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さよならダイノサウルス
 
ロバート・J・ソウヤー
『さよならダイノサウルス』
内田昌之 訳
ハヤカワ文庫SF1164
ISBN4-15-011164-2
621円

ロバート・J・ソウヤー
の作品

『ターミナル・エクスペリメント』
『さよならダイノサウルス』
『スタープレックス』
『フレームシフト』
『ゴールデン・フリース』
『フラッシュフォワード』


『さよならダイノサウルス』

 なんか、感触が「懐かしい」ぞ、この本。
 全体から受ける印象が、なんかすごく50年代ぐらいのSF。この本を読んでると小学生のときに学校の図書室で読んだジュヴナイルSF群を思い出す。きわめてタイムマシン然とした(なんだそりゃ)タイムマシンとか、恐竜の世界をさまようとか、まんまハル・クレメントの「20億の針」な宇宙人とか、出てくるシチュエーションが、いちいち僕の大脳皮質のふるーいふるーい記憶(ああ、小学校の図書室で読んだあの頃のSFは無邪気で楽しかったなあ・爆)を刺激する。現代SF風の味付けがなかったら、頭が過去の世界に回帰したまま戻ってこなかったかも。ああ恐ろしや。
 あとがきで、訳者が伏せ字まで駆使してネタバレを防ごうとしているので(別にそこまでして隠すほどのこともないと思うけど)内容には深く触れない。というより、こちらも現在、この本のおかげで、脳の奥深くに封印されていた、幼少のみぎりに目を通したSFの記憶の数々があふれ出してしまっている(核爆)ので、もうどうしようもないという方が正しいか。執筆されたのが1994年とは思えないほど、古き良き昔の雰囲気をたたえた小説。僕には、もはやそういう風にしか受け取れないのでした。ぺこり。「地底探険船ポーラ・ボーラ」(知ってる奴いるのかこの映画)と「恐竜百万年」の論理積をとったら真が返ってくるようなディープな方ならば、今の僕の気分を理解できるかも。いや、したくないか。

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