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岩本隆雄 の作品 『星虫』 『鵺姫真話』 『イーシャの舟』 『ミドリノツキ』 |
『ミドリノツキ』 ゴールデンウィーク明けの豊野高校のグラウンドに、空から銀色の物体が降ってきた。長さ1.5メートル、直系5センチほどのその棒状の不思議な物体…しかし、1年生の民田尚顕には見覚えがあった。直前に見た奇妙な夢の中で登場した物体にそっくりだったのだ。やがて、その物体は世界中のいたるところに出現したことが明らかになる。そして尚顕は、夢の中でであった少女探しから、世界規模の騒動の渦中へと巻き込まれ…。 『星虫』『鵺姫真話』『イーシャの舟』の一連のシリーズに区切りをつけて再出発した岩本隆雄の最新刊。結局全3巻構成になってしまったので、3巻目が出た時点でまとめて購入&読み。新シリーズもこりゃ楽しみだ、と勇んで読んではみたものの。 …うーん。
出来は悪くないんだけど、今までの3部作の出来がよかっただけに、正直、今回は辛めの感想になっちゃうなぁ。なんというか、散漫。3巻構成になっただけあって、色々なエピソードや伏線が詰まってはいるんだけど、それぞれのエピソードが自己完結しちゃってたり、伏線が効果的に処理されないまま流れてしまってたりして、話の流れやテンポが細切れになっちゃってる印象を受けてしまいますです。結果、カタルシス弱し。あと、今までの作品は、登場人物全員が適度に話に絡んできて物語を引き締めてたのに、今回は序盤でいきなり登場人物が大量登場しちゃったせいか、個々のキャラ付けが弱い弱い。クラスメートとかも、犬猿の仲の委員長とかも出てきてさぁここからどんなエピソードが、と思ってたらさっくり流れちゃうし、タワーバードも個人的には正直いまいちだったしなぁ。展開も、下巻に至ってなんか無理な方針変更でもあったのか、と思えるくらい唐突なところがあったしなぁ。『鵺姫真話』あたりの緻密な伏線っぷりはどうしたんだろか…。 |
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上巻を |
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