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番外・耳で考える芸夢

 …などという突発番外編をおもむろに立ち上げてしまっているのは、最近やった「ぱすてるチャイム」の音楽の出来があまりにナイスだったので、トラック11を延々リピート再生しながら「うーむ、やっぱりおもろいゲームにいいBGMは欠かせんね」などと、夜中の3時にレポートを完成させた頭でぼーんやりと考えてしまったから(笑)。
 というわけで、今回は、ワタシが生まれてから今までやってきたゲームを、音楽を中心にしてつらつらと語ってみようなどと思いますです。ただし、ワタシは基本的には、感性だけで勝負の音楽野蛮人なので、「ここの音はハ長調でどうのこうの」などといった技術的談義は期待しないでください(笑)。ちなみに、ワタシがどれくらい音楽野蛮人なのかというと、管楽器は全部ラッパ、弦楽器は全部バイオリンで片づけてしまうくらいの音楽野蛮人です。これで音を語ろうってえんだからたいした度胸だ。開き直ってどうする。しかも、音楽にかこつけた「懐かしのゲーム回顧録」になってしまう可能性の方が遥かに濃厚。あうー。


俺の歌を聴くな!このゲームはここを聴け!
「突発番外・耳で考える芸夢」


 高機動戦闘メカ・ヴォルガードII
 一発目からいきなりそれか(笑)。
 『ヴォルガードII』は、ファミコン(スーファミちゃうぞ。初代ファミコン)、それもそーとーに早い時期に、デービーソフトから発売された横スクロールシューティング。プレイヤーはヴォルガード1号機を駆り、敵を倒しつつ、出来損ないのア・バオアクーみたいな敵の要塞ズイカム・ボルトを破壊するのだ!ちなみに、1号機というからには2号機がオプションとして存在し、1号機が上半身、2号機が下半身となって、敵ロボット・タルカスとボクシングを繰り広げる以外には何の役にもたたないロボット形態に変形だ!このロボットの変形アニメーションが、当時としては異常に滑らかで、その華麗な変形フォームに、小学生のワタシは感涙したのだった。あ、音楽でしたね。はいはい。
 このゲーム、当時としては珍しく(珍しかったと思う)オープニングBGMがあったが、ほとんど単音にもかかわらず、そのテクノな(大嘘)音に当時のワタシは痺れたのでした。これが、なんか突き放した感じの乾いた音で結構カッコよかったのよ。誰も同意してくれないかもしれないけど(笑)。
 それから、ゲーム中のBGMは基本的には「ちゃららららーら、ちゃららららーらっ」という、ゼビウスな感じの音の繰り返しなのだが、自機がパワーアップして、ローリングバリアや8方向ショットなどを搭載すると、そのパワーアップにあわせた曲にBGMが変化する。これがほとんどやる気があるのかないのか分からないのんびりした音楽で、子供心にもあれあれと思っていたのだが、ただ一つ、貫通ショットの音楽だけが、なぜか目のさめるような朗々とした旋律で、それ以来、ワタシは貫通ショット以外のパワーアップを使わなくなりました(笑)。
 きちんと中ボスがいたし、自機がダメージ性なので、慣れるとなかなか死ななかったり(爆)と、だらだらと続けるには最適のシューティングだったんだけどねぇ。いかんせん、古い上にマイナーだからなぁ…。うう。

 悪魔城伝説
 コナミの生み出した、ワタシ的最強最高の鞭打ちアクションゲーム。っていうか、ドラキュラシリーズは初代とこれ以外は不可!プレステの「月下の夜想曲」やったときは、今でこそ冷静に楽しめるが、当時は「こんななよなよ男はアルカードじゃねぇ!アルカードは、アルカードは、ベラ・ルゴシ似のおやぢなんだぁー!」と怒り狂ったものだった(笑)。
 しかし、これは半端でなくいいゲームだった。やり込むと分かるが、コース設定と敵の配置が、もうこれ以上はないと思われるほど絶妙で、難易度は高いがやればやるだけ味が出てくるという、ほとんど芸術品に近い域の完成度を誇っていた。グラフィックもこれまた絶品で、ファミコンの決して高いとはいえない表現能力を逆手にとり、闇と影とを効果的に配置し、なまじ美麗にするより、かえってダークな雰囲気を生み出すのに成功している。ゲーム業界に重要文化財指定が適用されるのならば、ワタシ的には真っ先に指定してもらいたいっす(笑)。
 で、こいつは音楽も最高で、カードリッジの中に独自音源を搭載したのは伊達じゃないと思わされる出来。最初に時計台の面のパイプオルガン調の音色の音楽を聴いたときには、思わず震えがきたっす。カッコよすぎ。パイプオルガンって、あんなに激しく弾ける楽器じゃないよな…。そのほか、各面に見事に溶け込みきったBGMが素晴らしい。水没都市のBGMなんか、自己主張した感じの音楽なのに、ちょっと物悲しげでよかったなぁ。
 しかし、このゲームで音楽を語ろうと思うのならば外せないのが、終盤の展開と音楽との見事なシンクロでしょう。
 最終面の1面前、いよいよゲームも大詰め、というときに流れるのが、最終決戦まで後1面という闘志をモロに奮い立たせるような、すげぇテンションの高い燃え燃えな曲なのである。その屈指の名曲を背景に繰り広げられるのが、恐らくこのゲーム中、最高難度であろうと思われる死闘…後半の滝エリアで何度死んだことか…それでも、この曲も一助となって、ファイトを沸き立たせずにはいられない。冗談抜きで、死闘している気分になる(笑)。
 で、いよいよ最終面だが、ここでは音楽らしい音楽は流れない。ここでのBGMは、水没都市面の終盤、床からどんどん水が押し寄せてきて、早く逃げないと溺死するぞ、という時にかかった、ひたすらこちらの焦燥感を煽るようなリズムの繰り返し。そこでまた最後の面を戦い抜き、そしてついに、ドラキュラの待つ時計台に至る扉を開いたとき、初めて、最後の死闘を予感させるような音楽が流れ出すのである。最高。ドラキュラとの最終ボス戦にかかる音楽なんて、もうコントローラ握ったこっちの手の方が震え出しそうになるぞ。
 …いやぁ、思い出の美化の力は恐いなぁ(笑)。しかし、わたしゃ、今目の前にファミコンと悪魔城伝説のカードリッジがあったら、即座にモニタにつないでサルのようにやり倒すぞ。つまりは、それくらい気に入ってるのである。コナミさん、敵の配置とかは微塵も手をつけないで、キャラのグラフィックだけきれいに描き直したリニューアル版出してくれないかなぁ(笑)。

 ロックマン3・4
 カプコンのお家芸アクションゲーム。ロボットのロックマンが、悪のDr.ワイリーと戦うロックバスター(意味不明)!
 音楽的にワタシが好きなのは3と4。傾向もはっきり分かれていて、3は各面の音楽が、4は終盤の音楽がステキ。3はスネークマンとかもいいけど、やっぱエレキマンの音楽が最高でしょう。この緊迫感あふれるサイバー(死語)なBGMがナイスッ!あんまりこの音楽を気に入ったので、中学の音楽の時間で「自分の好きな楽譜にギターのコードを振って、授業の時間にギターを弾きなさい」という課題が出たときには、ベーマガの付録のゲーム楽譜集を学校に持っていって、志を同じくする友人とエレキマンBGMをギター(ただしアコースティック・笑)で弾いた思い出がある。聞けた出来ではなかったけど(笑)。
 4はDr.コサックの後半の面で流れる音楽が衝撃的。前半の面は、ほんとにコサックダンスな曲調でありゃりゃりゃりゃ、と思っていたら、3面目に突入した瞬間、青空とともに広がる、物悲しくも朗々とした、ロックマン特有のベースを刻むBGMが…。おもわず、曲が1ループするまで聴き込んでしまっていたりする(笑)。あと、Dr.ワイリー面の終盤にかかる、やけっぱちに近い激しいリズムを刻む激燃えの曲が最高。湧き出る闘志!

 イメージファイト
 アイレムの激ムズシューティング。
 いや、正直言ってあんまり語ることはないんだけど(笑)、これ、最終面の音楽が「超」の付くアップテンポ系燃え燃え曲で、渡しゃこの音楽を聴きたいがためだけに、暇があると最終面までプレイしてました。そして、その曲調を残らず頭に刻み付けたわたくしは、高校受験期に、テンションが落ち込んでくると、頭の中でこの曲をリプレイして、無理矢理テンションを高くしては次の受験勉強に望んでいたのでした。それだけの話なんです。

 ダンジョンマスター
 さて、ここからはスーファミの曲。一発目は、リアルタイム迷宮探索ゲー「ダンジョンマスター」です。パソゲー界ではそれなりに有名なタイトルだとは思うが、あえてコンシューマ機でチョイスする細かい仕事をほめてほしい。いや、いいです。
 基本的にこのゲームは一時が万事リアルタイムなので、床に落ちたアイテムを見落としたり、怪物が接近してくる音を聞き落としたりするとアウトなのだが、迷宮の要所要所を通過すると、それがチェックになって、音楽が流れ出したりする。それが結構良い音してて、曲も結構いい感じのものが多いのだ。地下第1層・鏡の間に踏み込んだときに流れ出す曲は、わりと素朴な感じなんだけど、これから冒険するぞ、というちょっとしたわくわく感をくすぐってくれる。あと、地下第2層と第4層で流れる曲が、なかなかノリノリ(超死語)で血沸き肉踊る。この曲を聞きながらなら、ワームを輪切りにする作業もリズムに乗ってできるってもんだ。でも、ワームの肉って、重いわりには腹が膨れなくて困り者なんだよねぇ。その場で喰うしかない。たぶん、すごく水っぽいのだろう。有毒生物だし(笑)。
 あと、確か地下第7層だと思ったけど、盗人モンスター・ギグラーが大量発生している部屋に踏み込んだときに流れ出す音楽は、なんだか妙にファンキーで、まさにギグラーのテーマ(笑)。でも、その場から一歩も動かないプレイヤーに、モン・フル・イルのファイヤーボールで残らず掃討されるギグラー。むごい。

 ファイナルファンタジーIV
 まぁ、今更つらつら語ることもない有名なタイトルだけど、ちょっとだけ。
 なーんか、最近のファイナルファンタジーは、ワタシ的にはもうダメダメ(曲含む)ってな感じだが、4の頃は曲が好きだったなぁ。赤い翼のテーマも好きだし、バロン城では、曲を聴いていたいがために無意味にうろうろしていた。しかし、4で何がよかったって、最終ボスの音楽が燃え燃えだったんだよ!またそれか(笑)!でも、これ以降、なーんかFFのボスの音楽は、はっきりしない感じの奴になっちゃってねぇ…。ああ、あのビッグバーンなノリの曲をもう一度。背景を筋雲が流れてるような画面効果も好きだったのに。

 フロントミッション
 真打。
 太平洋のハフマン島における、OCUの傭兵部隊キャニオンクロウの戦いを描いたこの作品は、ご存知の通り、ワタシがめっちゃラブリーと公言してはばからないメカゲーである(笑)。ワタシが浪人するほどに(爆)ずぶずぶとはまり込んだ末に経験的に発見した事項に関しては、こちらに既に書いたので、今日は音楽から攻めてみるとしませう。
 ワタシがこのゲームの曲の良さに気が付いたのは、ふとした事がきっかけ。ミッション3くらいで、敵軍USNのターンになったとき、ワタシはちょっと他ごとをしていて、普段は途中で途切ってしまうUSNターン時の曲を、いつもよりも長く流し続けていたのだ。そして、次の瞬間。USNターンの曲は、思いも寄らない転調をして、いきなり朗々とした澄んだ曲調に変化したのである。
 うおおお、こんなカッチョイイ旋律を今まで聞き逃していたのか俺わっ!?
 それ以来、各面ごとに、USNターンのときは、曲を最低1回はループさせるようになりました(笑)。
 ミッション8、フリーダム市奪回作戦。この作戦は夜間戦闘になるため、なんか曲も変わるのかな…と思っていたら、それはそうだったのだが、曲の内容は、思い付きもしなかった、まるで物悲しいクリスマスソングのようなリリカルなメロディ。やられた!即、お気に入り決定(笑)!
 あと、妙にノリノリの闘技場の曲とか、アーケード下の画面をバックに流れる街の寂寥感あふれる曲とか、好きな曲はたっぷりあるが、このゲームの最大の音楽的見所は、やはりエンディング。いいかげん時効だということで(笑)、以下、エンディングの内容をそーとー突っ込んで書くので、それがいやーんな人は、ここを押して、以下の文章をすっ飛ばしてくださいな。

 …ハフマン紛争の裏で暗躍していた存在との戦いに勝ち、夕日の中でたたずむキャニオンクロウの面々。だが、彼らは傭兵、戦いが終わっても寄り添っている理由はない。ある者は報酬を手に、貧困に喘ぐ家族の元へ、ある者は単に次の戦いを求めて、ある者は、自分たちを庇って軍法会議にかけられる親族を気遣って、ある者は戦いで受けた心の傷で、ひとり、またひとりと、隊長のロイドの元を去っていく。残されたロイドに、ゲンツが声をかける。ハフマン島での戦いはまだ終わっていないと。だが、その前に、ロイドには、大切な、すべき事があった…。
 この時に流れている曲は、物悲しくも単調なオルゴールのメロディ。そんな曲の中で、かつての仲間がどんどん去っていき…そして、ロイドがデバイスを燃やして、過去と決別した事が示された瞬間、曲の旋律はそのままに、音が一気にオーケストラのそれへと劇的に変化するのである。そして流れる後日談…キャニオンクロウに同行していた従軍記者、フレドリック・ランカスターによって、全ての陰謀が白日の下にさらされ、陰謀を企んだ者たちが打ち倒される…苦いものだったが、キャニオンクロウのやったことにも成果はあったのだ。メッセージが、フレドリックの著作「祖国たちの島」の献辞に移る頃、曲は、オーケストラはそのままに、再び静かなものとなり、余韻を残して終わる…オルゴールの静かな音色とともに流れるスタッフロール…。
 ちょっと泣いたよ。マジで。

 こんなに入れ込んだ作品だったので、「フロントミッション2」がクソゲーだと分かった瞬間には、まー荒れた荒れた(笑)。だいだい、続編で前作を超えるものなどめったにないから、前作に出来におよばないのは十二分に覚悟していたのだが、あそこまで酷いとは…エンディングなんぞ、とてもじゃないが比べられたものではない。ワタシが筋金入りのハフマン魂を持っていなければ、絶対途中で投げ出していただろう。現に、ワタシの周囲の人間は全員投げ出している(爆)。ああ…初代フロントミッション級のフロントミッション、かむばーっく。

 ガンハザード
 フロントミッションの名を冠した、まったく別物のゲーム(笑)。横スクロールアクション風RPG。ブースターで空も飛べる(爆)ヴァンツァーを操り、悪の組織「ソサエティ」を倒せ!
 まぁ、一回やって楽しめれば後はどうでもいいゲームなのですが(笑)、ただ、このゲーム、音楽的にはどーしても外せないシーンがありまして…やっぱりエンディングなんですけど(爆)。ラスト、軌道エレベータの最上階から地球に向けて脱出ポッドに乗って脱出するときの音楽、これが、物悲しく、かつ燃え燃えだというヒジョーに珍しいタイプの曲なのだった。実は、エンディング前でも、ソサエティの超巨大無着陸爆撃機「センチネル」の面の終盤で使われてるんだけど、セカンドプレイをするまで気が付かなかったっす。エンディングオリジナルのイントロ部の勝利。エンディングテーマも、途中の転調がきわめてお気に入り。

 重装騎兵ヴァルケン
 今はあんまり名前を聞かない(爆)メーカー、メサイヤの、スーファミでの大傑作アクション。ぶっちゃけた話、ボトムズ系のロボットでガンダムをやっているというゲームなのですが、それでもやはりリアルロボット系が好きならば絶対に外してはいけないソフトではある。タイトル画面がカッコいいんだよなぁ。手前から打ち出されたミサイル群が、画面奥の艦隊に命中し、遥か彼方で爆発が起きてる画面に、「VALKEN」の文字が縮小してかぶる。もう、ステキッ(笑)!お約束の隕石落しがあって、お約束の「民間人を巻き添えにするのか!」という台詞もあるし、仲間は死ぬし、最後は自分の艦は沈む(笑)。量産機ヴァルケンと、ビットシステム・アンファンを装備した敵の最新鋭機との結末や如何に!?敵のデタラメな最終兵器とは!?そして、ゲーム史上最高の爆笑自殺シーンとは(笑)!?
 あー、音楽ですね。このゲームの音楽で何が偉いって、見事なまでにゲームに溶け込んでいることでしょう。なかなか単純に燃えたりハラハラしたりする曲でっせ。え?要するにふつーの曲だろって?……すいません。実はヴァルケンの事が書きたいがためだけに、むりやり曲のことを語ろうと思いましたが、ワタシにはできませんでした(爆)。すいませんすいません。でも、このゲームミュージックのCDは、中学のときに、お友達から借りて散々聴き倒したので、それなりに良くできた音楽だと思うよ…って、あー言い訳くさい(笑)。

 アインハンダー
 最近のスクウェアの中で、数少ないまともなゲームにして、激ムズシューティング。ワタシの詳しい感想はこちら。撃って、奪って、ぶち壊せ!
 主にテクノ系が多いこのゲームの曲だが、やはりシュバルツガイスト戦以降の音楽がキモ。わたしゃこの系統の音楽が大好きなのである。で、やっぱり選択基準は、ノリのよい燃える曲(爆)。そんな意味では、2種類の対ボス戦用の音楽「戦慄」「血戦」はイチオシ。特に「戦慄」は、途中に挟まるラップがイカス。ゲームの性質を考えると、たぶんドイツ語のラップだと思うのだが…なにぶん、人知を超えた早口ラップなので、ワタシには英語かドイツ語かの区別も付きません(笑)。

 アランドラ
 イースっぽい世界観でゼルダをやってる(って、最近じゃイースも通じなくなりつつある?)パズル要素の強いアクションRPG。
 このゲームの曲は、かの職人作曲家、田中公平氏。田中公平である。勇者王誕生である。つまりは、最近では勇者王ガオガイガーの曲を担当されてた方である。さりとて、さすがにこのゲームであんなアツい作曲をやるわけにもいかず、どちらかというと小奇麗にまとまった感じの曲が多し。それでも、フィールドの音楽とか、メディアムや双子の夢の中の音楽など、環境音楽的にいつまでも聴いていたくなるような曲もたくさんあって嬉しい限り。それに、神殿の音楽のピアノ曲はいい感じっすね。
 しかし、このゲームの音楽的最大のキモは、エンディングテーマソングの「Tears」である。ボーカル曲なのだが、アランドラをクリアした後のエンディングでこの曲を聴くと、エンディングの内容と歌の内容がモロにかぶって、思わず涙が出ちゃうの。女の子だもん。いや、ワタシは男だった。
 ともかく、「Tears」はすがすがしくてポジティブで、そんじょそこらのアイドル袋より、よっぽど聞かせる曲だと思うのだが…機会があったら、一度聴いてほしいなぁ…って、そんな機会はまずないと思うが(爆)。

 アトラク=ナクア
 ご存知、「アリスの館4・5・6」に収録されている、ワタシがことあるごとに傑作傑作と言いふらしている(笑)ビジュアル・ノベル。感想はこちら。いいじゃんか、「ToHeart」とか「ONE」とかは、黙っててもいつも誰かが推してるんだから、1人くらい別のこと言ったって(笑)。だいたい、他のビジュアルノベルは、攻略対象のキャラの境遇に共感することによって泣かせるものが多いが、このゲームほど純粋にストーリーで勝負してくるVNもないぞ。いや、他のVNも好きなんですけどね(笑)。ほら、千鶴とかみさき先輩とか(爆)。
 で、音楽だが、ワタシはこのゲームで、アリスの音楽屋さんであるShade氏に大注目。このゲーム、音楽は、本編と完璧に溶け込んでいるという意味で、どれもこれも絶品中の絶品である。ゲーム中における音楽の使い方も、これまた巧い。個人的に好きなのは、「終章」の、青いタイトルが表示されるときの、「Atrach=nacha 〜going on〜」の音楽のかぶせかた。一瞬静寂して、それから「going on」の旋律に入っていく、それがもう粋でしょうがない。今でも、時々聴いているほどのお気に入りのBGMの数々。甘いだけのVNは卒業したあなたに(笑)。

 
 「授業中」と「トゥルーエンド」(笑)。

 
 「夜の風」と「鬼神楽」(笑)。

 ONE
 98年度マイベスト。音楽は何といっても「雨」。誰が何と言おうと「雨」。それに尽きる。

 With You
 燃え燃えかつ、そーとー大笑いさせてもらったという意味を込めて「想いを貫く誇り高き剣」。

 ぱすてるチャイム
 アリスの、ウィザードリィでJnethackな18禁。久々にゲームの部分が面白いゲームであったことよ。ワタシ的には久々に、かなりの当たり作品。走れ、コレット(笑)!
 で、音楽担当はかのアトラクのShade氏。「戦巫女」の時は正直言ってちょっちアレだとも思ったが、今回は完全復活したっぽい(笑)。とにかく、ハズレの曲がない。しかも、当たりの曲はかなりある。ほのぼのした暖かい感じの曲から、ギンギンの曲(なんじゃそりゃ)まで、かなり懐の広いところを見せつけて、もう、憎いねぇアンタ。わたしゃ、ダンジョンの曲をお気に入りのものにしたいがために、常にコレットをパートナーとして選んでしまっていたという(笑)。結果的に、しかもそれで大当たりしてしまったというのだから、昨今のワタシの駄目さ加減も推し量れようというもの。あああ〜。
 特にお気に入りの曲はトラック11。勝手に「人探しのテーマ」と呼んでいる(笑)が、これが燃え燃えな、聴いてて心地よい(どういう感性をしとるんだお前は)ハイテンポの曲でおおあたり。あと、キャラは別にしても、コレット関係のBGMはどれもお気に入りっす。あと、トラック17のボスバトルの音楽。「いい曲だけど、燃えるにはほんのちょっとスローテンポかな」と思っていたら…なッ、そうきたか!畜生、俺好みじゃないか。や、やられた!
 「ぱすてるチャイム」というタイトルにぴったりの曲もあれば、曲を聴いた後で「ぱすてるチャイム」というタイトルを思い出すと、物凄い違和感に襲われる曲も(笑)。ともかく、どれもこれもワタシ的にはかなりいけてる曲ばかり。ああ、いいわぁ。さすがはShade氏。これからも期待大!



 ああ、ちかれたび。しかし、自分の音楽的語彙がこんなに貧困だとは思わなんだ(笑)。振り返ってみれば、やっぱり「懐かしゲーム回顧録」に近いものになってるし。しかし、BGMって、ゲームをする上で相当に重要な要素だからね。へたすりゃ、そのゲームを生かすも殺すもBGM次第って場合もあるし。この中であげたゲームでも、どれとはいわないが、エンディングBGMのおかげで、印象がだいぶ救われてるってのもあるし(笑)。しかし、一般の曲ももうちょっと聴いて、少し耳を磨く必要があるな俺。あにゅー。

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