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ガニメデの優しい巨人
 
ジェイムズ・P・ホーガン
『ガニメデの優しい巨人』
池 央耿 訳
創元SF文庫・663-02
ISBN4-488-66302-8
534円

ジェイムズ・P・ホーガン
の作品

『星を継ぐもの』
『ガニメデの優しい巨人』
『巨人たちの星』
『創世紀機械』
『未来の二つの顔』
『断絶への航海』
『未来からのホットライン』
『造物主の掟』
『プロテウス・オペレーション』
『終局のエニグマ』
『内なる宇宙』
『マルチプレックス・マン』
『時間泥棒』
『インフィニティ・リミテッド』
『量子宇宙干渉機』
『造物主の選択』
『仮想空間計画』
『ミクロ・パーク』
『揺籃の星』


『ガニメデの優しい巨人』

 前作『星を継ぐもの』で、見事ルナリアンの起源の謎を解き明かしたハントとダンチェッカー。現在彼らは、木星の衛星ガニメデで発見された、2500万年前の異星人…ガニメアンの宇宙船の調査にたずさわっている。この宇宙船の持ち主だったガニメアンは、今は無きルナリアンの本星ミネルヴァとも縁が深いらしいのだ。そんなある時、ハントたちのいるガニメデ基地に向かって、深宇宙から未確認の飛行物体が接近してくる。宇宙船とドッキングを果たした人類側が中で見たのは…はるか昔にミネルヴァを旅立ち、相対論的時差のために現代のこの時間に戻ってきた、ほかならぬガニメアンであった…!

 ガニメアン3部作の2作目である本作は、異星人ガニメアンとのファーストコンタクトが物語の中心。ファーストコンタクトの形態に数あれど、ホーガンの書くそれはかなり友好的。っていうか、タイトル通り、ガニメアンは優しくて理知的な種族なので、読んでて思わず微笑みたくなるような礼節と思いやりあふれるファーストコンタクトなのだった。異星種族と出会ったらとりあえずドンパチ、という作品が多い昨今、こういう友好的なコンタクトだとほっとしますですね。活力に満ち満ちた地球の様子を見たときのガニメアンの驚く様子もよく書けてて良。
 むろんホーガンなので(笑)、前作に引き続き謎解きの楽しみもあります。今度の謎は進化の謎。謎が解けたときに分かるガニメアンの行為の真意とかはちょっと泣かせるなぁ…。

 ファーストコンタクト・ホーガン風味に興味アリならオススメ!…と言いたいところだけど、3部作の真ん中なので終わりはもう後に引く引く。でも3部作完結編『巨人たちの星』もすげぇ面白いので、悪いこと言わんからついでに読みなさいって(笑)。
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