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With You

『With You』
対応機種:Windows95/98/NT(R)4.0
ジャンル:恋愛AVG
発売元:F&C
標準価格:7800円

関連リンク:
F&C
つれづれなる電脳娯楽遊戯
『あんたと』わたしは夢の国

 眼鏡っ子:巫女=10:1
 だって、このゲーム、つまりは、そういう配分ちゃうのん(笑)?

 リーフの新作「コミックパーティ(仮)」が発表になりましたが、東京開発室とやらの作品で、今までのリーフの作風も何のその、舞台が同人誌即売会で、主人公は同人誌道を極めつつ意中のおなごとの愛を築き上げるっちゅう、「そらあんた、なんぼなんでもそないに内向き願望まるだしでいいんかい」という内容に、さすがに引きまくっているわたくし。そりゃ、ワタシのように一般からはちょっと外れた甘美な世界を垣間見てしまった者にとって、その道を極めつつ、さらに相思相愛な可愛いおなごもゲットできりゃあ、そんなにオイシイ話はないわけだが、ワタシ的には、それは頭のなかの妄想にとどめておくべきシチュエーションであって、それをてらいもなく前面に押し出されるとなぁ…。端的に言うと「現実にありそうなシチュエーションのなかで、一番あり得なさそうなシチュエーション」ってカンジ。タチ悪いなぁ(笑)。
 いきなり話がそれたが、そのコミックパーティとやらは、今までと絵柄も大チェンジ。なんでも、カクテルソフトとやらから引き抜かれた人の絵らしい。
 そこで、ワタシはふと思っちゃったわけですね。
 …なんや、カクテルソフトって。
 冥府魔道的弱点露呈。ワタシは今でこそ、制御棒を引き抜かれ、ダイヤルは10まで回ってるような人間(涙)と化しているが、なにぶんこの世界に入門して日が浅い上にメジャー路線(って、狭い世界のメジャー路線だなぁ)のゲームしかやっていないので、18禁メーカーで知っていると言えるのはリーフアリスソフトタクティクス(っていうか、今はKEYだな)ぐらいのもの。こりゃいかん。なにがだ。
 というわけで、日頃散々お世話になっている補給部隊(笑)に問い合わせると、「カクテル?うーん、PiaきゃろとWith Youとどっちがいい?」と…。なんだかよく知らんが、「ぴあきゃろ」とやらは名前が軟派で好かなかった(笑)ので、とりあえず「With You」を斡旋依頼。遂に長い冥府魔道休止期間は終わったのであった。いいかげん自分で(以下略)

With You
〜 みつめていたい 〜
幼なじみと高校生活を送っていた主人公の元に
6年前に離ればなれになっていた
初恋の人だったもう一人の幼なじみが帰ってきた。
物語はそこから始まる…。

 で、その幼なじみ2人が、それぞれ巫女と眼鏡っ子というわけで(爆)。
 いきなり結論から入ると、常に涙腺で18禁を考えるわたくしにとっては、「あんたと」(日本語翻訳済み)は、まぁ及第点、といったところで。現在、ワタシ内部におけるエロゲー三巨頭(東鳩アトラクONE)にはさすがにおよばんか。ワタシの涙腺センサーは、今回は反応しなかったもので(笑)。そもそもエロゲーの判断基準を涙腺に置くってのも、どこか間違っているような気がしてならんが(笑)。
 このゲームをやる前に耳にした数少ない予備知識として、「なんで妹とできんのじゃー!」(オイ!)という声が続出した、ということを聞いたが、なんぼ、
病弱な
かわいい
 という、人によってはドツボを突きそうなキャラクターでも、ワタシは虚弱体質はあまり好かん(笑)し、なにより、現実に妹を持つ身として、「かわいい」という言葉と「妹」という言葉は、S極とN極なみに二律背反する言葉なのである。あんな従順な妹などおらん!断じておらん!妹という言葉の枕詞は「小憎たらしい」だッ(笑)!ワタシと同じく妹を持つ友人は、ホワイトアルバムのプレイ中、冒頭の由綺に対する選択肢「かわいい妹のようだなって思う」or「理想的な恋人だなって思う」を、「『かわいい』『妹』など有り得ん!」という理由から、即座に後者の選択を成したという。至言である(笑)。
 話がそれた。
 ともかく、このゲームで選択できるシナリオはふたつ。長年のつきあいの巫女の幼なじみを取るか、6年ぶりに再会した初恋の相手の眼鏡っ子を取るか、である。が…。
 なんでこんなに眼鏡っ子の方にリキが偏ってるんだ、このゲーム(爆)?
 両方のシナリオを終わらせた後だと、冒頭の「眼鏡っ子:巫女=10:1」が全然誇張に見えないのが凄い。少なくとも、演出面に関しては、眼鏡っ子シナリオが巫女シナリオを完全に凌駕している。ワタシ自身は、初めに巫女シナリオをクリアしたのだが、巫女シナリオ、スタッフロール後に最終章が始まるという、せっかちな人間泣かせ(わしだ)の構成も手伝って、最初はてっきりバッドエンドに流れてしまったのかと思いましたよ、わたしゃ。結局ハッピーエンドではあったのだが、最終章のあまりの唐突な展開(っていうか、厳密に言うと、ほとんどアレだけの章・笑)に、しおしおな気分になれること請け合い(笑)。
 が、少なくとも、巫女シナリオの方は、極めて清く正しい学園ラブストーリーではあった。ひるがえって、眼鏡っ子シナリオの方は、演出は先に述べた通りだが、それ以上に、シナリオがぶっ飛んでいる(笑)。とりあえず、もし「With You」をインストールする機会があったら、ゲーム開始時に、とりあえずミュージックモードに突き進んで、「想いを貫く誇り高き剣(つるぎ)」という曲を聴いてみてほしい。曲名からして既に十分アレだが、実際に聴いてみると目が点になるぞ。
 この曲、激燃え(笑)。
 「萌え」じゃないぞ。「燃え」である。あえてこれ以上はもう何も言わないが、何故に学園ラブストーリーにこんな曲が(笑)?
 その答えは、眼鏡っ子シナリオを進めていくと、なんとなくわかってくる。なぜ、学園ラブストーリー系の話に、ミャンマー展覧会での秘宝盗難事件や、どこの馬の骨とも知れぬ前世の記憶とか、学園を徘徊する怪しげな人影などがからんでくるのでしょうか?で、クライマックスは「想いを貫く誇り高き剣」でシメると(笑)。途中まで、てっきり「こ、これは『痕』楓シナリオの再来か!?そうなのか!?」とか思っちゃったりしちゃってましたよ、わたしゃ。

 でも、わたしゃ、正直言って、どっち取るって言われたら、巫女シナリオ取るなぁ…。だって、巫女の方がけなげだし(爆)、眼鏡っ子、あれって事実上略奪愛じゃん。それにそれに、絵的にも巫女の方がいいぞ(核爆)。ああ、そういやこのゲーム、絵や画面効果はなかなかっすね。

 さて、以上、雑感をお送りしてきましたが、ここで「なんでこいつ、巫女だの眼鏡っ子だのって言って、キャラクターの本名を使わんのだ?」と思ったアナタ、アナタは鋭い。実は、未だにヒロインの二人の名前、うろ覚えなんです(笑)。つまるところ、その程度の印象しか残ってないのかいオレ。あにゅー。

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