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秋山完 の作品 『リバティ・ランドの鐘』 『ペリペティアの福音』 『ラストリーフの伝説』 『ファイアストーム −火の星の花嫁−』 『天象儀の星』 |
『ラストリーフの伝説』 惑星ラストリーフの冬の草原で、羊飼いのアイルは、極寒の中一人で歩いている少女フェンを助けた。最初は心を開かなかったフェンだったが、諍いのない惑星ラストリーフの人々は、アイルを含め皆お人よし。徐々に心を開いていくフェン。ハルシオンの草原で暮らすアイルとフェンは幸せだった。しかしそれは長くは続かない。惑星ラストリーフに、突如として恐ろしい災厄が訪れたのだ…。 秋山完の作品の中では最初期のもの…になるのかな。さすがに他の作品と比べると、展開の唐突さや性急さは否めませんですね。序盤の牧歌的な雰囲気と、後半の殺伐とした展開のギャップにとまどいまくるわたくし。いやホントに違いすぎ。びっくりぷう。 しかしそれでも痩せても枯れても秋山完なので(笑)、「どんな状況下に置かれても普通の人々の善性を信じる」的な作風は健在。それに、この作品は、秋山完には珍しくボーイ・ミーツ・ガールの傾向が強いので、そういうの好きな人はオススメかも…いや、ワタシのことなんスけどね(笑)。あと、フェンの能力…まるっきりスタンド…。 他の作品を読んで秋山完が好きになったら手にとってみるのが吉。 |
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