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ジェイムズ・P・ホーガン の作品 『星を継ぐもの』 『ガニメデの優しい巨人』 『巨人たちの星』 『創世紀機械』 『未来の二つの顔』 『断絶への航海』 『未来からのホットライン』 『造物主の掟』 『プロテウス・オペレーション』 『終局のエニグマ』 『内なる宇宙』 『マルチプレックス・マン』 『時間泥棒』 『インフィニティ・リミテッド』 『量子宇宙干渉機』 『造物主の選択』 『仮想空間計画』 『ミクロ・パーク』 『揺籃の星』 |
『巨人たちの星』 冥王星の彼方から、再びガニメアンからとおぼしき通信が届き始めた。ところが、通信はなんと地球側の標準データ転送コードを使用しており、文は英語だったのだ。意味するところはただ一つ。地球は遥か昔から監視されている…!通信元は宇宙の彼方のジャイアンツ・スターに移住したガニメアンの末裔。しかし何かがおかしい。権謀術数とは無縁なはずのガニメアンが何かを隠しているようなのだ。さらに、通信内容は現実の状況とはかけ離れた認識を示していた。やがて明らかになる陰謀とは…。 『星を継ぐもの』、『ガニメデの優しい巨人』と続いてきたガニメアン3部作の完結編。完結編だけあって、お話はもう山あり谷ありの面白さ。のっけから権謀術数渦巻きまくり(笑)。地球を監視してきた謎の監視機構の目をくぐって極秘裏にコンタクトしてきたガニメアンの一派、コンタクトする人類側も一枚岩ではなく、状況は地球から旅立った<シャピアロン>号のガニメアンすら巻き込んで動き出す。ガニメアン、人類双方の間で暗躍してきた謎の地球監視機構の正体とは?展開が次から次へとダイナミックに動いていくので飽きさせません。人類側もアメリカ、ソビエトの頃の話なのでいろいろ複雑だし。でも、ペイシーとソブロスキンのくだりはいいよなぁ。「君は一敗地にまみれたといったね。それは違う!」のシーンで思わず泣き入るわたくし(笑)。 しかし、この作品の醍醐味といったら、何と言っても後半の「架空戦争」でしょう。遂に牙をむいた敵の擁する戦力は、地球を滅ぼすことすらできる大艦隊。かたやガニメアン・地球人にあるのは、なんと丸腰の<シャピアロン>号が一隻のみ。ところがどっこい、ガニメアン・地球人連合は、知恵と勇気とハッタリだけで敵に立ち向かってしまうのだ。もうだめかと思われた絶対的劣勢から一気に大逆転!いやはや、痛快無比とはまさにこのこと! いろんな要素をまとめて大団円になだれ込む、完結編にふさわしい逸品。これだからガニメアン3部作はやめられねぇ(笑)。大のオススメだ! |
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