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エースコンバット3・エレクトロスフィア

『ACECOMBAT3 electrosphere』
対応機種:プレイステーション
ジャンル:ドラマチックフライトシューティング
発売元:ナムコ
標準価格:6800円

関連リンク:
ナムコ
AC3公式ホームページ
つれづれなる電脳娯楽遊戯
サイモンのアソビ

 というか、そもそもこのシリーズは、清く正しい戦闘機フライトシミュレーターじゃなかったっけ?そんな気分でこいつにも手を出してみたらば…あれ、なんかじゃんじゃかムービーが流れるし、その内容をよく見てみたらば、世界観は近未来的、っていうかそもそも我々の地球かどうかも怪しいし、2大巨大複合企業が世界を支配しているというアーマードコア的世界観だし、同梱のフォトブックにはおなごが溢れ返ってるし(爆)、なんか想像してたのと激しく違うぞ。ワタシはすっかり鋼鉄の翼で空を駆け巡るサー・イエッサーなフライガイになるつもりだったのに。大丈夫かいな。

 …ふむ、はいはい、最初は第3勢力組織であるUPEOのパイロットとしてスタートするのですね。でも自分は非力でありますし、急降下からの機首上げなどのときに操縦桿を力強く引くだけのパワーが自分にあるかどうか不安であります、上官殿。え、はい?エアロコフィンがあるから大丈夫?上官殿、質問であります。コフィンとは一体なんでありますか?

コフィン(Coffin):Connection For Fright Interfaceの略。正式には神経接続による軍用兵器操縦システムのこと。神経接続された操縦士は完全に視界を遮断された状態で一人乗りのコクピットに横たわって操縦するため、その棺桶のようなコクピットの形態をさして俗にこう呼ぶこともある。

 じょっ、じょっ、上官殿!なんというサイバーな装備でありますかッ!? 今から自分の乗る戦闘機のコクピットには、このエアロコフィンが標準装備されているというのでありますかッ!? 自分のような若輩者がかようなスバラシイ装備を使用してしまってもよろしいのでありますかッ!? え、お前はENSI規格を知らんのか、って?ENSI規格とは一体何でありますか!?

ENSI:Electro-Neuron-Synapce-Interfaceの略。パイロットの神経細胞とコンピュータを接続する回路のバス規格のこと。現在では、パイロットの運動神経系と反射神経系の神経細胞からの情報を受け取る電極部分と、コフィン内とのメインコンピュータとを、ENSI規格のケーブルで接続した状態での戦闘機の操縦が一般的となっている。

 じょじょじょじょ上官殿!! 自分は今モーレツに感動しているでありますッ!自分の知らない間に、世界はかくも発達していたのですねッ!フライ・バイ・ワイヤっつーか、これはもうフライ・バイ・ハードワイヤードってカンジ? もー体中にべたべた電極貼り付けちゃってください、上官殿!自分の乗るのはパンツァーでありますか、デルタでありますか!? え、最初はミグ?あそ…。

ACECOMBAT3
electrosphere

 …というわけで(あー長い前フリだった)、今回のお題はナムコの人気フライトシミュレータの3作目、『エースコンバット3・エレクトロスフィア』にございます。そりゃあもうアンタ、戦闘機で空を飛ぶっつったら、オトコノコ最大の夢の一つでしょう。ワタシは今までこのシリーズに手を出したことこそなかったけれど、その高い完成度はかねがね耳にしていたのだ。で、真・掲示伴忠太Okawaさん@風の十二方位に煽られたのをきっかけに(笑)晴れて手を出してみた次第。さぁ、「そーらをじゆうに、とっびたいなーっ」(笑)!

 …え、飛ばせてもらえないんですか(笑)?

 そう、このゲームはがちがちのミッションクリア型ストーリー重視のゲームで、いわばミッション選択権のないアーマードコアのようなものなのである。ミッション遂行中にもばきばき通信が入ってきてまるでなにか別のゲームのようです(笑)。
 っていうかこれ、世界設定もまるっきり空飛ぶアーマードコア。2大巨大企業が対立してるというのは先にも述べたが、その一方のゼネラルリソースは経済力で世界をシメてて何事にも高飛車なのがクロームそっくりだし、もう一方のニューコムに至っては、科学万能主義で世界をリード…ってそれムラクモまんまやんけ!で、主人公はレイヴンズ・ネスト…じゃなくて第3勢力のUPEOでスタートすると(笑)。こういう設定にするとどうしてもこんな調子にならざるを得ないのか。うーん。

 しかししかし、だがしかし、ミッションに入ればこっちのもの。ナニがどっちのものなんだかさっぱりわからんが、とにかく、
 ドッグファイトはマジ楽しいです。
 いやさすが人気商品は伊達ではない。空を飛ぶときの開放感は群を抜いていますですね。それに、楽しいだけではなくて、リアル。急降下でスピードを出しすぎると、機首上げが間に合わずに容赦なく地面に激突してオダブツだし、減速しすぎると失速して操作が効かなくなるし、上昇下降できちんと運動-位置エネルギーが可換だし(高度が上がればスピードが落ち、高度を下げていけばその分スピードが出る)、もーこりゃたまりませんわ。わたしゃこのゲームをやって初めて、ヨーとロールの機動の違いが分かりました(爆)。ちなみにヨーとは垂直尾翼を操作することで、いわば自動車のように機首を左右に振って少しずつ左右に曲がっていく機動、ロールはばこーんと派手に機体を横倒しにした後機首を起こして急旋回する機動。うーんべんきょうになる。
 なにより、自分のドッグファイトの腕が目に見えて上達していくのが楽しい。最初は対地攻撃すらままならずに地面に激突して、時価ン億(たぶん)の戦闘機を次々とオシャカにしていたわたくしも、数日の鍛錬によって、しまいにゃ容赦なく低空飛行で地上物を撃破するようになっていました。ゼネラルのエースパイロットのディジョンさんに「勘に頼るな。HUDから機動を読み取れ」と言われたときには「こんなベラボーな情報読み取れるか!」と悪態ついてたわたくしですが、1週間後にはHUDから敵の方向ベクトルと距離を読み取って容赦なく敵を迎撃していました。人間の学習能力ってスバラシイ。

突発講座・半可通のドッグファイト入門

とりあえず急旋回でGO!
 はい、現在アナタの前方から敵機が急接近中です。あら、アナタの脇をすり抜けて後方に飛んでいってしまいましたね。さあ、ここでアナタはどうしますか?急旋回して後方の敵機に向き直る。ハイ正解。背後を取られたらやられちゃいますよ。時と場合にもよりますが、そうと決めたらとりあえず一分一秒でも早く敵機に向かって向き直るが吉。レッツ急旋回。
 …で、問題はここでどうやって少しでも素早く急旋回するか。ヨーのみは論外。日が暮れます(笑)。ここはロールで旋回がするのが普通。機体を左右どちらかに90度近く傾け、その状態から機首を起こす。最も動きの大きな機首の上下動を左右への旋廻に利用するのである。でも欲を言えばロールの旋廻速度をもっと速くしたいところ。要するに、大回りの旋廻でなくて、小回りの旋廻にすればOKなわけですね。
 一番お手軽なのは減速。減速した状態からの旋廻は、スピードが出ているときの旋廻よりも遠心力が減少するため、その分小回りの旋廻になります。嘘だと思うなら高校の物理の教科書で遠心力の公式を見てみませう。ほら、速度vの大きさ如何で遠心力が変化するでしょ?また、さらに余裕があるヒトはヨーも併用してみましょう。いつもよりロール時の機体の傾け具合を控えめにしておいて、旋廻しながら旋廻方向にヨー!ほら、ヨーの力で旋廻力アップ!ベクトルの心得があるヒトは頭の体操代わりに何故だかちょっと考えてみると良いかも。

ギャース!背後に付かれてしまったぞ!
 きゃー、気になるアイツが背後にぴったりくっついてくるよぅ。敵からのロックオンだよぅ!どうしよう!
 選択肢はふたつ。敵機のオーバーシュート(敵のスピード出しすぎを誘って、敵機に自分を追い抜かせる。立場逆転!)を狙うか、こちらも負けじとその敵機の後ろに回りこむか。腕に自信があればオーバーシュートを狙うのがカッコいいッス。オーバーシュートを狙ったり、自分のオーバーシュートを防止したりするための機動としては、シザース(上昇しながらジグザグ飛行)だのヨーヨー(上昇下降を組み合わせてスピード調節)だのがあるらしいんですが、ワタシにはそんな複雑な機動をしながら敵機をかまうだけの腕がないので今回は触れません(笑)。自信のある方はどうぞ。
 というわけで、ワタシのお気に入りは「背後は取られたら取り返す」。特にお気に入りなのはループ、つまりは宙返り(笑)。背後に付かれたらスカイキッドのごとくくるるんるん。大抵は敵機を振り切れる上に、うまくやれば逆に敵機の背後を取れるぞ。まぁ、フツーは右に左に急旋回してるうちに振り切れちゃうモンなんですが(笑)。まぁなんて安直な結論。

地上物をげしげしと破壊!
 ドッグファイトちゃうやん、というツッコミは却下します。
 ミッションにはよく地上物がターゲットになっているものがあります。慣れないうちは狙うのに夢中で機首を下げすぎてそのまま地面にキスしたり、そうでなくてもその後の機首上げが遅れて腹から地面に叩き付けられたりとたいへんです。でもまぁ、じきに低空から進入したり、機首上げのタイミングなどがわかってきたりと上達してくるでしょう。こればっかりは体で覚えないとなぁ。
 さて、そんなアナタが決して忘れてはいけないのが、ロックオン対象は△ボタンで切り替えられる、ということ。複数の目標がロックオン可能になっている場合、一発目の目標をロックオンし、ミサイルを放った後、河岸のマグロのようにぼーっとしていてはいけません。ぼーっとしていては、ミサイルが目標に着弾するまで次の目標がロックできません。というわけで、ミサイルを放った瞬間、すかさず△ボタンでロックオン対象を切り替えて次対象をロックオン、ファイア。そのまた次の瞬間には△ボタンで…以下繰り返し。地上物はけっこう鬱陶しい存在なので、できるなら効率的に破壊したいところッス。
 なおこれの応用編としては、船舶の一撃破壊がありますです。船舶がターゲットとなっているミッションはけっこうありますが、船というのはなぜか機銃をしこたま積んでいるので、ミサイルを放っても機銃が壊れるばかりで肝心の本体がちっとも沈まない、というパターンが結構あります。そこで、ターゲットの船舶が射程距離に入ったら△ボタン。ロックオン対象の左肩に出ている名称に注意。「GUN」のときは、船舶搭載の機銃にロックオンされているので引き続き△ボタンで切り替え。「CARRIOR」「CONVOY」にロックオンされたら喜び勇んでミサイル1発。ミサイルは船本体に直撃して、1回のアタックで見事に沈んでくれます。ぱちぱちぱち。

 さて、これだけ覚えたら後は出撃するのみ(ホントか?)。エースコンバット3はがちがちのシナリオ主導なので、シナリオ分岐を除けばミッション選択の自由はありませんが(涙)、そのかわりミッション内容はえらく個性の強いものが多いです。個性が強いだけではなく、難易度もかなり強まってます(笑)。
 また、ミッション中に、他組織のパイロットの誘いにほいほいついていったり、命令違反を犯したりすると、それによってシナリオが分岐します。でもパイロットってそんなに簡単に他組織に移籍とかできるんでしょうか?職業選択の〜自由〜ははは〜ん(古すぎ)。この世界に存在する組織は、世界をシメる大企業のゼネラルリソース、科学の力で世をシメるニューコム、治安維持を目的になんだかよくわからないけどとにかくシメている第3勢力のUPEO、の3つ。さらに、ストーリーが進むと、ウロボロスっちゅう謎の組織も出てきて事態は混沌としてきます。では、ここからちょいと各シナリオの様子を覗いてみましょう。さぁ、アナタはどこを選ぶ?

UPEOルート
 UPEOはいわゆる国連軍のようなもの。主人公が最初に属している組織なので、命令に忠実ならば大抵このルートに分岐ッス。
 主人公は、ごく普通のUPEOのヒコーキ野郎。仲間の『エーリッヒ・イェーガー』『フィオナ・クリス・フィッツジェラルド』、UPEOのエース『紘瀬 玲名』たちと、賑やかな軍属生活を送っています。そして訪れた世界の緊張。さわやかな春風とともに、主人公の戦闘ストーリーが始まろうとしています。

…などと気まぐれで東鳩な導入をしてみましたが、つまりはそういう話(笑)。涙あり笑いありの戦闘ストーリー。うそです。笑いはありません。難易度的には一番まっとうで、ストーリー的にも実は一番まっとうだったりします(笑)。
 このシナリオのヒロインは紘瀬 玲名、通称レナ。先天的にシルバーマン病という、太陽の光を浴びると死んでしまうという大病を患っているにもかかわらず空を飛びつづけるけなげな少女。ガタイのゴツい綾波レイ。っていうか、ワタシには頭のネジが2、3本取れちゃったヒトのようにしか思えません(笑)。こっちが必死で崖の合間を飛んでいるのに、後方でなにやらぶつぶつ呟いてるし、衝動的によくわからない行動を取ったりするし、打ち上げられるシャトルを見て「星を目指す光…大きい…」とかあっち系な呟きをもらしてるし。だいじょうぶか。だいじょうぶだろ…結構しぶといし。
 見所となるミッションは、まずはとりあえず「Ghost in the past」。謎のステルス機を後方から追跡するミッション…なんですが、追跡場所がなぜか渓谷。両側にそびえたつ断崖絶壁。なら上昇して崖から抜ければ…とも思うが、上は敵のレーダー網が張られていてそれも無理。しょーがないので狭い崖の間を縫うようにして飛ぶことに…できるかーッ(涙)!ちなみにワタシはここをクリアするまでに、たぶん高価な戦闘機を30機くらいオシャカにしてると思います。ええいレナ、後ろでぶつぶつ言ってないで援護せい!
 ニューコムの暴走したナノバイト(いわゆるナノマシンというやつですね)の増殖を防ぐために、ANB(アンチナノバイトボム)を投下しに行くという「Bug Hunt」も趣深いですね。現場に行ったらば、ナノバイトの暴走でマッシュルーム型の巨大構造物が屹立していて、それに近づくと「CAUTION VIRUS ALLERT」という警告とともに、ナノバイトに汚染されダメージを受ける自機。スバラシイッ!そしてここでもレナがナノバイトに汚染されてお騒がせ。手間のかかる…(涙)。
 そして、UPEOで何がウレシイかって、
 Su-37スーパーフランカーに乗れる!!
 こいつのクルビット機動(こちらのサイトを参照)を掲示板でKulbitさんに教えてもらってからというものの、わたしゃすっかりSu-37にメロメロなのである。このゲームじゃさすがにクルビットはかませないものの、わたしゃもうフランカーに乗れただけですっかり満足ですよ。嗚呼素晴らしき哉、鶴のでんぐり返り。

ニューコムルート
 UPEOルート「Scylla and Charybdis」の分岐点で、レナの僚機を撃ち落すと、フィーやクラークソン代表と共にニューコムに移籍となる。いやー、フィーを手にかけることにならずに良かったッス。このゲームのキレちゃってる女性陣の中で唯一マトモな人だし(笑)。でも、個人的には、そのマトモさゆえに、フィーはこのゲームの中で一番可哀想な登場人物のような気がしますです。ううう…。
 このルートの見所といえば、まず何と言ってもニューコムの個性的な戦闘機、デルフィナスシリーズ。流線型の生物的なフォルムに惚れたヒトは数知れず。性能も特に安定性が抜群だしね。ただ、最初のミッションで頑張らないと、デルフィナス#2には一生乗れません(笑)。頑張りましょう。
 そしてこのルートのもう一つの見所といえば、終盤の壮絶な難易度(涙)。敵の新型機ナイトレーベンとオーロラを追って、我らが主人公とフィーはジオフロントに通じるトンネル、ジオフロント・パスに…って、
 ジオフロントって何だよ!?
 ってゆーか、
 トンネルは車で走れ!!
 あんな片側一車線なカンジのトンネルへデルフィナス#3で突っ込んでいく主人公も主人公だが、シャッターが閉まったり無意味に蛇行していたり、果ては通行を遮るかのごとく縦横に柱の渡してあるジオフロント・パスの設計はもはや人知の及ぶところではない。っていうか、これはホントにAC向きのお仕事ではある。でもとりあえずここを越えなければお話にならないので、なんとかここをしのいだわたくしから少しだけアドバイス。ちなみにワタシのここのクリアランクはB。がんばれ。
  • 全ての基本は速度ベクトル。HUDを見ると、画面中央付近に小さな逆T字のようなマークが見えるっしょ?それが速度ベクトル。で、これが何を示しているかというと、現在の自機の進行方向を示しているのだ。つまり、こいつがクリアな空間を指しているのなら激突はない、っちゅーことです。これを知ってるだけでもずいぶん違うッス。
  • 最初と中盤のシャッターゾーンは基本的に水平飛行のままヨーで方向変換。失速寸前まで速度を下げなくても大丈夫。まずは閉まるシャッターを見極め、シャッターが閉まった瞬間に、ヨーで開いているほうのシャッターに速度ベクトルを合わせる。速度ベクトルがクリアな空間を指した瞬間に加速、でOK。目指すシャッターに向かう間に、逆方向にヨーを行い、機体を通路に対して平行に戻すことを忘れないように。そうしないと次の方向転換が間に合わない。シャッターを通り過ぎる辺りから一気に減速。以下繰り返しでいけるはず。中盤の3枚シャッターは、とりあえず中央のシャッターに向かうつもりでヨーを調整していけばやりすごしやすい。
  • 最初のシャッターゾーンを過ぎると右手に通路が見える…が、暗がりでよく分からないものの、実は左にも通路がある。極端に狭い通路だが、必要なのは上下動だけで、左右には一切動く必要がない一本道なので、高度を細かく調整できるならこっちの方が楽かも。右の通路は広いものの蛇行が多い。減速してヨーで行く…?ワタシはロールで行く。焦って操作をとちったりしなければ、そこそこ余裕はある。ロール→機体水平戻し→上昇して高度を稼ぐ→ロール…の繰り返し。途中通路脇には障害物があったりするので注意。
  • 終盤の柱地帯…ここはもう根性でロール(爆)。最大の敵は焦り。個人的には右のほうが、ロールの必要なコース変更が多いものの、空間的には余裕がある気がするが…。
 しかし、ここを抜けても、ジオフロント内でナイトレーベンとオーロラを相手にしなきゃならないんだよなぁ…。ジオフロントは高度1300付近に天井(!)があるのでまったくもぅ…。サイモンのハッキングで動きの鈍るナイトレーベンはまだしも、オーロラは…。正対してすれ違いざまにミサイルをぶち込むくらいしか手のないわたくし。

ニューコム-ウロボロスルート
 ニューコム「Utopian Dreams」で、フィーの姉、シンシアについていくとウロボロスに合流することになります。
 出た、最低女(笑)。このシナリオのパートナーのシンシアは、とてもフィーの姉とは思えないダメっぷり。精神的に満たされたいから電脳化を熱望…ってアンタ…。で、手っ取り早く電脳化されたいからとウロボロスに合流してみたらば、実はウロボロスは単純に人類抹殺を狙っていたとかで、幻滅したシンシアは手のひらを返したかのごとくまたあっさりと離脱。その間中、シンシアに振り回されっぱなしの主人公(笑)。で、しまいにゃ「行き先を…あなたに決めて欲しいの…」だとぅ!? 金色夜叉みたいに蹴り飛ばすぞコラ(笑)。このヒト、フィーのニューコムエンドでものこのこ出てきて、フィーを泣かせる困ったヒトです。
 しかし、このシナリオのラストの、ナイトレーベンに追われながらのイーオンジェネレーター破壊はつらかった…。低空飛行がオススメです。でないとナイトレーベンの高出力レーザー砲の餌食になります(涙)。

ゼネラルルート
 UPEOのミッション「Paper Tiger」で、ゼネラルのエースパイロット、ディジョンについていくとゼネラルに移籍。ディジョンには可愛がられる主人公だが、ディジョンの相棒キースはそれがお気に召さないようで…。
 でもキースはいい奴です。すごく。
 オーマイバディ、キース。キースは実力主義者なので、きちんとこちらが力を見せていれば、ちゃんと認めてくれるのでした。そしてじきに「よぅ、相棒!」と呼ばれる仲に…。そしてある夜かかってくる一本のコール。キースは主人公に自分の素直な気持ちを打ち明ける。そして芽生える相棒以上のキ・モ・チ…。
 うそです。ごめんなさい。
 …まぁとにかく、全登場人物中、一番すがすがしい奴であったことよ、キース。これほど「相棒」という言葉がしっくりくる人物もいないでございますですね。ゼネラル最終機体のXFA-36Aゲイムもイカス。
 でもこのルートのキモは最終ミッション「Geopelia」。謎の機体ジオペリア編隊vs主人公!燃え燃え。しかも話の意味の分からなさも最高(笑)。ジオペリアを一機破壊すると、なぜかそいつをハッキングして、そいつに乗り移って戦うことに。ジオペリアの鬼のような機動性能は操縦してて楽しいんですが、前に乗ってた機体は?…と思ったら、後のリプレイを見て謎は判明。ジオペリアにぴったり寄り添って飛行しているじゃあーりませんか。しかし、なぜゲイムごときがジオペリアの機動についていけるんだ…(笑)?

ゼネラル-ウロボロスルート
 ゼネラルミッション「Dilemma」でディジョンについていくと、ディジョンと共にウロボロスに合流。

「そうか…お前が…最後のテキだったんだな…!」

 …えーっと、そんなこと急に言われても…(笑)。
 というわけで、話の訳の分からなさはここに来て最高潮。レナがナイトレーベンで合流したと思ったら、「頭に誰かが入ってくるよぅ」とか言って泣き喚きだすし、ディジョンはディジョンで主人公をおもむろに「最後のテキ」呼ばわりするし、なんだかんだで何故かウロボロスと敵対することになる主人公。最後はディジョンと二人してエレクトロスフィア内に突入、電脳空間で最終決戦だ!これのどこが戦闘機ゲーだ(笑)!


 しかし、この各々がかなりギャフンな終わりを迎えるシナリオもちゃんと意味があるのだった。5つのシナリオを全て終えると、ある人物から通信が入る。そして、その人物の口から衝撃の事実が明らかとなる…。
うそーん!?
うそーん!?
うそーん!?
うそーん!?
うそーん!?
うそーん!?
うそーん!?
 そんな…そんなアホな…そんなオチありかい…。っていうか、それじゃ今までワタシが苦労して戦ってきた意義って一体…。かつてここまで、最後まで戦い抜いてきたプレイヤーを骨の髄まで脱力させるような壮絶なオチがあっただろうか(いやない)。イアン・バンクス『蜂工場』も相当だと思ったが、まさかゲームでそれに勝るとも劣らないギャフンオチにお目にかかるとは…。これはもう素直にドンデン返しをしてくれたスタッフを称揚するほかあるまい。見事ナリ(涙)!!

このお話には
大きな秘密があります。
一度プレイされた方は
そのことを決して他人に話さないで下さい。

 こんなオチ、恥ずかしくて誰にも話せないよぅ…しくしくしく。ちなみに、このゲームのシナリオを担当したのは、もし同姓同名でなければ、ワタシ的今世紀最高アニメ『カウボーイビバップ』の設定に関わった一人、佐藤大だ(ちなみにもう一人は河森正治だ(笑))。いっそう悲しや。うううううー。


 でも、なんかこのスタッフロール見てるとみんな許せる気分になるなぁ…スタッフロールの時に流れている曲と、背景画として表示されている空が…きれいだなぁ…るるる〜。たまにはこんなオチなしの終わり方もいいかぁ…えへへへへへ…えへ…。

 結論。このゲーム、コワイもの好きなアナタにはオススメ(笑)。

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