ロバート・J・ソウヤー
 「ヒューマン ‐人類‐」

「さくらむすび」
「サモンナイト エクステーゼ 〜夜明けの翼〜」
「THE 地球防衛軍2」



:ボクのおにんにんがーッ!
 お、お、おにんにんが!ボクのおにんにんが!小粋なアメリカンメタファーで言うところのジャックハズアバットアンドツーボールズが!おにんにんがエマージェンシー!何か今日一日で、急に皮下に浮腫ができたかのごとく、ぷくぷくと膨れ上がってきてるよぅ(涙)!ナニよこれナニ!?ボクのおにんにんはこのまま膨れ上がり続けてはぢけてポトリですか?いやーいやーっ!もうボクのおにんにんは…おっきできないかもッ…うわーん!

 …などと騒いでみてますが、実のところ、この症状、学生の時分に一回経験済みなのよね…。いわゆる陰茎の部分が炎症起こして水風船みたいにぷくーっと腫れ上がっているのを見るのはかなりヤな気分になること請け合いですが、2度目ともなるともう慌てる気にもなれないデス。簡単に治ることを知ってる今では特に。ちゃんとした皮膚科に行けば、抗生物質と軟膏を処方してくれるので、ちゃんと服用&塗布すれば一発完治。最初になったときに、原因を聞き忘れたんだけど、抗生物質が出てくるということは、そのあたりの傷口に雑菌が入って云々、というオチなんだろうなぁ多分。何でそんなところに傷口で雑菌が、という疑問に関しては、とりあえず、あとぴい性皮膚炎の影響か、ワタシの陰部=鼠径部=臀部のエリアの皮膚が異常にデリケートな体質なので、とだけ。なんでそんなところばっかり(涙)。まあ何にせよこのままでも困る(とりあえず歩き辛い)ので、明日も症状が改善しないようだったら、午前は会社休んで医者行くか…。とほー。以上、読んでるヒトまでヤな気分に叩き落とす家庭の医学。
 あと、「それって何かの性病なんじゃないの?」とか思ってるそこのアナタは、桜玉吉の『おやじの惑星』に収録されてる、首に「童貞なのに性病になってしまいました。気の毒に思ったら一発やらせて」と書かれた看板をぶら下げた露出狂おやじが、周囲の人間を滂沱の涙に叩き込みながら警察に連行されていくという哀感漂う4コマを百万回読んで反省。泣くぞ。

 それにしても、最初にこの状態になったときには本気で泣きそうになったなぁ。これで俺も宦官か、みたいな。とりあえず症状にもビビったけど、最初にかかった医者がヤブ極まりなく――ああ、その医者からどんなことを指示されたかは聞くな、聞いてくれるな――気がついたら冗談抜きでマイおにんにんがタヌキの置き物状態に。ちゃんとしっかりした医者にかからないとこりゃマジヤバイ。仕方がないので無理無理車を運転して大学病院までレッツラゴー。つうか、既にがに股気味でないと満足に移動できなかった当時のワタシ、車以外の移動手段ではそもそも病院に行くことすら困難だったであろう。くすん。
 で、大学病院で手続きを済ませて待つこと半刻、名前を呼ばれたので中に入ると、まずは事前問診みたいなのがあると言われる。今まで大学病院なんて、今は亡き祖父の見舞いくらいでしか入ったことがなかったので、ほーそんなもんかとちょっと感心。そしてこの期に及んでも、まだおにんにんを他人様にさらけ出すのに抵抗を感じているワタシ。いや患部を見せなきゃ診療にならんのだけれど…でもこの気持ちも分かってほしい。まぁどうせ問診に来るのは、こんなもん飽きるほど見慣れたおっさん先生だろ…と自分に言い聞かせて気を紛らわすワタシ。
 …そして実際に問診にやってきたのが、エロマンガの世界にか存在しないと思っていた、

 「美人の女医」

という人種だったときのワタシの胸中を察しろ(涙)!つうか空気読め大学病院!これはアレか、新手の羞恥プレイか何かデスか?しかも良く見たら微妙に年代近そうだし!なんか言動とか微妙に固いし!もしかしたら研修医か、下手したら医学生かも。そんな相手に対して、ズボンの前を開けておにんにんをコンニチワしなければならなかったワタシの悲しみを喰らえ!くすん。あ、その後の本番の診察は一瞬で終わりました。泣きそう。

:ロバート・J・ソウヤー「ヒューマン ‐人類‐」
 量子コンピュータの実験中の事故により、ネアンデルタール人の物理学者ポンターは、クロマニヨン人が支配する平行世界――つまりこの世界に飛ばされてしまった。そこで出会った人々の助けもあって、無事に元の世界に戻ることができたポンターは、今度はネアンデルタールの大使として再び人類宇宙に戻ってきた。今度は正式に二つの世界をつなぐ役割を担ったポンターたちの行く手には…。

 というわけで、すっかり感想書くのをサボってた(笑)、ソウヤーのネアンデルタール・パララックスシリーズの第2弾。ヒューマンと聞くと反射的に「ぶち殺すぞヒューマン」という言葉しか思い浮かばないわたくしですが読んでもいいですか?なぜ問いかける。
 で、肝心の中身ですが…いや、なんというか、手堅い。とても手堅い。ものすごく手堅い。がっちがちに手堅い。安心して読めること極まりないくらい手堅い。そして手堅すぎて真新しい要素は何もない(笑)。戻ってきたネアンデルタールに対する人類たちの反応とか、文化交流とか、逆にネアンデルタール世界を訪問したメアリの目を通して描かれるネアンデルタール文化とか、何気にちょっとサスペンスってみたりとか、いろいろ読ませる要素はあって事実とても楽しく読ませてくれるんだけど、逆にあまりに良くまとまりすぎてて、コレ!という売り要素が全然ボクのハートに来ないよ!どうしてくれる!逆ギレしてどうする。
 ただし、何気に最後の最後で大ネタの萌芽が蒔かれているので、シリーズ3作目でそのネタが大きく開花するのに期待。でもソウヤーって、ネタの勢いで引っ張るタイプの作家じゃないからなぁ…どうなることやら。不安だが楽しみだ。どっちなんだわし(笑)。

 ところで、3作目のタイトルは『Hybrids』ですか。読む前からポンターとメアリの異種族ロマンスの行方は決まったようなものですな。って違ったらどうしよう…。

:生活リズムを改善!薬で。
 最近、平日の睡眠時間が6時間弱なわたくし。そこそこ寝られてるんじゃないかとは思うけど、睡眠8時間がボーダーのわたくしなので、毎日徐々に睡眠の累積赤字が溜まっていくのであった。つうか寝るの毎日午前2時過ぎだからなぁ。通勤時間が短いので朝8時起きで済むのは幸いですが。なら早く寝ろ、と自分でも思うのだが、毎日つい夜更かししてしまうのは寝ると明日が来てしまうじゃないかというか毎朝毎朝「あーたーらしいあーさがきたーきーぼーうのーあーさーがー」とは対極の精神状態になったりしてるのでヤだったりするのだがまあそれはさておく。さておいていいのかそれは。
 とはいえ、これ以上睡眠不足が続くと精神的にはともかく肉体的につらいので、強制的に生活リズムを早寝早起き方向にシフトさせることにする。というわけで生活リズムを薬理改善!念心!摂取!ゴー・デパスーッ!いやなんでデパス持ってるんだ、という当然の疑問には何も答えないまま(笑)とりあえず一錠摂取。……あれ、眠くならないよ?どうして?と思って調べてみたら…あれ、デパスって睡眠薬系のメディスンではないんですか(笑)?トレドミンと一緒に入手した際には「眠りを促しますから云々」と言われた気がするんだけど…。まぁこれは薬に頼るな、という天の思し召しか。仕方がない、生活リズムの件は克己心でなんとかしよう。ちぇ。

 …などと、今日のツカミは微妙にヤバめのネタで攻めてみましたが、なあに、この程度のヤバさなど『さくらむすび』の背景設定のヤバさに比べたらまだまだですよ?いや、最近(今頃になって、とも言う)気づいたんですが、あれ、よく考えたら、ある意味日本社会の超・暗・部!ではないのか。ほのめかし程度ですが、川の向こうは行っちゃイカン!とか微妙だ。超微妙だ!トノイケ…。

 DJラオウのニコニコラジオ。元々パチスロ情報をメインとしてるページのコンテンツなんですが、パチスロなんか知らなくてもゲラゲラ笑ってしまったわたくし。ラオウのフレンドリーでテンポのいい語りにメロメロです。世紀末覇者は今すぐパーソナリティに転職すべきだとおもいます。その2その3もありますです。その3の黒王号ネタとかラオウの愚痴とか笑い死ぬかと思いましたですよ。次のオンエアはいつだ(笑)!

 そして唐突に週末B級映画タイム(笑)!

『デュカリオン』
 人造人間と量産して世界征服を企むフランケンシュタイン博士に対して、人造人間第1号のデュカリオンが立ち上がる!おっ、なんか面白そうじゃん、と思ってスタッフをチェックしてみると、製作総指揮マーティン・スコセッシ…は比較的どうでもいいけど、原作ディーン・クーンツって!クーンツ!ミドルネームのR(レイ)が取れてからワタシ的にはとりわけちっともさっぱりのディーン・R・クーンツじゃないか(笑)!いつの間にかにそんな面白そうなハナシ書いてたのかクーンツ。ごめん『サイレント・アイズ』買ったけど全然読んでないやクーンツ。
 で、映画のほうですが、さすがにビックネームを引っ張り出してるだけあってなかなか観られるデキ。面白いじゃん…と思ってたら、あれ、まだ大ボスとかに全然追及の手が及んでないのに、何だかプレイヤーのシークバーが最後のほうまで進んじゃってるよ?残りの短時間でどうまとめるつもりなのかなコレ……ってまとめないのかよ!すげぇ、こんな「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドの映画久しぶりに観た…。なんかいろいろ投げっぱなしジャーマンなんですが、続編作るんですかコレ。っていうか作れるんですがコレ(涙)。クーンツの映画化はキングの映画以上に当たらないよって誰か教えてあげてよ…。

『モンスター COLD&DARK』
 悪人処刑モンスターと化した刑事と、その相棒の葛藤を描いたり描かなかったりするハナシ。上のリンクの公式ページへ飛ぶと、「連続猟奇殺人の謎と、友情と正義の狭間で呵責に苛まれる刑事の生き様。そして衝撃の結末。猟奇サスペンスと心理ホラー、さらにモンスター・アクションが融合した新感覚スタイリッシュ・ホラーの傑作!」とか書いてあってお前いったいどれだけ詰め込めば気がすむんだ、と突っ込みたくもなりますが、実際見てみると、傑作かどうかはともかく、先の要素は確かに結構全部入ってて、しかもそれなりに破綻せずに話が進むというなかなかの拾い物だったのだった。そして衝撃の結末……ってまた投げっぱなしかよ!なんかうやむやのうちにカッコよく立ち去って収集つけたつもりか(笑)!お前これからどうするんだよ主人公!今期は良作投げっぱなしエンドの当たり年か!くぁ。

:ステルスには可変翼。これは架空機の構造上、避けられないことなのです。
 今俺はすごい発見をした!F/A-37タロンは変形マッシーンだったのか!……などと全く何の前フリも無く『ステルス』の話を始めるわたくし。いや、今日も今日とて先の最新トレイラーを見てたんですが、冒頭一瞬だけ映る、3機編隊から1機ブレイクするシーンと、最後、タロンの音声ナビか何かが「Warning. Rescue mission failure, 73%」とか言ってる直前の急上昇シーンで、タロンの前進翼がX-02のように前に折りたたまれた状態になってるなぁコレ。X-02との違いは、X-02がたたんだW翼の前進翼部分を主翼内部に格納するのに対し、F/A-37タロンは前進翼を収納したりせず、ストレーキから自然につながるようなラインを形成することで、機体全体でデルタ翼のようなフォルムになること。そうか、タロンのあのやたらエラ張ったストレーキの形状にはそういう意味があったのか。変形の意味的には、たぶんX-02もタロンも同じようなことだとは思うけど。何にせよ可変翼とはスバラシイことだ!もう脳内でX-02に変換して観るよステルス(笑)!
 …でもこの映画、本国では結構コケ気味なのよね…。eiga.comの全米ボックスオフィス速報によると、上映開始後の順位の推移は、初登場で4位→翌週7位まで後退→そのままランキングからフェードアウト。超大作クラス(予算的に)の作品なのに初登場4位て。いいんだよワタシはタロンとかAI戦闘機が飛んでるだけで満足なんだよ(涙)!俺は今泣いていい!うわーん!

 で、アメリカさんのホラー映画新作に『The Fog』なんてのがあるんですが、これ、ジョン・カーペンターの『ザ・フォッグ』のリメイクか何かなんでしょうか。公式サイト行ってもスタッフ名がどこにもないのでわけわかめ。あと、ジョディ・フォスターの新作『Flightplan』が、トレイラーを見る限り、空飛ぶ『フォーガットン』にしか見えない件について。飛行機の中からズバコーンしたら墜落しちゃうぞ(笑)!

 などと映画の先物買いに精を出しつつ、『THE 地球防衛軍2』にも精を出す日々。ハードで既にひいひいなので、ちょっと気分転換に、難易度インフェルノでメカソラスを狩ってみました(笑)。メカソラスは行動が完全にパターン化されてるので、いったんそのパターンを覚えてしまえば、後は根気さえあれば必ず倒せるのだ。開始と同時にエアバイクでメカソラスの足元に急行。主な舞台はその展望台周りの広場。メカソラスのビームブレスは、正面に一直線に発射するのと、首を振って広域にバラまくのとの2種類のパターンがあるけど、どちらもうなり声を上げて口元が光る予備動作があるのでそれを見て、前者は単純に左右への緊急回避をすればいいし、後者はそもそもメカソラスの近傍にいれば絶対に当たらない。前屈して背中から撃ってくるミサイルも、その予備動作の前屈を見逃さなければ、緊急回避1回であっさり避けられる。突進も意外と楽に避けられる。腕を開いて胸を張って発射してくるスプラッシュグレネードのみ、メカソラスの左右に回り込むようにして緊急回避連打で死ぬほど必死に逃げる(スプラッシュグレネードは制圧範囲が広いので、正面にいたらまず避けられない)。これだけでもう鉄板。あとは体力バカのメカソラスの体力を削るまでの根気さえ続けば大丈夫。
 でも体力削りきるまでが問題なのよね…。半端な武器だと10分以上は楽にかかるし。で、今はメカソラスを倒して手に入れた(笑)アサルトライフルAS-22RR使ってます。連射速度秒間60発&弾数999は伊達ではなく、秒単位あたりのダメージ量1500がおよそ16秒連続で敵に浴びせられるので、メカソラス狩りもかなり楽になりますた。さあ強い武器ゲット!強い武器で低レベルのインベーダー軍勢を蹂躙!鬼かわし。

:なつやすみおわたー…しごとはじまたー…
 あー会社行きたくねー仕事したくねー……超だめにんげん。いや、基本的に働くこと自体は好きなんだけど、今年の5月から仕事内容変わっちゃったのよね…それもかなり大きく。例えるならば、下町工場の職人にいきなりピアニストになれ、っちゅうくらい。それまでは、やっと仕事内容覚えてきてお客さんに労働力だけでなく技術力で役に立てるようになってきて、お客さんとそれなりにいい関係も築いたし、直属の上司は技術的にも人間的にも尊敬できる人だったしで、仕事人生こんなに幸福に回っちゃっていいのかしら、てな具合だったのに、やっぱ人生はちゃんと帳尻あわせてきやがりますよ。経営方針レベルの変更に伴って、所属部署自体のミッションが変わっちゃったのよね…。今までの上司は別部署に出向になっちゃうし、今までのお客さんとは関係なくなっちゃったし、こっちが今まで一歩一歩やっとこ蓄えてきた技術もほとんどパアになって新規まき直しですよ…きっついわー。今の仕事はまだ前の仕事ほど好きになれないのよね…。よよよよよ。さらりまんはつらいわー。以上、久しぶりの愚痴。ぐすん。

 最近、タブブラウザのSleipnirのVersion2系列が絶賛リリース中。かつてはワタシもSleipnir使いだったのう。例のSleipnir更新停止騒ぎの時にFireFoxに乗り換えて今に至るわけですが。でも、Sleipnirが復活したのならばもうFireFoxの出番はないかも。さあ古巣に戻るぞ!というわけで、Sleipnirの新バージョンを試用してみたわけですが…。

 なんだこの操作の違和感は。

 いや、別にSleipnir新バージョンの出来が悪いとかそういう話では全然なくて…ワタシはこんなにFireFoxに馴染んでしまったのかッ!? もうライブブックマーク使いまくりだし、ステータスバーには何故か天気予報(機能拡張:ForecastFox)まで表示されてるマイFireFox。さすがはロシア語で考えるブラウザ。それ違う。おまけに最近では、遂にFireFoxとWWWCをかなり以前に近い状態で連携させられるWWWCプラグインも見つかって、ますます他のブラウザに乗り換える理由がなくなっていく…ぴぽー!

 で、それはそれとして、夏休み帰り際に『最果てのイマ』を買ってる自分はなんなのでしょう…(涙)。

:「さくらむすび」
 この世にゲームを買うための基準は数々ありますが、その中の一つに「名前買い」という方法がありますです。これは面白い作品に出会ったときに、そのクリエイターの名前をチェックしておいて、今後その名前を頼りに遊ぶ作品を選んでいくやり方。もちろん、ゲーム内容以上にクリエイターの名前を安心のブランドとして使うからには、自分の中の名前買いリストには、それなりのクオリティの作品を作るクリエイターを列挙していかなければならないわけで。極端なハナシ、「○○信者」の○○の部分に当てはめてもイイ!と思えるくらいのヒトでなければならぬのだ。そうなのだ。
 例えば、ワタシの中の名前買いリスト・コンシューマ部門には、MGS2でリスト落ちしかけたけどMGS3で見事に名誉挽回した小島秀夫、『ANUBIS』の、そのエンタテイメントに徹した姿勢とゲームのウリを見事に抑えたディレクションでワタシの心をぶっこ抜きまくった村田周陽、『Devil May Cry』のベタコテな演出とは裏腹に、おろそかにされがちなアクションゲームの基本をしっかり踏まえたゲーム作りで期待株、の神谷英樹(『大神』はマダですか?)、派手でもバカでもないというワタシの好みからかけ離れたゲーム内容にもかかわらず、もはやワタシの内部で殿堂級の地位を確立した傑作『ICO』をものした上田文人(『ワンダと巨像』が遂に10月に出るよ!)、等々、割とミーハーなリスティングがなされているのであった。小説になると、次の長編は出るのか、いやそもそも次の長編書いてるのか、のドラキュラ紀元シリーズの著者キム・ニューマン、イケてるジェントルマン・FBI特別捜査官ペンターガストが出てくる作品書いてるとき限定で(笑)ダグラス・プレストン&リンカーン・チャイルド(『殺人者の陳列棚』の続編が日本で出ないならワタシは舌噛んで死ぬ)、メリケン『痕』と言っても過言ではない(いや過言だけど)リリカルエンタテイメント作風で死ぬほど続刊を期待しているのだがたぶん日本でワタシ以外に着目してる人間はいない(涙)と思わされるほどの隠れまくった傑作『スカル・セッション 殺戮の脳』の著者ダニエル・ヘクト(『Babel Effect』等々の続刊が出ないならワタシは舌噛んで(以下略))、ワタシがSF小説のハナシが出来るヒトには恥も外聞もなく薦めている超傑作ハードSF『サターン・デッドヒート』の著者グラント・キャリン(まぁこのヒトは続刊出ること自体がありえないので別に舌噛んだりしません)、等々、キム・ニューマン以外はそもそも知ってるヒトを探す方が難しいマイナーな面々が並んでいたりするのであったりなかったり。え、ジェイムズ・P・ホーガンですか?ああ買うさ!買うとも!信者だからな!たとえどんな出来の作品でも買うともさ(滂沱)!うわぁぁぁぁぁぁああん!泣きたい…。あ、あと、『オルタード・カーボン』のリチャード・モーガンは新規リスト入りな(笑)。

 …などと、エロゲの感想文にあるまじきツカミが続きましたがそろそろ軌道修正。かような名前買いは当然エロゲにも適用されるわけで、名前買いリスト・エロゲ部門には、エロゲの硬派ハードボイルド路線を開拓したり、電脳紙芝居なのに出来が絶技開眼級だったりするが最近とんと新作の噂を聞かない(涙)ニトロプラスの虚淵玄、『CANNONBALL 〜ねこねこマシン猛レース〜』『腐り姫』『Forest』等々、何気にかなり質の高いシナリオをものしていたけど、『SEVEN BRIDGE』を最後にライアーを退社したらしく今後どうなるのか予断を許さない星空めてお、今度『姫さま凛々しく!』が出るけど、それまで『こころナビ』の利益だけで食いつないでいたんだろうかと心配せずにはいられない4畳半メーカ・きゅーくすの茉森晶&絵師の亜方逸樹、エロゲというよりはもはや普通のノベルに近い作風でワタシ的にはどうしようか、の山田一の中のヒトこと田中ロミオ、等々いたりする。するする。
 …が、現在、堂々リストの筆頭にいるのが、かつてF&Cの『水月』で、ワタシのエロゲ嗜好に絶大なるパラダイムシフトを引き起こした黄金コンビ、トノイケダイスケ&☆画野朗。『水月』がワタシに引き起こしたパラダイムシフトの大きさたるや、いわゆる葉鍵ことLeaf、Keyの泣きゲー・シナリオ重視嗜好から完全に足を洗わせた挙句、泣けなきゃエロゲじゃないやい、みたいな好みだった当時のワタシをして「エロゲなんだから普通にエロくて萌えるのがイイよな」などと、ごく普通のことに開眼させられるという逆転現象が発生するほど。つうかもう認めざるを得ない、『水月』の俺的最強幼馴染・宮代花梨は、ワタシ内部でその地位は不動化と思われた『痕』の千鶴さんをトップの座から蹴落としてしまいますた。何のトップだ。
 で、そのコンビが、長い沈黙を破ってリリースしたのが、新ブランド「CUFFS」『さくらむすび』なのである。あーやっと本題に入れるわい。

 『さくらむすび』のストーリーはといえば、幼い頃に両親を亡くした主人公が、学校卒業までの半年ほどを、妹の桜、幼馴染の紅葉、有人の妹の可憐などに囲まれながらどーんとやってみよう…てな具合。とりあえず今回はマヨイガに行ったりはしません。びっくりだ。
 いや、今回は本当に超常現象はナッシングで、普通に卒業までの出来事を追っていくだけ、という、スーパーナチュラルスキーなワタシが普通だったら手を出さない内容。しかししかしだがしかし、そこは『水月』花梨シナリオの男女4人夏物語が真骨頂だったトノイケダイスケ、丁寧な登場人物描写と細かな心理描写とを駆使して飽きさせません。いや、あんまり話題にはならないけど、ホント地味にいい仕事をするなぁ、トノイケダイスケ。ハッタリのきいたコメディ調のスラップスティック展開とかにすれば楽だろうに、そこを極端なキャラ性格造形などに頼らずに読ませるシナリオを作るんだから大したもの。ああ、文章のリズムがワタシの好みに穏やかに馴染む馴染む…。もう年に1度はトノイケズムに浸らないと駄目かもだわし。
 で、相方さんの☆画野朗の仕事ぶりですが…。

 …本能全開(涙)?

 なんですかこの娘っこの揃いも揃ったちっこいっぷりは。一応ストーリーから察するに、主人公たちは高校生程度の年齢(ソフ倫的には全員18歳以上)のはずなんですが、なんだか立ち絵レベルで既にかなり雲行きが怪しい雰囲気。そしてそれが一枚絵になったりするともうかなりおかしいですよカテジナさん!そしてそして、それがえちー描写になったりすると、なぜかヒロインの外見が幼児退行した上、主人公とヒロインの身長差が倍くらいになったりする不思議空間に突入。いや、不肖わたくし、とりあえず幼女趣味に関しては文句を言わないと誓った身ではありますが、これをちっこいとかロリとかで片付けていいんでしょうかコレ。ぺどはいやぁ〜。
 …とはいえ、制作側の嗜好がどうあれ、☆画野朗もよい仕事をしているのは間違いなし。『水月』から結構ブランクがあったから心配してたけど、ちゃんと顕在だったよこのコンビは。よかった…某高橋&水無月コンビみたくなってなくてよかった…本当によかった…(笑)。

 攻略可能キャラは妹の桜、幼馴染の紅葉、友人の妹の可憐の3人で、ボリューム的にはちょっと控えめ。シナリオ的には、妹とくっつくまでの描写が丹念(だけど終盤突っ走り気味)な妹シナリオと、何故かどんどん「神田川」的展開に向けて突っ走る可憐シナリオも良いんですが、何と言っても、やっぱり紅葉シナリオが…良い…とても良い…。つうか、

 ただれた幼馴染関係から
 恋人へのステップアップを描かせたら
 トノイケダイスケは
 一級品だな!

 つうかこの幼馴染、花梨コンパチ過ぎ(笑)!花梨と違うのは、家事技能が雪さんレベルということでしょうか。何その俺的パーフェクト超人。ともかくこういうのを描かせたらどうやらトノイケダイスケは神様なようなのでパーフェクトだウォルター。今回はマヨイガもないので、最後まで甘々なまま突っ走るのであった。つうか貴様らいちゃつきすぎだ(涙)!しかも今回は、いちゃつきの人目はばからなさが終盤に近づくほどスケールアップするという割と新機軸。犬も喰わないっていうか喰ったら犬も胸焼けで死亡確認ですよ。ワタシは花梨シナリオで免疫が出来ていたけど、もしこれがトノイケガヤロ初体験だったら、光の速さで紅葉に転んだことは想像に難くない。ああ…これが『水月』生みの親の力…。

 手堅くまとまった佳作にして、トノイケダイスケ分や☆画野朗分を補給したかったら、十二分に補給しまくれる良作でございましたですよ。あ、あと、致す前にはトイレ行けよ!というツッコミは、このヒトタチには言うだけ無駄な気がするのでもういいません。でもキャラの等身だけは『水月』レベルに戻すことを要求するッ(笑)!ちゃんちゃん。

:北斎立体ホラー

↑EDFのインセクトビル攻略を目撃した葛飾北斎の筆になる「魔蟲之塔攻略之図」(嘘)

 …というおバカな北斎風マンガが描けるステキFlash「北斎漫画制作キット」。フィールドに部品をドラッグ&ドロップするだけでほら、アナタも手軽に北斎に!……というツールのはずなのだが、マトモに鳥獣戯画描くのは面白くないので(笑)、ちょっと頑張ってみたら、何故か上のような絵になってしまった次第。いいのか。本当にそれでいいのか。

 昔からあったらしいんだけど、今まで寡聞にして知らなかった立体音響技法・ホロフォニック。最近ふとしたきっかけで存在を知ったわたくし、5.1chのサラウンドとかと何か違うのん?とか思いつつ、とりあえず公式ページマッチ箱を振る音のサンプルを聞いてみたんですが…。

 …なんじゃこりゃー!?

 松田優作の霊・降臨!SUGEEEEEEEEEE!ホ、ホロフォニックすげぇぇぇぇ!何この超絶立体音響!マッチ箱を前後上下左右に動かしながらしゃかしゃか振ってるだけの音なのに、はっきり言って音の立体感が異常。ごく普通のイヤホンで聴いてたんですが、音源が明らかに左右の耳のスピーカーの外側に位置してる。正直、ちょっと気持ち悪いくらい。左右どころか上下の音源移動もはっきり追いかけられる。これ、何の予備知識もなしにいきなり聴かされつつ「これはアナタの周囲を幽霊が動き回りながら音を立てているのですよ」とか言われたら信じてしまったかもしれん(笑)。最初に聞いたとき、分かってても思わず音を追いかけて周囲に首を巡らせてしまったわたくし。それくらい凄い。うひょー。
 でも、ググって出てきたホロフォニック特集ページによると、開発者のヒューゴ・ズッカレリが技術を公開してないとかの理由で、市井に出回るような技術ではなくなってるっぽい。残念だ!超残念だ!この技術が公開されるだけで、エンタテイメント業界だけでも色々革命が起きそうなんですが。映画とか、高価なサラウンドシステム入れなくても臨場感ケタ違いになりそうだし。エロゲに導入したら耳元で甘い声が囁いたりして…いえなんでもないです。

 もえちゃっと☆。「お気に入りのキャラとチャットで会話しよう!」って…ヤな時代になったもんだなぁオイ(笑)!

 最後は夏らしく納涼超怖いFlash「The HOUSE」。過去に一家4人全員が自殺したという過去のある廃屋に入ったアナタは…。ごめん、怖くてまだワタシも最後まで見てません(涙)。

:地球防衛軍むすび・B級
 なんかミンサガの連携みたいなタイトルだな…。

 というわけで『サモンナイト エクステーゼ』さくっと終わらせたワタシは、早速『THE 地球防衛軍2』の難易度ハード攻略にかかったわけですが…巨大クモTSUEEEEEEEEEEE!死ぬ!陸戦兵死んじゃう!難易度ノーマルでも初遭遇時には殺されまくった巨大クモこと凶虫バゥですが、ハードになった瞬間もっと強くなってしまってぷう。2匹以上糸の範囲内に近寄らせたら普通に死ぬ。ゴリアス系のロケットランチャーとか爆発物を使っても処理しきれずに、わらわら迫るクモに押し包まれて死ぬ。ノーマルだったら後退しながらゴリアス撃ってればなんとかなったんだが…。最終的には、ノーマル全クリで手に入れたスプラッシュGR試作型の広範囲爆殺でなんとかクリア。だがその数面後、UFOキャリアが峡谷にクモをばら撒いてくる面で完全に詰み。いったいどうすりゃいいのさ…くすん。

 などといいつつ、ちゃっかり『さくらむすび』も進めてるわたくし。とりあえず一番無難に紅葉で…ってなんだこの花梨コンパチはッ!? 第1種花梨警報発令中!ぐああ!
 …それはともかく、やっぱ上手いわトノイケダイスケ…。今回はマヨイガみたいな特異要素はないけど(少なくとも今のところは)、紅葉シナリオだと普通に甘酸っぱい学生時代最後の半年間、みたいな展開でキュンキュンですよ!キュンキュン!胸が!で、まあ一応エロゲなんでえちーシーンもあるわけですが、

 …チャイルドポルノ(涙)?

 …いや…エロゲってすべからくそういうケはあるけど、これはなんぼなんでも…。主人公とヒロインで体格差がありすぎますっていうかヒロインホントに第二次性徴迎えてるんですかコレ。これでソフ倫規制が入ってなかったらどういうことになったのかと思うと…ガクガクブルブル。そしてやっぱり黄金水。しかも今回はご丁寧にも効果音付きだ。泣きそうわし。☆画野朗!『水月』のアリス&マリアのときですら、もうちょっとこう、すらっとしてふにっとしてぷにっとしてたじゃないか!……もう何かワタシ自身もちょっと黙った方がいいような気がしてきました。ぷに。

 そして全てを誤魔化すように(笑)スーパーB級映画タイムいくぜ!

『フランケンフィッシュ』
 アメリカ南部の沼地地帯で、遺伝子操作されたフランケンフィッシュこと巨大な雷魚が人間をぱくぱく食べまくってうきゃ〜っ、というまあ例によってよくあるハナシ。もうレンタルビデヲ屋で棚に適当に手ェ突っ込んでソフト鷲掴みしてもフツーに5、6本はゲットできそうなこのテのストーリーですが、この作品はその手の作品にしてはどちらかといえば真面目に作ってあるほう。惨殺死体の造形とか割と頑張ってるし。でも、生物学者の笑っちゃうほど無意味な死にっぷりはガチ。ラウリ・ハルジュラ(フィンランド読み)の『ディープ・ブルー』のサミュエル・L・ジャクソンの死にっぷりをある意味上回る死に様のあっけなさとどうでもよさは、役者が途中で監督と喧嘩して途中降板が決定したのか、とでも思わずにはいられない思い切りっぷりでワタシの心の中に残ることでしょう。忘れても全然支障ないけど。あと、主人公&ヒロインが黒人、というのは、この手の映画にしては珍しいかもだ。デンゼル・ワシントン系のハンサムさんですが(笑)。

『エンド・オブ・アース 人類最終戦争』
 とりあえず例によって、地球の終りでもなければ人類最終戦争でもないので安心すること。巨大隕石落下後の荒廃した地球を舞台に、人類を支配しようともくろんでいるらしいが実際には小コミュニティのカルトの教祖程度にしか見えない悪者に抵抗する主人公達、みたいな映画。冒頭、これ『フィロソマ』のOPムービーから抜粋してきたのか、と言いたくなるほどPSムービーレベルの隕石が出てきた時点でかなり不安になる。そして、隕石衝突の瞬間、およびその衝撃波の描写が、それぞれ火山の爆発・核実験の記録映像だった時点で早くも諦めムードに。「隕石落下の影響で、地球上にフリークと呼ばれる超能力者たちが生まれてきた」って、それ全面核戦争かなんかと設定間違えてませんか。その後も、廃ビルや砂利採石所やジャンクヤードを荒廃後の地球と言い張るステキな低予算路線が続くのであった。ストーリーもジャベリン・スローな具合でもう何が何やら。ラスト、なぜか仲間の元を立ち去る主人公、追いかけようとする仲間の少女をしょぼくれたモーフィアスみたいな黒人が押しとどめて曰く、「彼には指名があるのだ」。何のだよ。もうちょっと頑張れば、かの(ダメ方向に)傑作『ヴァンパイア・ターミネーター 最後の処刑人』にすらなれたかもしれない、別の意味での逸材。
 …だが、女をとっかえひっかえしてみたり、乱交パーティを主催してみたりしてる件のカルト教祖様役にランス・ヘンリクセン。『ミレニアム』の主人公とか、『エイリアン』シリーズのビショップとか。仕事選べよランス・ヘンリクセン。それとも仕事選ぶ余裕もないくらい困窮してるのかランス・ヘンリクセン。ううううう。

:「サモンナイト エクステーゼ 〜夜明けの翼〜」
 っていうか『THE 地球防衛軍2』も存分にやってないうちに何プレイしてるんだよわし!仕方ないんだよ、ワタシ実は『サモンナイト3』結構好きなんよ…。不肖わたくし、いわゆる萌えっぽい要素充足はエロゲーに任せて、コンシューマーではもっぱら硬派寄りなソフトのチョイスをしてきたつもりだったんですが、何かの気の迷いで(いや、本当に気の迷いで)『サモンナイト3』を買ってしまったのが運の尽き。レックス先生の抜剣覚醒による変身、という要素が激しくツボに入ってしまった上、ヒロインに、融機人(ベイガー)なる人機融合な種族出身のアルディラさん、なんて、メカとリビドーの華麗なる融合な上、ストーリー展開も業を背負った姉さんスキー(例:『痕』の千鶴さん)なワタシの琴線を精密誘導爆撃しているとしか思えないキャラがいた時点で俺様陥落。ゲーム自体も、初代フロントミッションを髣髴とさせる、力こそパワーだ風味のナイス力押しSRPGで大変に好ましく、気がつけばキャラゲーだキャラゲーだと思いつつもずるずるとプレイを続けてしまっていたのだった。シリーズ当初からのファンには微妙に評判悪いとも聞くけど、3から入ったワタシにはエニシンオッケー。レックス先生の度を過ぎた理想主義者っぷりも、一応最初から最後まで態度は首尾一貫してるので「善でも!悪でも!貫き通した信念に偽りなど何一つない!」のキャプテンブラボー理論によりワタシ的には問題ナッシング。でも奴、殺しは駄目だけど殺さない程度に痛めつけるのはアリっぽいからな…。まあガンジーみたいな非暴力主義だとゲームになりませんが。
 ところで、世間一般だとベルフラウとかの方が人気だと聞いたんですが…。なにアルディラは年増だし性格ウェットで鬱陶しいって?何てことを言うんだ!謝れ!決してプレイ時間が短くはない『サモンナイト3』を3周もしたあげく、その全部がアルディラエンドだった俺に謝れ(涙)!

 そんなこんなで、ひょんなことからずぶずぶとハマってしまったわたくし。いや、機属性のゼルガノンの協力召喚とか最高ですよ?神剣イクセリオン使うとAパーツとBパーツが変形合体して巨大な剣がフィールドにぶすーっですよ?言い訳になってませんか。なってませんね。
 ともかくそんな訳で(どんな訳だ)、すっかり馴染んでしまったわたくしは、『THE 地球防衛軍2』をサスペンドして、速攻終わらせるつもりでエクステーゼに臨んだのでした。だって今回アクションRPGだし。アクションRPGになんぼなんでも40時間50時間はかからんだろ。そんなことを思いながらプレイ開始。シミュレーションRPGがお家芸だった製作元のフライトプラン、『うたわれるもの』のコンシューマ移植を担当するからって、アクションにまで手を出すとは調子こいてるな、などと明後日なことを思いつつ、とりあえず夜会話!夜会話!公式サイトのキャラ紹介にあった、サムライ女やフラーゼン女と夜に会話するのだ!いきなり着目点がそこかわし!

(※夜会話…サモンナイトシリーズでは、ステージを終えるごとに、選択したキャラクターと、親睦を深めるためのピロートーク(嘘)が行われる。『サモンナイト3』では登場人物も多かったため、レックス先生はさながら「いいのかい?俺は未亡人や幼女だって平気で喰っちまう男なんだぜ?」状態になっていたのであった)

 …ってあれ、今回夜会話無いんデスか?

 いや、厳密にはあるにはあるんだけど…。今回、主人公は、一つの身体で男主人公と女主人公の魂を共有しているレディホーク状態ため、いわゆる夜会話は強制的にそのパートナー相手になってしまうのだった。サムライ女は駄目ですか。フラーゼン女も駄目ですか。ああ…楽しみが減ってしまった…。ってその骨の髄まで染まったギャルゲー思考をどうにかしろわし!もうワタシの心を癒すのは若本規夫ヴォイスのライオンしかいないよ…。若本ライオンことファイファーはいいキャラしてるな。というか、若本ヴォイスだと何者でもいいキャラになるよなぁ…(笑)。ブルアァァァァ!

 アクションRPGとしての出来は普通に普通で、突出したところもない代わりにスキもないという手堅い作り。オートマッピングも標準装備なので夜も安心。難易度的にもほどほどで、その気になれば、回避を無視してゴリ押しても何とかなりそうな感じ。まあこの作風でダンテマストダイな難易度になられてもそれはそれで困るのでこんなもんでしょ。
 謎解きは主に、その場に適した召喚獣を召喚すればOK、といったのが主。同じトップビューアクションRPGでも、マイフェイバリットの『アランドラ』よりは、謎解きもシビアではないので大丈夫。でもこれ、先に進む召喚獣を取得するためのアイテム「名前のかけら」が、一部敵からのアイテムドロップでしか手に入らないのよね…。後半、白狐イナリの「白」「狐」が敵アイテムドロップでしか手に入らないことに気がつかなかったので、危うく完全にハマったと思い込むところだったデスよ…。ぬふぅ。

 シナリオは…基本的に超・一本道である上、主人公が要所要所で青臭い理想を一席ぶったりぶたれたり、青臭い説教をかましたりかまされたり、というサモンナイト節は健在ではあるものの、個人的には、むしろ中盤の、丹波哲郎もびっくりのディック的大どんでん返しを褒めてあげたい。これは不覚にもちょっと感心してしまったですよ…。本シリーズでは展開困難なネタなので、外伝的な位置づけの本作にはいい感じでございますです。
 でもこれ、ギャラリーのEDイラストの空き具合から言ってマルチエンディングっぽいんだが…どこで分岐フラグがあるんだよこの展開で(涙)!シリーズ恒例のカルマエンドがあるのか、と一瞬思ったけど、考えてみればそもそも本作では、悪いことする、という選択肢自体が存在しない罠。一体何がフラグなんだかわかんねぇ…よよよよよ。

 シリーズのファンなら外伝として楽しめるかも。そうでなくても、普通に及第点のアクションRPGとして楽しめるので大丈夫。ところで全然カンケーないですが、フライトプランの移植する『うたわれるもの』も、やっぱ夜会話とかあるんだろか…。ハクオロが毎晩自分の部屋で…。呼ぶよ。カルラ毎晩呼んじゃうよボク!やっぱそこなのかわし。

:「THE 地球防衛軍2」
 というわけで今回のお題は、SIMPLE2000という安かろう悪かろうの代名詞みたいなシリーズにあって、『ギガンティック・ドライブ』『鉄人28号』等々、巨大箱庭ゲーには一家言持つ製作集団・サンドロットが、惜しみなく他で培ったノウハウを流用しまくった結果、ウルトラマンの科特隊員ひとりが異星侵略者の大軍団を重火器でシメまくる、というたまらぬ傑作に成り果てた『THE 地球防衛軍』の続編にして、SIMPLE2000シリーズなのに全然手を抜いた形跡がないという大人げない製作集団・サンドロットが、再び持てるノウハウを採算度外視(想像:俺様)で突っ込みまくった結果、アドレナリンリミッタが外れたとしか思えないディストラクションオールな大傑作に成り果てまくった『THE 地球防衛軍2』にゴザイマス。現在、やっとこノーマルでシメたのでこれ書いてるんですが、ホント採算取れてるのかサンドロット。いや真面目な話、サンドロット大人げなさすぎ!2000円の廉価仕事に本気出しすぎだ(笑)!

 ここで知らない方々のためにどんなゲームかを説明しておくと…空からインベーダーが攻めてきた!巨大アリや巨大クモやUFOたくさんやってきた!さあ、撃って撃って撃ちまくれ!ひとりで。というゲーム。以上。いや、基本的には本当にそれだけのゲームなんよ。画面写真をぱっと見せられても、一見にはSIMPLE2000シリーズ相応のチープな画面、としか見られないんじゃないかしらん。わしだって人づてに評判聞いてなかったら多分スルーしてたですよ。無理もない。
 ところがどっこい、これが実際にプレイしてみるとサンドロットマジック炸裂。なんつうか、まず敵の存在感がすごい。プレッシャー。虫嫌いだったら絶対プレイできないよ!てなくらいのリアルな巨大蟻がわしゃわしゃ迫ってきたらそりゃ存在感凄いよ!そんな巨大インセクトの大群がこちらをマジ殺しにかかってくるのに、こっちときたら、半袖つなぎとライフル一丁だけでバトルフィールドのど真ん中に放り出されるというスターシップ・トゥルーパーズ状態。以前掲示板に書いたこともあるんだけど、まあこんな感じ。

  蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻
  蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻      俺
  蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻

 そしてEDFの人的資産運用はどうなってるんだ、と思う間もなく蟲の大群にもみくちゃにされ、噛まれるわ蟻酸を浴びせられるわと散々な目にあうプレイヤー。

      蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻
     蟻蟻蟻蟻蟻俺蟻蟻蟻蟻蟻
      蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻

 ところがどっこい、プレイヤーも人類の規格外なので、件のバーホーベン映画ならば五体不満足になって惨殺、というシチュを、巨大蟻のボディに銃弾を叩き込み、紅蓮の炎を巻き上げる爆発物で群れを吹き飛ばし、というひとりコマンドー。バスクリン色の体液を撒き散らしながら爆散する蟻の群れ、いつしかそこには、蟻の屍山血河を築いて生き残り立ち尽くすEDF隊員の姿があるのであった。まあだいたいそんなゲームです。…そうなのか?

 とまあそんなゲームの続編なので買わずにはいられなかったものの、正直、前作のアペンド程度の内容でもまあいいや、とか思ってたわたくし。ところがどっこい、実際にプレイしてみたらそれどころではなく、

 オトコノコの夢、炸裂!

 なんだこの俺的燃えシチュエーションの数々は!まずは地底大戦ですよ地底大戦!ダグラス・プレストン&リンカーン・チャイルド!まるまる4ミッション使っての地底での戦いのいやーんな感じたるや、『エイリアン2』でリアクター内のエイリアンの巣に侵入して壊滅する宇宙海兵隊並み。いやだよ!暗闇に続くトンネルの奥から、徐々に蟲の足音が近づいてきて、次の瞬間にはそのトンネルからアリンコや飛び跳ねるクモとかがわらわらわらわら!泣くぞ!マジ泣くぞ!わしの脳内で大塚明夫が「フロスト!フロストがやられた!」「ウィンスホスキン!ウィンスホスキーン!」とか叫んでるし大塚芳忠が「アポン!どうしたんだアポーン!」とかテンパってるし終いにゃこっちもバスケス化して「ぶっ殺せぇ!!」でどぅるどぅるアサルトライフル乱射ですよ!真面目な話、ゲーム中に入ってくる仲間からの通信もSAN値下がりまくりだし。こっちも死にそうなのに「もう嫌だ!出してくれぇ!」とか泣き叫ぶなよ!こっちが泣きたいよ!
 他にも新型歩行戦車のトライポッドっぷりに感動したり、ムカデのあまりのキモさに別の意味で感動したりするわたくし。新型最高!あのレーザー照射がステキすぎます!そしてムカデは…なあ、なんでムカデなのに姿がこんなにゴキブリテイストなの…(涙)。そしてその攻撃手段を見た瞬間、素で絶望のあまり笑ってしまったわたくし。『英雄 -HERO-』で弓矢の雨を見たジェット・リーもこんな気分だったに違いない。くすん。

 しかし白眉は何といっても36面。まさかこんなもんが出てくるなんて…あまりのスケールに虚を突かれて俺様降伏。これだけは是非自分の目で見てほしいデス。唖然とすること請け合い。終盤の「あの」ソラスにも負けず劣らず唖然としたけどな!

 そんなこんなで戦いましたが、今回、前作と比べて明らかに難易度上がってますですね。前作から続投の巨大蟻くんなんかはまだなんとかなりますが、今作から登場の巨大クモこと凶虫バゥの糸攻撃は凶悪すぎデス(涙)。難易度ノーマルでも接近されたら、糸でがんじがらめにされて普通に死ねる…。そして後半の難易度は何しても死ねる…。終盤なんて、面始まって状況を確認した瞬間に、「どうあがいても、絶望」とか全然別のゲームのキャッチコピーが浮かぶ始末。モウダメダ。

 …とにもかくにも、2000円では到底ありえないクオリティでぶっちぎってる本作。6800円で買っても十二分に元が取れる出来なのに、これを2000円ぽっきりで売られてしまってはもう文句のつけようもございません。虫やUFOを撃ち倒しまくってエンドルフィン崩壊したいキミは絶対買いだ!つうか買え!
 ところで、さっきから何か忘れてるような気がしてるんだが…なーんだろー…あ。

 女性隊員のことすっかり忘れてるー!?

 女子供は戦場に出るな、なわたくしはすっかり空飛ぶペイルウイング隊のことをわすれてましたですよ。ああ、こっちも片付けなくちゃだ。ちゃんちゃん。

:なつやすみ。なつやーすーみー。
 というわけで、勤め先が夏休みに突入したので(15日まで)、例年通り(笑)名古屋の実家からお送りしております。最近は仕事上気疲れすること多すぎなので、休み中にのんべんだらりと英気を養う所存也。なりー。
 そして今回は装備も充実だ!帰省の友のLet's Note Y2はもちろんのこと、今回はそれなりに重量が軽いことをいいことに、薄型PS2も持って帰ってしまったぜ!目当ては実家の50インチプラズマテレビだ!そう、なんか実家はいつのまにかにあの大画面を導入してしまったらしいんだな。とりあえず『THE 地球防衛軍2』は当然のように持ち帰ったけど、プラズマ観賞用に、『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』も持って帰ったわたくし。大画面で暴れまわるシャゴホッド!50インチプラズマシャゴホッド!なんだその何かの限定版特典みたいな語感は。
 そしてそして、帰る途中に、京都のソフマップで、

 『さくらむすび』

…を買い込むことも忘れないわし。もうだめだわし。このガチロリな一品どうしてくれよう、と思うけど、悲しいかな、ワタシのエロゲ遍歴に深刻なパラダイムシフトを引き起こした『水月』のトノイケダイスケ&☆画野朗の新作と来ては、もはやワタシに拒否権などあろうはずもなく。パパンママン、ボクは下方向にストライクゾーン底なしの世界へ旅立ちます…。いや旅立つなよ。




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