー弾を連発してくる。普通の攻 撃は届かないので、回避→弓→回避→弓...の繰り返しでこまめにダメージを入れましょう。こっちの魔力が尽きてくると、相手はご丁寧にもミノタウロスを2体 召喚してくれるので、CSアタックでブチ殺せばブルーオーブで魔力回復ができます。最後はCSアタックでキメ。だが、最後は相手に飛びついてしがみ付くの ではなく、近くの地面で○をおせばOKなのに注意。気づかなかったワタシは、相手に回復のチャンスを何度も与えてしまい、危うく死に掛けました。だがその 分のお礼は最後にきっちり返すクレイトスさん。クレイトスさんは相変わらずむごい殺し方をなさる...。だがそれがいい。いいのか。

・バーバリアン
 クレイトスさんと因縁深い蛮族さんが登場。最初は馬に乗って弓を撃ってくるので、こちらも負けじと弓を撃つのが楽。馬から引き摺り下ろした後は...まあ、がんばれ。幽霊を召喚してくるので、そいつらを倒すと魔力回復できた...ような...気がした...ような...。魔力があればとりあえず弓でちくちくちく。最後はCSアタックで頭をぐしゃ。クレイトスさんは相変わらずむごい殺し方を(以下略)
 ...ちなみにこのボス戦の最中には、前作プレイヤーに対するちょっとしたファンサービスがあります。出てきた瞬間に速攻吹いたわたくし。アンタもつくづく運がないのう...。

・ケルベロス
 まあ、がんばれ。倒すとGOLDEN FLEECE入手。ソウヤー先生!ちなみにGOLDEN FLEECEは、敵の飛び道具をタイミングよくブロッキングすると、パリィ!と反射できる道具。以後、散々パリィパリィと跳ね返しまくることになるので、タイミングを身体で覚えるが吉。幸い、タイミングはそれほどシビアではないので、人生で一番難しかったゲームの一つに『パラッパラッパー』が燦然とランクインしているワタシでも安心。

・エウリュアレ
 英語で書くとEuryale。すみません、最初どう読んでいいのかすら分かりませんでした。つうかゴルゴン三姉妹のメデューサ以外の名前なんか知らねぇよ(涙)!と思ってGoogle検索したら、Fate/hollow ataraxiaには出てたらしいのね。あー...そうですかー...くすんくすん。ちなみにGoW世界におけるエウリュアレはツチノコ系デブです。
  戦闘スタイルは、最初こそしっぽでびたんびたんぶっ叩いてくる肉弾戦なものの、途中から、奥にある二本の柱に巻きついて、そこから石化ウェーブやエネル ギー弾を撃って来た挙句、最後はボディプレスの衝撃波、というコンボの繰り返しに。柱に巻きつかれると、弓以外の攻撃がほとんど不可能になる(無理に攻め ると石化されて終了)。というわけで、魔力があるうちは弓でちくちくすればいいけど、魔力が無くなったら、いよいよGOLDEN FLEECEによるパリングの出番。というか、まず石化ウェーブはパリング以外では防げません。で、エネルギー弾を2連続でパリングできれば撃ち返せま す。ただ、相当根気が要るので覚悟すること。ある程度ダメージを与えたら、CSアタックで柱を破壊できます。がんばれ。いやホントがんばれ。個人的には、 GoW2の中で一番いやらしいボス(涙)。

・ペルセウス
 最初は誰だかさっぱり分からなかったけど、ハデスの隠し兜をかぶったので誰だか分かったヒト。罠の部屋に閉じ込められて助けを求めていたという時点で大概情けないが、クレイトスさんも同じ罠にかかって閉じ込められたのを見るや「てめ、せっかく出られるかと思ったのに、同じ罠にかかっちゃ意味ないだろがファッキンガッデム!」的な悪態をついてきた挙句、不意にいや、これは神々が私に与えた試練なのだ。こいつを倒せば神々に認められるに違いない!というわけで死ね!」と一人合点して襲い掛かってくるガイキチさん。あー...お前は殺されても仕方ないや...。
  最初はハデスの隠し兜の効果で姿が見えないけど、よく見るとかすかに姿がぼやけて見えるので位置が分かる。下手に大技を狙うよりは、□単発の攻撃で少しず つダメージを与えていったほうが戦いやすい気が。ダメージを与えていくと姿が見えるようになるので問題なし。投石はパリングしてもいいけど、かわして近づ いてった方がいいような気がする。隠し兜などの神代の道具を躊躇なく踏み潰すクレイトスさんマジ野獣...。で、クレイトスさんに刃向かった者の常として、最後は無残な最期を遂げるのであった。ペルセウス...。ちなみに閉じ込められた部屋ですが、クレイトスさんは野性のヒトなので、さっさと壁をぶち破って出て行きました。

・イカロス
  ガイキチさんその2。翼がボロボロになってしまったので、運命の三女神になんとかしてもらおうと思ってるっぽい。が、クレイトスさんが無視して先に進もう としたのに腹を立てて襲い掛かってくるのであった。戦闘はCSアタックオンリーで進むので、落ち着いてボタンを押せばOK。最期はクレイトスさんに翼をむ しられて墜死。で、クレイトスさんはイカロスの翼による滑空能力を手に入れるのであった。ゲーム史において、マッチョが翼で滑空するのなんて、『アクトレイザー2 沈黙への聖戦』以来ではないだろうか。いや、あれも初代アクトレイザーの神様はアルカイックスマイルなスマート神像だったのに、続編になったら、シミュレーションパートがなくなった挙句、主人公が翼の生えたドルフラングレンになるとは思ってなかったよなぁ、ほんほんほん...。

・クラーケン
  これぞGoWの醍醐味!と言いたくなるような巨大ボス。キモカッコいいぜ!前半戦は、向かって左の触手を攻撃し、隠れてるプレッシャープレートを露出させ て、その上に死体を置くと、中央部の蒸気噴出孔が開くので、上昇気流に乗ってクラーケンの顔面を攻撃...の繰り返し。途中で2回、触腕を突き刺してくるの で、よじ登って節を破壊すると触腕を切断できる。左右の触腕を切断したら後半戦。左右の柱に巻きついてる触手を攻撃すると、クラーケンがずり落ちるので、 ずり落ちて露出した中央のレバーを引くと終了。グシャア!クレイトスさんは相変わらず(以下略)

・ラケシス&アトロポス
 やっとこさっとこ辿り着いた運命の三女神ですが、願いを聞いてくれない以上、クレイトスさんにとってはただの刃のサビなのだった。最初はラケシス。相手が近場にいるときは、相手の攻撃をガードしつつ普通に攻撃すればいいんだけど、相手が上空に浮き上がると例によって弓以外は届かなくなるので、結局パリィ!の攻撃反射が主力。が、ラケシスはこちらのパリングをさらにパリング返ししてくるので、時々卓球のラリー状態になります(笑)。そんなこんなでしばらく戦ってると、今度はアトロポスのマクー空間に引きずり込まれますが、ぶっちゃけ弱いのでさっさと弓なりなんなりで倒すが吉。で、最後はラケシスとアトロポスの複合攻撃。ラケシスのダウンを奪うと、ダウンの間だけAmulet of the Fatesが有効になるので、ザ・ワールドを発動させて、その間に鏡から飛び出してるアトロポスを叩いて鏡を破壊。終盤になると、ラケシスが柱状のエネルギーを飛ばしてくるけど、毎回同じところしか飛んでこないので、床の模様とかを目印にすればすりぬけるのはカンタン。たとえ片乳放り出した女神様でもクレイトスさんは容赦しないのであった。ぷすっ。

・クローソー
 女神...というか、タダの人智を超えた肉のかたまり。腕をぶるんぶるん振り回して攻撃してくるので、それだけならそれなりの強敵...かと思いきや、
 クソ弱い。
 あろうことか、このボス戦ではAmulet of the Fatesが使い放題なので、敵の攻撃はちーとも怖くないのであった。腕をダウンさせるたびに魔力回復できるし、HPを大幅回復できる仕掛けもあるし、なんでこんな終盤のボスがこんなに弱いんだ...。右側によじ登れる壁があることに気づけば、もう後は負ける方が難しいボス。スパルタンな難易度がウリのGoWなのに、ここのバランス調整してるときのSCEAサンタモニカスタジオに一体何があったんだ...(笑)。

・ラスボス
 とりあえず、ゲームの舞台がギリシャ神話でよかったと心底思えるラスボス。テロル的な意味で。これがもしイスラム教だったりした日にゃ、SCEAサンタモニカスタジオは爆弾テロか何かで地図の上から消えていてもおかしくないとおもいます。まぁ日本もY.H.V.H.を叩き殺したりするゲーム出したりしてるからどっこいどっこいかもだ。
 とりあえず等身大でサシになってからが本番。雷の矢は相手の最大のダメージソースなので全弾パリングが基本。パリングすると、直後にふぬぅはぬぅと肉体言語によるコンボが 来るので緊急回避で距離を取る。コンボのシメの衝撃波の直後に攻撃のスキがあるけれど、そんなに大きなスキではないので無理に攻めないほうが無難。最大の 攻撃チャンスは、相手が地面を這うパワーウェイブを2発撃った直後。パワーウェイブを普通にガード(パリングではない)した後、即L1+△で攻撃。途中、 相手が剣で攻撃してくるシーケンスがあるけど、剣の攻撃はどれも相手の真正面にしか放たれない、ということさえ踏まえておけば、後は攻撃範囲に不用意に踏み込まなければいい。実は剣持ったほうが弱いんじゃ。倒すと当然エンディングなんですが...って、何このクレイトスの戦いはこれからだ!SCEAサンタモニカ先生の次回作にご期待下さい!な終わり方(笑)!だが「THE END BIGINS」というウリ文句に忠実ではあるので、後味は意外とよかったわたくしなのだった。つうか、どう考えてもあの後はクレイトスさんによる蹂躙が始まったとしか思えないデスよ...ぬふぅ!

  そんなこんなで今回もきっちり楽しめましたですよGoW2。難易度がヌルくならない程度に万人向けになったのが好印象...だが、クレイトスさんは相変わらず の傍若無人っぷりなので、日本で出たらやっぱりCERO Zなんだろうなぁ...。つうかそもそも日本向けに移植してくれるのかGoW2。カプコンがローカライズしてくれた初代GoWも売り上げは悲惨らしいよ GoW。みんな初代もやろうよ!やってGoW2クレイトスさんも玄田哲章声で喋らせようよ!そうしないとストーリーの細かいところが分からなくてわしが困る。日本語版も買うつもりなのかわし。とっぺんぱらりのぷう。
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 クレイトスさんと結婚した!
 俺はクレイトスさんと結婚したぞ!

 するなよ。

 というわけで世間がGWのさなか、ワタシは秋葉原に行っていました。で、関東方面の方々と遊んだり遊ばれたりしながら帰ってきました。戦利品を持って。

 『God of War2』を。

  もちろんまだ日本では未発売です。つまり買ったのは英語バリバリの北米版です。いやだって前作だって結局売り上げ的には壊滅的だったのに、もう1回ローカ ライズしてくれるかどうか怪しいし、流れが次世代機に向いている昨今、ローカライズが終わる前にPS2自体が終わるやもしれぬ。だが北米版ソフトは北米版 PS2でないと動かない罠。というわけで、

 北米版PS2も買いました。

 これでGoW2は動くけれど、当然北米版PS2では日本のソフトは動きません。新しい本体マジクレイトスさん専用機...。つうかGoW2にぽんと3万強出すワタシは一体なんなのでしょう。アホですか。アホですね。

 というわけで今回のお題は、日本未発売ゆえに玄田哲章の吹き替えが完了するまで待ってられるか!と買ってしまった、海外版ゴッド・オブ・ウォー2のファーストインプレッション編でゴザイマス。ウチのページ史上初の、プレイ時間数時間でクリアなど全然ちっともさっぱりな状態での感想Death。終わったらまた追加で感想書くぞわし。
  で、とりあえず説明書(英語)を読んでみたんですが、日本の初代GoWの説明書と違って、ホントに説明オンリーで読み物的な楽しみはあんまり。でもギリ シャの神々一覧くらいは乗ってるんですが、ゼウスだのアテナだのの面子に加えて、普通にクレイトスさんが同列で記載されてて吹きました。まぁ確かにそりゃ そうなんだけど。だが「無法さと力への渇望はかつてのアレス以上」とか書かれてますよクレイトスさん!クレイトスさん...。

 でで、今回のストーリーは...なにぶん英語オンリーなので、絵ヅラと断片的に漏れ聞こえてくる単語を元にあやふやに判断するしかないんですが、

 戦 争中のスパルタ軍から加護を求められた元スパルタ軍隊長クレイトスさん。アテナの制止を振り切って、ゴッドオブウォーの職権乱用で地上へ降臨したはいいも のの、いい加減クレイトスさんの傍若無人っぷりに辟易していたゼウスに、その場で職権停止を喰らった挙句、ぷっすり処刑されて冥界行き。だが、捨てる神あ れば拾う神ありのノリでタイタン族のガイアに拾われてあっさり復活したクレイトスさんは、もう一度神様に返り咲いてやるぜーッ!と息巻いて頑張るのでし た...。

 みたいな感じっぽい。相も変わらず傍若無人すぎますクレイトスさん...。

 でもって、やっとこプレ イを始めるわたくし。システム面的には前作からの変更点はほとんどありませんです。発売前のトレイラーでは弓を持ったクレイトスさんの画像もあって武器シ ステムに何か変化が!? と思ったんですが、あれ、実際には前作の魔法の代替物です。今作のクレイトスさんは実質的にオリュンポスに反逆状態なので、前作のようにオリュンポスの神 々の加護は受けられないのですな。で、代わりにタイタン族のバックアップを受けているわけです。で、前作でのゼウスの矢を選ぶと、代わりに弓装備して敵を 撃つ、というわけで。まあ、弓自体はタイタンの一人から強奪したわけですが。他にも、前作のPOSEIDON'S RAGE(雷ビリビリ)がCRONOS'S RAGEになって、特性が微妙にライトニング波動砲チックになってたりしてました。前作で一番役に立ったARMY OF HADESは使えるのかなぁ...。
  システム的に完全に新規追加になったのは、Amulet of the Fatesメーター。ストーリーが進むと、従来の魔力ゲージの下に、黄色のAmulet of the Fatesメーターが追加されます。効果としては、発動中の間、周囲の時間の流れを遅くするという、なんだかとってもビューティフルジョーな効果。とはいえ実際には、画面上に特定のシンボルが出現している場合しか使えないので、実質的にはパズル解き専用のギミックと考えてよさそう。まあ時間止めてスマート&クールに戦うクレイトスさんなんて見たくないのでこれはこれでよいのかもだ。「HENSIN-A-GO-GO-BABY!!」とか言いながらマトリックス避けをするクレイトスさん...見たくNEEEEEEEEEE(笑)!

  で、結局一番変わったのはクレイトスさん自身の運動性能かも。トレイラーの中でも何度か出てきてたけど、今回はATHENA'S BLADE(=前作のBLADE OF CHAOS)でのロープアクションが追加。特に違和感もなく馴染めるあたり、さすがはこのスタッフだと感心。だが、前作でもあった壁をよじ登るシーケンス で、なんか壁を登ってったら、何とオーバーハングが出現。いくらクレイトスさんといえども、崖から突き出たオーバーハングは乗り越えるの無理なんじゃ...とか思ってたらクレイトスさん、オーバーハングに交互に剣ぶっ刺しながら、普通にぶらさりつつさくさく進んでゆかれました。今に始まったことじゃないけど、クレイトスさんのサバイバビリティは異常。本当に異常。

  ゲーム自体はまだ初めて数時間なんでどう転ぶか分からないけれど、前作でも大きな特徴だった、舞台の異常なスケール感や動きのダイナミックさは、今回も微 塵も損なわれてないっぽいのでその点は安心。つうか、例の初回ボスの巨像とか、前にムービーで見てたけどやっぱりスゴイいし、なんか今回は空中戦とかもしてるし。敵のグリフォンに飛び乗って敵兵を叩き落した上で、グリフォン自身の羽根ももぎ取って墜落させるのに、自分は大空に飛び出して自分のペガサスに無事着地、とか平気でやらかすクレイトスさんに、お前はどこの内家功夫の達人だとツッコまずにはいられません。初めて数時間でこれなんだから、これからどんなアグレッシブさを発揮するかと思うと楽しみでなりません。わくわく。

 ワタシのGoW2ファーストインプレッションはこんな感じ。今のところ、万人に押し付けてでも買わせたいPS2アクションゲームシリーズの 地位は不動也。でも今回のワタシみたいに、北米版PS2と北米版ソフトに手を出すなんてのは、誰でもできることではないので、SCEIかカプコンか、とに かくどこか心あるメーカーがちゃんとローカライズしてくれることを願って止みません。つうか、ローカライズしてくれないとストーリーが分からないのでワタ シも困る(笑)。もちろんわしは日本語版も買いますよ?どんだけクレイトス好きなんだわし。

『プロジェクト シルフィード』

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 つうか、一昔前には自分がXBOX360を買うなんて夢にも思ってなかったのですよ。全部サンドロットが悪いのです。全てはフォーリナーの陰謀です。『地球防衛軍3』が発売日1週間前にワタシの目に留まることさえなければッ...。仕方ないじゃないか!サンドロット仕事は、ヒューマンの『リモートコントロールダンディ』時代から、『鉄人28号』を除けば今まで全部フォローし続けてきたんデスよ?XBOX360を急遽購入する理由としては十分すぎる。で、結局買ったんですが、いやー楽しいですよ地球防衛。次世代機のグラフィックとか、グラフィックとは全く別の次元で鬼気迫る街の作りこみっぷりとか、ことあるごとに「EDF!EDF!」と大合唱しながら敵を殲滅する暑苦しさ満点のストーム隊の仲間たちとか。やはりサンドロットはいい仕事をする...!

 ここで時間はもれんもれんと遡ること半年ほど前。XBOX360 の購入に踏み切るチャンスはかつて一度あったのだ。それがゲームアーツとスクウェア・エニックスの共同仕事『プロジェクト・シルフ(仮)』の発表時。みん な目をそむけるけどワタシにとっては目に入れても痛くないPS2版シルフィード『シルフィード ザ・ロストプラネット』にメロメロなわたくしは、この情報をキャッチしたときから期待に胸膨らませまくっていたのだ。で、遂に公式サイトが公開され、ワクテカしながらサイトに特攻したわたくしの目に飛び込んできたのは、「伝説の妖精、再臨」というキャッチコピー(これはまあよし)と、スクエニお得意のポリゴーンキャラ、そして、SA-77シルフィードとは似ても似つかぬ装飾過多なデコトラ機体・デルタセイバーの姿なのだった。

 ヲヲヲ~(涙)!

 思わず松田勇作(なんじゃこりゃあ~!)の霊が憑依しそうになるが、とりあえず先入観はイカンと思い直すわたくし。そこで「デルタセイバーはカッコいい、デルタセイバーはカッコいい」と10回唱えて脳を再洗脳しようと試みるものの、その後試しにSA-77のフォルムを見てみた瞬間に洗脳解除。ああ...SA-77は良い...D型でもJ型でも良い...シンプルゆえに時代を越えて通用するスマートなフォルムだよ...はふぅ。駄目デス!デルタセイバーをカッコいいと認識するのをワタシの脳が拒否します!何このデコトラ。何でこんなゴテゴテ&ケバケバなんだ...。キャノピー部分とか、全体のフォルムとかに中途半端にSA-77のテイストが残ってるのがまた腹立つ!ぎにゅああおおおうううう!
 そして、そもそも何でそんなモンがこのシリーズのゲームに必要なのかすら疑問な登場人物紹介の項で再び衝撃。主人公名、カタナ・ファラウェイ。カタナ・ファラウェイ。いや、わしだって良い命名センスを持っているとはとても言えないけれど、言えないけれど...。なんだ、この名前を見た瞬間に覚える、中学時代に妄想を書きなぐった黒歴史ノートを今読み直してしまったような壮絶な恥ずかしさは。何このノーザンテラレイド・炎系に大ダメージ(炎系じゃなくて俺に大ダメージ!10年前の俺よ喜べ!この呪文はスゴイ威力だ!)種ガンダムで最初にキラ・ヤマトの名前を聞いたときにも大概にせえと内心思ったものだけれど、この名前のわし認識内におけるこっ恥ずかしさはそれすら上回る。ギョエエエ。一体いかなるステキセンスの持ち主なんだこれを考えた人間は。ギゴゴゴゴゴ。

 伝説の妖精再臨?
 してねぇよ(号泣)!

 というわけでワタシは、公式サイトの音楽だけは蝶カッコイイということのみ記憶に留め、後はきれいさっぱり忘れ去ったのでありました。かしこ。

 ここで時代は再び現在へ。かくして、地球防衛に先立ちXBOX360を購入したわたくしですが(余談だけれど、購入時についてくるXBOX360ロゴ入りの肩掛けバッグで本体を持ち帰らされるのは、どう考えても公開羞恥プレイと しか思えない)、ここで問題発生。『地球防衛軍3』の発売日までにはまだ1週間ほどあり、その間を何らかのゲームで埋める必要が出てきたのだ。いや1週間 くらい我慢しなさい、とツッコむ脳内の小人さんAを、小人さんB&Cが即座に撲殺した後、しばし考えるわたくし。そういえば、何か公式サイトの音楽だけは蝶カッコイイゲームがあったなぁ...。というわけで、急遽『プロジェクト・シルフィード』購入と相成ったのでありました。どっとはらい。

 そんなこんなでいつも通り壮絶に長い前フリを経て、今回のお題は、スクエニ製3Dシューティング in XBOX360な『プロジェクト・シルフィード』にゴザイマス。前印象は上記の通りスクエニの すごい 原作レイプだったわけですが、プレイしてみれば何かが変わるやもしれぬ。ぬぬぬぬぬ。
 だがメカスキーとして、とりあえず機体の話からさせてもらいますが、誰が何と言おうとデルタセイバーのデザインのダサさはガチ。嘘みたいだろ...メカデザ筆頭は米村孝一郎な んだぜ、それ...。メガCDからXBOX360の間に米村孝一郎に何があったのかと思わずにはいられません(涙)。いや、今回のゲームでは、機体に色々武装 をマウントしなきゃいけないから、旧来のSA-77では後方から機体を見た際のボリュームに欠けるとか、ゲームデザイン的に支障が出るというのは理解でき るんだ...。でも...これはいくら何でもあんまりだと思うんだ...。つうか、SA-77J Block60くらいでいいとおもうんだ...。くすん。すんすん。何と言うか、過剰に面を増やしたフォルムとか、ゲーム後半になればなるほど、機体が武装を装備しているというより、機体が武装に埋もれてると言った方が適切な過剰武装搭載っぷりとか、もうデルタセイバーの全身から漂う「ぼくのかんがえたさいきょうのせんとうき」臭は異常。つうか、何のための伝説の妖精再臨ですか。ギニャースッ!

 などと自分で自分を追い込んでションボリなどしつつゲーム本編なぞ始めてみたわけですが、これがなんと、

 ゲーム部分はガチ良作。

 なんと...これは嬉しい誤算。現状、コンシューマオリジナルで望める限り最高レベルの単純爽快宇宙戦闘が楽しめるス テッキー仕様なのであった。痩せても枯れても次世代機のXBOX360なので画質に関しては文句なしだし、シチュエーションもドッグファイトから、軌道エ レベータの宇宙港から離脱する民間船の護衛、敵味方入り乱れての艦隊戦等々、押さえるべきところはきっちり押さえたラインナップ。そんな中、一昔前だった らスターブレード風に、単なるライド形式で決まった飛行ルートに沿って飛びながら撃つだけだったところを、仲間とフォーメーションを組みながら、サイド ロールしたりリバーシブルマニューバしたりと自分で自由に飛びまわりつつガンガン攻撃できるだけでも次世代機パワーに戦慄を禁じ得ません。最初のうちは、敵味方のレーザーだの爆発だの飛行痕だので、戦場は極彩色のカオスと化して何が何だか訳わかめでしょうが大丈夫、じき慣れます。敵艦と平行な飛行コースをとりつつ、おもむろにブーストをカットして、慣性飛行しながら敵艦の横っ腹にすれ違いざまにボコボコ攻撃を叩き込むとかマジ男の子の夢。最高です。まぁワタシの場合、ブレイブハートのメルギブソンよろしく「フリィィィダァァァム!」とか叫びながらアフターバーナーで敵艦のどてっぱらに突っ込んでって激突して死ぬわけですが。あと、敵艦から攻撃喰らってボロボロになって、補給艦に一刻も早く合流してリペアしてもらおうと戦場から全速離脱した結果、「フリィィィダァァァム!」とか叫びながらアフターバーナーで味方補給艦のどてっぱらに突っ込んでって激突して死ぬとかいう場合も多々。駄目じゃないか...。
 ちなみにこのゲームの醍醐味は、1周クリアした後、強くてニューゲームな2周目でいきなりコルドロン50ロケット砲を装備して、敵の駆逐艦を鎧袖一触でがつがつ撃墜していくオーバーキルプレイにあると信じて疑わないわたくし。味方さえ平気で巻き込んで撃墜していくコルドロン50ロケット砲の威力に恐怖するがいい!あと、頑張って金貯めてロングスピアHBP買うと世界が変わります。具体的に言うとゲームがアヌビスZ.O.E化します。60発フルロックで多数の誘導レーザーが敵一個中隊くらいを平気で殲滅します。何そのジェフティ。さらにこのゲームには必殺技という概念があり、必殺技というネーミングセンスはアレですが、必殺技Lv1がメックだったら発熱過多で即作動停止手順な全武装フルバーストでステキです。まあ必殺技Lv2はシールド全開で敵に体当たり、Lv3は種割れて世界の時間の流れがスローモーに...とだんだんアレになっていくのですが。ギャース。

 あと、これだけいろいろできるのに、非常に良くまとまった操作系は特筆しておいても良いとおもうわたくし。ロックオンボタン一つとっても、長押しで最至近の敵に自動ロック、ダブルクリックで無条件に真正面の敵をロックと、少し操作すればすぐ慣れる割には非常に便利。特殊操作の割にビタイチ使えなかった『ACE COMBAT ZERO』のボアサイトには是非見習っていただきたい機能である。あと、視点スティックのクリックで、通常視点と、ロックオン敵を中央に置いた視点(『ス カイガンナー』のデフォ視点ですな)を交互に切り替えられるパドロック機能も、是非ともエースコンバットあたりに導入していただきたいと思うわたくし。プ ロジェクトシルフの場合は視点追従の後方ロックオンに多用するけど、エーコンでこの機能があったらドッグファイトが兆倍やりやすくなる。是非。是非。

 ...と、ここで話が終わりなら、このゲームはワタシ的神ゲー!でさくっと話はまとまるのだけれどそうは問屋が卸さない。つうか卸したかった...。皆さんに残念なお知らせです。ゲーム部分はかように楽しく面白いこの作品ですが、スクエニ成分により加味されたドラマムービーパートは終わってます。悪い意味で。
 いや、CGの美麗さとかの技術的な部分は何の問題もないでございますですよ?問題はシナリオ。ワタシがもっともいや~んと感じるシナリオは駄目なシナリオではない。毒にも薬にもならない無個性なシナリオなのだ。このゲームはその意味で凄いですぜ旦那。隅から隅まで、ここまでオリジナリティ皆無...というか、無な設定&シナリオにはそうそうお目にかかれるものではない。狙ってやってるのでなければ悲しすぎるぞこの没個性っぷりは。空疎な奇麗事をさえずるお人形のような主人公、どっかで見たようなニヒルなライバル、戦闘中はかしましいだけなのに、終盤いきなり主人公に「このままどこかへ逃げよう」とか言い出した挙句おもむろにちゅーするのと、最後主人公と抱き合ってみるのだけが存在意義のヒロイン、存在自体が死亡フラグな黒人軍曹キャラ、何か裏がありそうだけど実は単に既知外だった悪の親玉...。捻りも深みもナッシングなキャラクターが織り成す、捻りも深みもナッシングなドラマに、君は時の涙を見る。方向性こそ違えど、シナリオ面で心底「これは酷いと思ったのは『フロントミッション3』以来だ。まだ敵の親玉のドリス・イーガンが「私は宇宙の女王ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドリス・イーガンだ」とか言ったらまだ救いもあったのに。あるのかそれは。とりあえず、このドラマパートを監修した人間は...いや、そもそもこのゲームに人物ドラマパートを付けようなどと言い出した人間は、揃って歴史編纂曲のR・J・ディアン=テイラーさんに1万回説教されるといいと思います。いや、これは酷い。後味いいとか悪いとか以前に、後味がちっともさっぱり全く残らないという意味で酷い。このシナリオ考えた人間、客を楽しませようとか驚かせようとかいう物書きとしての矜持は無いんだろか。うーむむむむむ。

 などと、かような(スゲェ大きな)問題点はあるにせよ、宇宙戦闘シューティングとしてはかなりの出来なのでそっち系好きならば十分推奨。つうかムービー全部ぶっ飛ばしてブリーフィングだけ見ても、ゲーム進行上は全く問題ないしな!だが、次があるならば、組む先は選べよゲームアーツ...というか、選んでください...(涙)。
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