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F・ポール・ウィルスン の作品 『黒い風』 『ザ・キープ』 『触手(タッチ)』 『ナイトワールド』 『ホログラム街の女』 『マンハッタンの戦慄』 『聖母の日』 『神と悪魔の遺産』 |
『マンハッタンの戦慄』 ナイトワールド・シリーズ第2弾。他のナイトワールド・シリーズは、本屋を数件巡ればすぐにそろえられるけど、なぜかこの「マンハッタンの戦慄」だけは、どこを見ても見つからない(涙)。が、「Leftovertrue」のやまなださんのご厚意により入手。どもです。 マンハッタンで裏家業を営む<始末屋>ジャックの元を、インドの外交官と名乗る奇妙な男、クサムが訪れる。家宝のネックレスが強盗に奪われたので、ジャックに取り返してほしいのだという。また、ジャックの別れたかつての恋人ジーアからは、富豪ウェストファーレン家の老女の失踪事件を依頼される。謎を追うジャックだが、やがてその目の前には言語を絶する怪物の影が…。 相変わらず話の運び方はうまいねぇウィルスン。ついつい、ぐいぐいっと読み進まされちゃうんだよなぁ。今回も、謎のインド人や小瓶、そして謎のネックレスなどを絡めて話を引っ張ってます。合間合間に挿入される、ウェストファーレン家の御先祖のエピソードもいい感じ。太古の魔物ラコシは、船倉の暗闇の中でたむろってる絵がこわいっす。やっぱモダンホラー系エンターテイメント書かせたらいい仕事するわ、この人。 それだけに、今痛切に思ってるのが「『ナイトワールド』読まなきゃよかった…」という(笑)。当然「ナイトワールド」は、時間的には「マンハッタンの戦慄」の後になるので、ナイトワールド読んだ身には、ネックレスの謎が謎じゃねぇ(涙)!この作品ではネックレスは重要な小道具なのに、最初からその効能を知ってたらそりゃアンタ…。うう。でも、「ナイトワールド」は傑作なんで、見つかりにくい「マンハッタンの戦慄」を先に読むために買い控えるってのもちょっとアレだし…。うむむむむ。あと、ジャック、あんたそんな別れた女に未練たらたらなヒトだったのか…ちょっと義憤過剰な気もするし…これは人間味あふれてると見るべきなんだろーか(笑)。でも、ラストにクサムの前に出てくるジャックはカッコいいぞ。ケリの付け方も始末屋らしいっすね。人間、手段を選んではいけませんね(笑)。 ともかく、読んだ分は確実に楽しませてくれるから読んで損はないぞ。特に、幸運にも「ナイトワールド」を読む前にこの本に巡り合えたら、ナイトワールドともどもレジに持っていくが吉! |
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上巻を |
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