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未来の二つの顔
 
ジェイムズ・P・ホーガン
『未来の二つの顔』
山高 昭 訳
創元SF文庫・663-05
ISBN4-488-66305-2
728円

ジェイムズ・P・ホーガン
の作品

『星を継ぐもの』
『ガニメデの優しい巨人』
『巨人たちの星』
『創世紀機械』
『未来の二つの顔』
『断絶への航海』
『未来からのホットライン』
『造物主の掟』
『プロテウス・オペレーション』
『終局のエニグマ』
『内なる宇宙』
『マルチプレックス・マン』
『時間泥棒』
『インフィニティ・リミテッド』
『量子宇宙干渉機』
『造物主の選択』
『仮想空間計画』
『ミクロ・パーク』
『揺籃の星』


『未来の二つの顔』

 「未来の二つの顔」。ダイアー博士は人工知能の世界的権威。ところが、月面基地で人工知能の思わぬ能力の飛躍による事故で人があやうく殺されかける。地球上を覆う人工知能ネット網に対する論議がまっぷたつに分かれる中で、ダイアーはある提言をし、それは実行に移される。果たして人工知能は人類の敵なのか、味方なのか。
 ああ、読んで欲しい。ここで展開される人工知能論は現実に即したもので、多分現実でも人工知能基礎として十分通用するはずだ。ハードSFだと、知識をひけらかすあまり、基本的な面白さを犠牲にしているものが多いが、この本に関してはその心配はご無用。ラストに向けて指数関数的にテンションが上がっていく。そしてとどめにラストが……美しい。ビジュアル的な美しさという意味ではない。人工知能ものならかくあるべしという最高のラスト。発表された時期は多少古いが、古びていない。読めぇぇ!

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