マイクル・スワンウィック
 「グリュフォンの卵」
デイヴィッド・マレル
 「廃墟ホテル」


「サウンド・オブ・サンダー」


:「レディ、事はエレガントに」
 …というわけで、『BLACK』の収容所地下で遂に心が折れてしまったわたくしは、休養ついでに、おもむろに「隠れた良作ゲームを発掘するのだプロジェクト」を発動させたのであった。いやだって『ゴッド・オブ・ウォー』なんて、ホント買う少し前までほとんど意識外だったし、『BLACK』とて一般的に大人気!というわけではないけどよいゲームだ。いやでも『BLACK』はちょっと休ませて!死ぬ思いで第2チェックポイント通過後の広場をクリアして、これできっと次のポイントだ…とか思ってたらまた同じような広場があって、医療パックとグラナーダァが尽きた状態で盾兵ふたり…サブマシンガンの弾倉わずか…こちらのマグナムは盾に阻まれる…でも敵は盾越しにマグナム撃ってくる…やめてマグナムやめて!ああこっちの心音がどくんどくんどくんどくどくどくどく…ぱたん。少しは心が折れる権利があると思うんだ(涙)!
 で、手始めに買ってきたのが『OZ』。OZと聞くとタイトルの台詞が口癖のエレガントなヒトしか思い浮かばないわし。「私は歯医者になりたい」とか。なれよ歯医者くらい。いやそれ敗者違う。それはともかく、このゲームの3人連携攻撃は結構面白いな!連続攻撃でピヨらせておいてから、吹き飛ばし攻撃でアルミラ!→レオン!→主人公!とサーブトスレシーブとぼこぼこ飛ばされまくる敵。そしてこっちに飛んできた敵を取りこぼすわし。畜生トスもレシーブもてんでダメだったワタシの中高時代の体育バレーボール時のトラウマが(涙)!そして開始30分で早くもワタシ内部で「アルミラ姐さんに踏まれ隊」が堂々結成!むちむちぷりんでばんきゅっぼんで声が田中敦子なクールおねーさんがチュートリアルで主人公に手取り足取り!ミショー大尉ー!いやもう黙ってなさいわし。

 デイヴィッド・マレル『苦悩のオレンジ、狂気のブルー』購入。ハードカバーだったけど、最近すっかりマレるわたくしは(どういう動詞だ)本屋でみかけて思わず買ってしまったのであった。短編集。マレルの長編でマレルにハマったわたくしですが、短編集だとどうなんじゃろか…。

:ヘイシノココロ
 盾兵とショットガン兵なんてキライだ(涙)!

 …『BLACK』楽しー楽しーとプレイしているものの、最後のなんとか収容所とかで遂に完全に詰まったわたくし。敵の本拠地に一人で殴りこみかけるなよケラー軍曹!敵兵多すぎるよ!弾ねぇよ!通常の兵ならまだしも、ショットガン兵とか盾兵とかがくるとグラナーダァを使わないと対処できないよ!ケチると即死亡だよ!つうか、ケチらなくても次から次へとショットガン兵とか来ると死ぬよ!それ以前に、生身の人間一人にRPG撃ち込んでくるなよ!うわーん!
 …なんとかかんとか、泣きながら建物前広場を突破して地下に降りたんですが、第2チェックポイント通過後の地下フロアで、敵がアホほど出てきて弾が切れて死にます(涙)。つうかショットガン兵が近づいてくると間違いなく体力削られます。グレネード無しのときに盾兵が近づいてきたら死を覚悟。つうか死ぬ。一体みんなどうやってこの面クリアしてんだ…。

:マイクル・スワンウィック「グリュフォンの卵」
 「1999年から2004年にかけてヒューゴー賞をたてつづけに受賞!いま最も注目されるSF作家の名品の数々をご堪能あれ!」…というオビがついてたこの本。マイクル・スワンウィック?確か昔に何ぞ長編が一つ出て、それきり名前はご無沙汰だったなぁ…。そうかいつの間にそんな大物に。ワタシが知らなかっただけとか言わない(笑)。そんなわけでとりあえず購入。ワタシの脳内センサーは「いやこういうのは大抵レベル高いけど良くも悪くも無難な作品だって!」とか申していたのだけれど…。

 …で、読み終えた感想は、やっぱり「レベル高いけど良くも悪くも無難な作品」なのだった(笑)。色眼鏡かかってませんかわし。でも正直な感想なので仕方がない。つうか、ワタシがちょっと苦手な、人物の心理描写とかに重きを置いたSFでございましたですね…。そういう場合、SF作品だと何故か、逆に感情移入しづらくなっちゃうわたくし。表題作『グリュフォンの卵』読んで、「長いよ!つうか話をどこに持っていきたいのか全然わかんないよ!言いたいことは3行にまとめろ!」とか思っちゃったワタシはたぶんこの作品を読む資格がないのでしょう(笑)。むむう。
 そんなワタシのお気に入りは、宮崎駿アニメ版ホームズみたいな犬と詐欺師の男が活躍する『犬はワンワンと言った』とかになってしまうのであった。嗜好分かりやすすぎるぞわし。でも、無難だの何だの言いながら、幸福感を増幅するインプラントを埋め込まれた人々が暮らす宇宙コロニーでの、道化師のたった一人の反乱を描いた『ウォールデン・スリー』はかなりのお気に入りだったりする。そして『ウォールデン・スリー』は、この本の収録策の中で唯一、名だたる賞の候補作でも受賞作でもないという事実。わしはもうだめだー(笑)!

 …いや、出来は悪くないですよホント。完成度の高いモノがお好みなアナタにどうぞ。

:じだらくらくらく


 …またお前か(笑)!ごめんようごめんよう、今週末にぐでんぐでんとDoGAをいじってたら、いつのまにかに例のロボ用の銃が出来上がっていたので、つい持たせてレンダリングさせちゃったんだよう。脳内では実弾発射することになってるけど、激発機構がどうなってるかとか考えたくもありません。ぎにゃー。
 真面目なハナシ、このロボ、最初のバージョンをアップしてから、さらに等身のバランスを調整入れたり、一部のパーツをこまかくいじったりして結構変わってるから、ここいらでVer.2としてきちんとアップして、今度こそきちっと区切りつけた方がいいかもだ。次つくってみたいネタもそろそろ固まってきたし。でもちょっと待って!この前『大神』やってから、アマテラスの勾玉ウェポンがワタシの中でマイブームなので、それっぽい準思念誘導兵装作るからそれまで待って(笑)!いや誰も待ってないから。ちなみに次に作るであろうネタは、
 ・勇者ロボ系
 ・ライデンアーマー風リアルロボ系
 ・ザカート風異形系
のいずれかですたぶん。んがんぐ。

 『BLACK』ちまちま進んでます。だんだんコツがつかめてきて、がぜん楽しくなってきたわたくし。アサルトライフルやサブマシンガンの弾消費と補給のバランスも体得できてきたし、グレネードも過度にケチることなく、いい具合に活用できるようになってきましたですよ。というかワタシのグラナーダァ精密投擲っぷりは異常。遠くの密集した敵に対して、適当に上向いてうりゃっと投げると、9割方思った通りのところに着弾してくれて大活躍。現実世界ではボールを投げると半分くらいは暴投になる運動オンチのこのワタシが(涙)!ゲーム内で補正か何かかかってるのか、コレ?そしてサブマシンガンでヘッドショットかます俺ケラー軍曹マジ凄腕。よし、いい感じに俺様ってきたぜ(笑)!
 ところで、5面の屋内で、シャワールームで上から十字砲火を浴びるシチュエーションがあって吹きました。即座にワタシの脳内マイケル・ビーンとエド・ハリスが「銃を捨てるな!」「撃つなー!」と交互に絶叫開始。BLACKスタッフは分かってるな!そして、元ネタの『ザ・ロック』では海兵隊全員が死を覚悟したシチュエーションを単騎で突破してしまうケラー軍曹。マジ凄腕…。

:地球防衛軍T…「T」?
 なんじゃこりゃあ!

 血迷ったかサンドロット!……と驚愕のあまり一瞬アゴが外れかけましたが、よく見ると作ってるところは別っぽいですね。(恐らくは)製作元のthinkArtsのプロダクト一覧。び、微妙だ!つうか、このゲームの存在自体が微妙だ(笑)!D3パブリッシャーは節操ないからともかくとして、よく企画にGO出したなサンドロット…。それにしても恐るべきはEDF。まさかSIMPLE2000のゲームからスピンオフ企画が発生しようとは…ぶぐう。

:まっくろくろすけでておいで〜
 そして農家にグラナーダァ。即確保。そして近隣の可燃物に誘爆。死亡。ぐあーっ!

 …というわけで、『大神』終わって、『プリンス・オブ・ペルシャ』シリーズも興味あるし、それ以前にまず『ゴッド・オブ・ウォー』のスパルタンモードをクリアしてみたくもあるけど、まずは『BLACK』。前回は2面の国境警備隊にいきなり蜂の巣にされてモチベーションがぷしゅうと潰れてしまって『大神』に流れてしまったので、今回は掲示板のスカイファイアさん黄色さんの教えを胸にがんばるわたくし。そして此度のプレイにて初めて、十字キーの上でAKが「フルオート→3点バースト→単発」と切り替えられることに気がついたわたくし(笑)。これは!と覚醒したわたくしは、以後3点バーストオンリーで進むのであった。何故ならこれで気分はオート9だからだ!でもBLACKの主人公は弾丸跳ね返したりしないよ。跳弾計算したりしないよ。銃を腿に収納したりしないよ。主食がベビーフードオンリーだったりしないよ。いいんだよ前回はクラレンスに蜂の巣にされたマーフィ並みにボコられたんだからいいんだよ!誰か俺をオムニ社に運び込んで人体改造してくれーっ(涙)!
 …まあそれはともかく今回はがんばった。vs国境警備隊では相変わらずボコられてLIFEメーター真っ赤で心音がどっくどっく聞こえまくってましたが紙一重で何とか復活。サイレンサー付きのAKで、ぎりぎりの遠距離から3点バーストでぷちぷち潰すというBLACKスタイルとは程遠い戦法で生き抜いたのであった。だが勝てば官軍。そしてグレネードの魔力に取り付かれるわし。家屋の中に窓からグレネード放り込むと、屋内から「ぐらなーだぁ〜」とか敵の悲鳴が聞こえてきて、一瞬後にどかんと一発、敵一掃。イカン、病み付きになりそうだ。ぐらなーだぁ。

 そして久々の借り物B級映画タイム!

『ケルベロス』
 どっかの悪いヒトタチが世界を手中に収めるために、伝説の遺物・マールスの剣を手に入れたら、剣の番人ケルベロスが復活してうきゃ〜っ!麓の村は恐怖に陥りますが、まあなんだかんだあって、剣を手に入れた余韻で村でのんびりしてた悪役は倒され、ケルベロスはマールスの剣のスローイン一発ぷすりで即死亡、世界の危機はルーマニアの片田舎でひっそりと幕を閉じたのであった。おしまい。
 …とりあえず、結果的に飼い犬に手をかまれる結果になる悪のボスが元北朝鮮の軍人だという設定に吹きました。B級映画界でも、もうすっかり悪の枢軸でございますですね北朝鮮。だがこの北朝鮮軍人、映画開始時点で既にロシアから流出の小型核を所有しているという設定。これ以上古遺物探しの道楽をする必然性はちょっとなさそうだが、それを言ってはおしまいなのでいわない。映画自体は低予算っぽいものの、それなりにしっかり作ってある良識ある作り。可もなく不可もなしとも言う(笑)。でもケルベロスはちゃんとセックスしようとしてるカップルは真っ先に襲う、という条件をクリアしてたのでよし。それでいいのかわし。

『レジェンド・オブ・タイタンズ』
 ぶわははははは!!
 …最高だ!コレ最高だ!いや映画自体の出来は『ケルベロス』と同じ低予算・可もなく不可もなしレベルなんだけど、ビデヲスルー作品の癖して一部のビジュアルが(ワタシ的に)異常に濃くてツボにクリティカル。太古の昔、堕天使アモンと人間の女との間に生まれた巨人が、現代にミイラとなって見つかったので、これはB級映画的には暴れなきゃ嘘だろうと思ってたら、やっぱり暴れてうきゃ〜っ、という、ストーリーだけ見たらまあありがちと言えばありがちな話なのだが、その全長12メートルの巨大ミイラが見つかったのが現代の北米なのに、何故か『インディジョーンズ 魔宮の伝説』からそのまま抜け出てきたような、秘密教団の教団員たち(武闘派)が説明ナッシングで出てきて、いきなり観客を全力でおいてけぼりに。しかも登場シーンまで、主人公がそいつの一人に不意打ちで襲われて格闘してるのに、一緒にいた主人公の仲間二人がよそ見をしていて全然気づいてない、という、いかにもインディジョーンズでありそうなギャグシーンで渾身の力が抜ける。怖がらせたいのか笑わせたいのか。
 が、ここまでは前座。いよいよミイラの発掘団員も次々行方不明になってヤバい、と闇夜であくせくする主人公たちの前を横切る巨大な影!すわ、巨人のミイラが現代によみがえったのか!と観客の前に現れたのは!

 秘密教団信者ロボ。

 いやロボっつうか、人型の網カゴの中や周囲に人間が筋肉代わりにしがみついて、それらの信者が身体を伸縮させることによって動く、超ショボイ『丘に、町が』みたいなの。だがそんなショボイのが全長12メートル(たぶん)なのに普通にぬるぬる動く姿は、小さい頃に観たら一発でトラウマになること必至。だがワタシは一発で笑い袋の底が抜けて笑死。頭頂部に位置する信者リーダーが、まるちいよろしくレバーをガコンガコンしながら「アモ〜ン・ナマ〜、アモ〜ン・ナマ〜」とうつろに呟き続ける姿はお前何がしたいんだ。そして登場後すぐに、穴に落ちて即死な信者ロボ。お前何しに出てきたんだ。
 おかげでその後、真打の12メートル巨大ミイラが暴れだしても、前のインパクトからなかなか抜けきれないわたくし。でもまあとりあえず最後には主人公たちが巨大ミイラ退治…って、グレイ・ザ・ナインライブス!? そこであの時の伏線が生きるんかい!心底どうでもいい伏線だけど笑い袋決壊2回目。
 …その他、堕天使アモンさんが見た目は完璧アラブ系のヒゲオヤジで、また人間とまぐわいたいとかでヒロインを拉致った上で、気を失ったヒロインの周りを、上半身裸でうろつきながら、手を怪しげにふよふよさせつつ「アモ〜ン、アモ〜ン」と唱え続けるその姿には涙腺も決壊しそうになりました。別の意味で。ワタシにとっては久々の大型ルーキー映画。つうかこんな愉快なモンは独り占めだ!いいか観るなよ!絶対に観るなよ(笑)!

:Wiiスマブラに!?
 スネーク
 自重


 …なにやってんだスネーク…。まぁわたしゃ基本フィールドはPSでスマブラはやったことないけど、ピットって最近のヒトは分かるんでせうか。『パルテナの鏡』とかもう何年前のゲームなんだよ…(答え:20年前)。あ、ファミコンミニで復刻してるから一応今のヒトでもプレイすることは可能なのか…。

 というわけで、海の向こうのアメリカではE3がまっさかりで、PS3の詳細が発表されたりWiiの詳細が発表されたりXbox360が頑張ったり頑張らなかったりしてる訳ですが…PS3、HDMI端子、無線LANアダプタ、外部メモリスロット無しの基本モデルでも6万2790円って何その価格暴騰っぷり。HDMIとか付くフルモデルだと実売でプラス1万円とかお前様はどこのブルジョワですか。つうかそれほぼワタシの家賃1か月分だっちゅうねん。別にまだBDプレイヤーとかいらないし、正直この価格じゃ、『MGS4』だけではタマ不足にも程があるよママン…。各サードパーティも開発に難儀してるらしいしなぁ。大丈夫かPS3。基本的に欲しいものがあったら金はポンと出すタイプのワタシですら、現状のステータスは「買い控え」一択デスよ?しかもコントローラ、恥も臆面もなくWiiの傾き検知機能を真似してきたしなぁ…SCEのえらいヒトはビッグマウス叩きまくってるしなぁ…正直、いろんな意味でイメージ悪くなったよなぁ、次世代PS…。

 で、日本ではリロンチにも余裕で失敗しまくりそうなXbox360はとりあえず置いておくとして(でもシルフは…)、上の動画のせいでもないけど、ここにきてWiiへの興味が高まってきたわたくし。グラフィックは現状+α程度あればいいよねとりあえず。それより、元祖傾き検出のヌンチャクコントローラはやっぱり面白そうですよ。あれですよほら、ヌンチャクを操縦桿に見立ててエースコンバットとかやってみたいじゃないか(笑)!結局そこかわし!
 …でも、もし任天堂が上手くサードパーティを数取り込めたら、事と次第によっては、かつてのSFC→PSへのシェア移動と同じ光景がもう一度見られるかもだ。見てみたい気もする(笑)。

 でもまぁ結局のところ、本体が高かろうが、コントローラーが傾こうが、魅力的なタマ(ソフト)揃えられたハードが一番なんだけどね…。うむ。

:GWものんべんだらり
 …したかったんだけど、5月5日のこどもの日に会社の同期の結婚式があったので、GW半ばにして帰省先の名古屋から戻ってきたのであった。で、結婚式の二次会とかで、お約束のビンゴゲームなぞあったんですが、最近、ある程度穴の開いたビンゴカードを見るたびに思うんだ…。このカード…裏側から見ると…地虫十兵衛の腹だよね…。いやおめでたい席なんだからもっと別のこと考えようよわし。他人の幸せを祝福できないヒトは自分にも幸せは来ませんよ。……などとたった今思いついた格言っぽい台詞を書いてみるテスト。根拠はない(笑)!

 『大神』クリアー。な、長い…ゲーム内カウントで40時間強なので、スケールを考えたらそれほど極端に長いわけではないんだけど、「RPG風味のアクション」だと思って太く短く、を想定していたワタシは見事にハメられたのであった。実際は「アクション風味のRPG」でございましたですね。『ゴッド・オブ・ウォー』で強アクション体質になっていたワタシなので、アクションゲームとしては別次元のようにヌルく感じられたデスよ。いや連打オンリーで勝てたりするほど大味ではないし、制限時間内にアスレチックフィールドを駆け抜けたりするシーケンスはそれなりに歯応えがあるので簡単すぎというほどでも。いわゆるライトゲーマー向けなのかもだ。あとやっぱ鳥獣戯画風のグラフィックはすごいなぁ。技術的には『ビューティフルジョー』とかで使ってたトゥーンシェードの延長上に見えるので、技術の勝利というよりは美術の勝利かも。
 …それにしても、神谷英樹ゲーの登場キャラクターの見得切りのカッコ良さは異常。厳密には初回ウシワカ戦前のウシワカのカッコ良さが異常。ピロウトーク展開してビシビシポーズ決めつつ、途中で腰の刀も抜いて二刀流化してビシビシくるくるポーズ決めるのが!初代デビルメイクライのダンテを思い出すよ!引き継ぎ無しの初回しか見られないスパーダ取得時の見得ビシビシが今脳裏に去来!そして今俺の中に沸き起こるウシワカコール!ウーシワカ!ウーシワカ!……神谷英樹、本当に好きなんだなこういうの…(笑)。

 ところで、最近めっきりアニメとか見なくなったワタシですが、今期の作品の中で唯一見てるのが『桜蘭高校ホスト部』だったりするワタシは一体どうしたら。なんか夜中にたまたまテレビつけたらやってて、何の気なしに観てたらそのままハマった…。テンポの良さと演出のノリの良さが異常。耽美系かと思ったら全然そんなことはなかったのだった。坂本真綾ってあんな少年声も出せるんだな…女役なのに。でも殿の妄想シーンの中だけ声がルナマリアになってて吹きました。まあ殿自体が異常にオモロイけど…中の人のはっちゃけぶりも異常だ…。

:「サウンド・オブ・サンダー」
 映画の公開終わってから感想書く俺マジ外道!

 …いや、実のところ、映画を観に行ったのは公開初日だったンですよ。だがその公開初日は、こともあろうに『ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR』の発売後初の週末。映画?馬鹿野郎!そんなことよりエーコンだ!……だけど、この映画の原作はあの巨匠レイ・ブラッドベリだし、そんな作品があの原作クラッシャーのハリウッドにどう血祭りに上げられているかと思うと居ても立ってもいられない…!というわけで、意志力を振り絞って観に行った次第。でも感想は今。まさに外道!いいじゃん、DVD借りるときの参考にでもしてくれよう…(涙)。

 というわけで今回のお題は、旬を過ぎるにも程があるブラッドベリ原作のB級SF映画(←既にB級呼ばわり確定)『サウンド・オブ・サンダー』にございます。原作の『いかづちの音』or『雷のとどろくような声』or『雷のような音』(全部同じ短編の邦題。統一しろよ!)は古典的ながらタイムパラドックスの基本を押さえた小品なんだけど、だいたい何でこれを元に映画作ろうなんて思ったんだろな誰が…。しかも作ったら作ったで、プロダクションは倒産するわセットは洪水で水没しておじゃんだわ監督変わりまくるわで無駄に予算喰いまくられてまあたいへん。ブラッドベリの怨霊か何かですか。

 ストーリーはというと、タイムトラベルで白亜紀に飛んでアロサウルスをハンティングしようツアーを主宰していたタイム・サファリ社が、ある日トチって過去から1.3グラムの何かを持ち帰ってしまったために、現代の21世紀には段階的にタイム・ウェーブなる因果律改変津波が押し寄せてきて、そのたびに世界はワタシ好みのモンスターが跳梁跋扈するステキ世界に!最後のタイム・ウェーブが押し寄せてきたら、何の根拠があるのかは知らんけどとにかく人類は絶滅するのでその前に1.3グラムの何かの謎を解いて対策とらないとうきゃ〜っ!というハナシ。まあ原作読んでしまうと1.3グラムが何かは明白なのだがそれはそれ、とりあえず観始めるわたくし。
 …白亜紀の熱帯原生林にみょいーんと不思議廊下が形成されて、時間旅行者たちが歩いてくる。ほうほう、過去に痕跡を残すと歴史改変が発生してしまうから、歩くときは絶対に不思議廊下の上だけだとか、ハンティング用の銃も固体窒素を打ち出す痕跡ナッシングタイプとか、それなりに考えてるじゃないか…おお、そして遂にアロサウルスが登場…って、

 恐竜のCGクオリティマジヤバイ。

 …いや、有機物をCGで描くと、現在の技術をもってしても、どうしても不自然さが出るのはもう仕方が無いんだけど…なにこのやっつけ仕事。極端に崩れてるわけじゃないけど、表面テクスチャのつやつやぷうっぷり、造型の微妙さ、カラーリングの妙な独特さ、モーションのぎこちなさなどが絶妙な不協和音を奏でた結果、閾域下でモーレツな違和感が大沸騰するアニマトロニクスと化しているのであった。これを観た前の週、ワタシはレンタル屋で借りた『ラプター・アイランド』なるダメ映画を大変喜んで鑑賞していたのですが、まさか劇場公開映画で、あのビデヲスルー作品の棒立ちラプターCGを髣髴とさせられてしまうとは…。ワクワクしてくるねえ!お前はどこぞのバルハル族か。ちなみに、ネイビーシールズvsヴェロキラプトルという触れ込みの『ラプター・アイランド』は、89分の上映時間が2倍にも3倍にも感じられる素晴しい作品。アサルトライフルでバリバリ撃たれてるのにへいちゃらで棒立ち…と思ったらおもむろにぱたっと倒れて昇天…というあの違和感どころではないやっつけCGモーションは、ワタシの中で永遠に生き続けることでしょう。忘れた方がしやわせですが。
 ちなみに、CGレベルに関しては、その後の現代の往来シーンで完全に諦めました。すごいよ……車とかのCGの面目躍如なブツですら違和感バリバリだなんて…劇場公開作品なのに合成レベルでなってないよ…どこのプレステゲームのムービーだこれは(滂沱)。『オメガブースト』のOPムービーとか思い出しちゃったぞわしは。そしてこの妙に平面ばった車のデザインには妙になじみがあるぞ…と思ったらやっぱりお前が一枚噛んでいたのかシド・ミード!これはよいシド・ミードの無駄使いですね…(涙)。あ、タイムウェーブの描写だけはなかなかがんばってます。そこは褒める。そこしか褒められないけどな!くわっ!

 だが原作レイ・ブラッドベリとか、超大作めいた売り方などはすっぱり忘れて、単純にモンスターパニックものと思えばあら不思議、意外と面白かったりするのだった。いやだってほら、普通のモンスターパニックっつったら、劇場レベルでもモンスターは一匹、舞台は閉鎖空間なんてのがほとんどじゃないデスか。しかるに『サウンド・オブ・サンダー』と来たら、都市1個がまるごとジャングル化、超コウモリやトカゲヒヒが大挙して襲い掛かってきたり、水没した地下鉄でシーサーペントみたいなのが襲い掛かってきたりして、ショボいどころか我々の業界ではむしろ御褒美です!時間軸がどうとか1.3グラムがどうとかは、全部モンスターパニックのためのお膳立てだと割り切るんだ!そして相変わらず黒人は自己犠牲で死ぬ役。萌えがないとダメとかいうダメなキミは、主人公の姪だか養女だかにハァハァするがよいさ!主人公と同じタイム・サファリ社の同僚かと思ってたら、主人公がその彼女に妙に保護者ぶってたり、「私の裸を見たくせに」「君が8歳のときのことじゃないか」とかいう会話があったりしてそれなんてエロゲ?だが二人の関係は映画の本筋とは全然カンケーがないので、結局まったく明確にされないまま、姪っ子(仮)はパックリやられてしまうのであった。何にだ。
 …そして既に語ることはもうほとんど無くなってしまったのだが(笑)、タイムパラドックスの描写は割と新機軸かもしれん。時間旅行上のトラブルというと、時間旅行者自身が違う時間線に入ってしまって迷子、とか、そもそも歴史改変が発生したこと自体を認識できない(自分ごと歴史改変されるから)、とかが普通なのに、周囲の環境が歴史改変で劇的に変化しつつ、その中にいる人間が意識の連続性を保っているという描写はついぞ見たことがないぞ。SF好きにとっては結構面白い描写でございますですね。それを正当化する理論となるとワタシには皆目検討もつかんけど(笑)。あ、あと全然カンケーないですがベン・キングスレー。仕事選べ。

 DVDレンタルが開始されたときにでも、頭カラッポにして楽しむには良いエンターテイメント作品かと思いますです。買うのはよせ(笑)。

:デイヴィッド・マレル「廃墟ホテル」
 クリーパー。それは廃墟の魅力に取り付かれ、今は打ち捨てられた建造物の中へと忍び込む人々のことである。新聞記者バレンジャーは、大学教授コンクリンとその元教え子たちからなるクリーパーのチームに取材と称して同行した。目標は、今は寂れた元リゾート地・アズベリーパークに建つ、マヤのピラミッドを模した豪華ホテル、パラゴン・ホテルの成れの果て。ホテルに侵入した彼らは、畸形のネズミやネコに遭遇したりしつつも奥深くへと進み続ける。だがホテルの保存状態は良好だがおかしかった。このホテルは、各部屋でかつて起きた殺人や虐待の痕跡を保存したまま閉鎖されていた。オーナーだった大富豪カーライルは、秘密の通路からそれらの客室を覗いていたのだ。その異常な光景に戸惑う彼らの背後から、怪しい影が、そしてパラゴン・ホテルの歴史そのものが襲い掛かってくる…。

 というわけで、前回の『トーテム [完全版]』ですっかり味を占めてしまったデイヴィッド・マレルの作品。この作品が発刊された当時、まだマレルには興味なかったけど「そういや少し前にマレルの作品出てたよなぁ」とか覚えてたわしえらいえらい。つうか、ワタシのマレル初体験は確か創元から出てるホラーアンソロジー『999』だったかと記憶してるんだけど、その当時はそんなに飛びぬけてるとは思わなかったんだよなぁ。まああの時のワタシはスーパーナチュラル求めて読んでたのでサイコ方面はそれほど興味なかったし。だったよな?『リオ・グランテ・ゴシック』。それに、短編ではぱっとしなくても長編面白いなんて結構ある…いや、あんまりないか…。逆は結構ありそうなんだけど。なぁトマス・F・モンテルオーニ(笑)。『聖なる血』で評価ダダ上がりして、その続編『破滅の使徒』にてそれに倍する勢いで評価ダダ下がりしたモンテルオーニだけど、『999 〜狂犬の夏〜』に収録されていた短編『リハーサル』は傑作だったよ…。うぐう。
 …遂に本の感想でも話題がランドスライドし始めたので(笑)元に戻しますが、この『廃墟ホテル』もこれはこれでかなりの面白さ。先の『トーテム』では真綿で首を絞めるようなじわじわとした緊張感の高まり具合が白眉だったのだけれど、こっちは打って変わって、畳み掛けるような展開がウリ。アクション的な意味だけでなく、意表を突く展開という意味でも。まるで何かの映画のノヴェライズのようですが、駄目ノヴェライズに特有のあの中身の薄さはもちろん感じません。廃墟ホテルという、あちこち朽ちている閉鎖空間、いかにも何かが潜んでいそうな不気味な閉鎖空間という舞台を上手く生かしてるなぁマレル。人物描写もテンポ身上のエンターテイメント作品にしては堂に入ったもの…だけど、主人公のバリンジャーに対するマレルの手厚いキャラ付けっぷりはダウト一歩手前(笑)。アナタ一体どれだけ辛い過去背負うんデスカ。まああくまでダウト一歩手前であって、ダウトになってないところがさすがマレルと言ったところなのでせうか。ぷう。

 廃墟特有の危機一髪あり、謎の襲撃者との丁々発止のやりとりありの閉鎖空間冒険小説(なんじゃそりゃ)の佳作。ああ、マレルは本当にイイかもしれん…。




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