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ワイルド・カード1 大いなる序章(上巻) ワイルド・カード1 大いなる序章(下巻)
 
ジョージ・R・R・マーティン編
『ワイルド・カード1 大いなる序章』
黒丸尚・他 訳
創元SF文庫・703-01, 703-02
ISBN4-488-70301-1, ISBN4-488-70302-X
上巻660円, 下巻583円

ワイルド・カード
シリーズ

『ワイルド・カード1 大いなる序章』
『ワイルド・カード2 宇宙生命襲来』
『ワイルド・カード3 審判の日』


『ワイルド・カード1 大いなる序章』

 ある日、マンハッタン上空で異星人のウイルスが炸裂した。これに感染した人間は9割が死亡、生き残った人間も内9割が奇怪な姿の人間「ジョーカー」になってしまった。しかし残りの1割の人間「エース」は姿はそのままで素晴らしい超能力を見につけた。混沌と化した街ニューヨークでのヒーローたちの活躍!さすがにキャラクター造形が素晴らしい。女好きのテレパス宇宙人「ドクター・タキオン」、念動力で車にとじこもって戦う「無敵の勇者タートル」、ポン引きのタントラ魔術士「フォーチュネイト」など、つきぬけたやつらがてんこもり。あとがきにもあるが、全員がヒーローものにありがちな人畜無害のキャラクターでなく、どこか負い目があるというところもいい。
 さて、この本はワイルド・カード・シリーズの導入部的意味合いの強い第一作目。だいたい一つの短編が一つのキャラクターに割り当てられている。僕のお気に入りの収録作品は、少年戦闘機乗りのジェットボーイの話にからめて、ワイルド・カード・ウイルスが飛散するまでの経緯を描いた「ブロードウェイ上空30分」、マッカーシイの赤狩りをエース狩りに置き換えた「証人」、無敵の勇者タートル初登場の「シェル・ゲーム」といったところ。孤高の狩人ダニエル・ブレナンの「狩人来る」も捨て難い。やっぱり、まずはここから読み始めるべきでしょう。

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