
『ARMORED CORE MASTER OF ARENA』
対応機種:プレイステーション
ジャンル:3Dメカアクション
発売元:フロム・ソフトウェア
標準価格:5800円
関連リンク:
フロム・ソフトウェア
ACMoA公式ホームページ
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- 君はWM-X201とかWM-ATとかWG-XFwPPkとかTRYX-QUADとか言われて、咄嗟にそれが何かを思い浮かべることができるか?
- 「いいえ」のヒト…それでよいのです。今後もしやわせな人生を送ってください。
- 「はい」のヒト…ビョーキです。病名はフロム製メカゲー欠乏症です。直すには今すぐアーマードコア・マスターオブアリーナをプレイするしかありません。さあやれ。すぐやれ。
- …などと見境なく周りにアーマードコアの素晴らしさを喧伝するようになると末期症状です。手の施しようがありません。ちなみに、WM-X201は空中で4つの弾頭に分裂する多弾頭ミサイル、WM-ATは核爆発級の破壊力を誇る攻撃力最強のミサイル、WG-XFwPPkは射程の長く総弾数が100発と豊富なレーザーライフル、TRYX-QUADは属性SIDEWAYの横にロックオンエリアの広いFCS。これだけのことが咄嗟に思い出せるんだから、自分でもビョーキだと思うぞ、まぢに(笑)。
- というわけで、デュアルショックの振動機能&英語版ボイス切り替え対応だけが目当てで「プロジェクト・ファンタズマ」のベスト版を買ってしまうほどアーマードコアに入れ込んでしまっているわたくしが、その続編を買い逃すわけがなかろうて。発売日に学校の帰り道のソフト屋で買おうとしたら既に売り切れで、思わず今来た道を引き返して、学校の近所のソフト屋に駆け込んで買ってしまったよ、わたしゃ。これが、フロム製メカゲー欠乏症に罹患した人間の悲しい性(笑)。
ARMORED CORE
MASTER OF ARENA
吠えろブースト!煌くブレード!今度の敵はナインボール!
- 家に帰るなり、ディスクをプレステに叩き込んだわたくし。そして、いきなり悶絶(笑)!
- カッコよすぎるよオープニング!
- なんてこった、プレイする前からいきなり元を取った気分になってしまったではないか。コクピットでスイッチをはじいていくパイロットの指、兵装の搭載状況が刻一刻とプロットされていくモニター、準備完了し歩き出すAC、リフトオンして闘技場へと登っていくAC、その合間合間に挿入されるナインボールとの死闘。ライフルを撃つ!避ける!ブレードで切り合う!ランチャーを撃ち合う!最後のブースターの咆哮は、ワタシの忘れかけていた鋼の魂にジャストフィットぉ!いやー、ファンタズマのときはACが次から次へと出てくるだけだったから寂しかったけど、今回のオープニングムービーは超合格!
- アーマードコア・レイヴンの心得:オープニングを飛ばすのは人非人のすること也。じっくりと鑑賞し、闘争心を奮い立たせるのが真のレイヴンの所業也。
- かようにサイコー燃え燃えのオープニングだが、あえて突っ込むとすれば…アンタ、KARASAWAはそんなに連射しちゃ駄目!総弾数が少ないんだから(笑)!
- で、肝心の中身。まずミッションだが、何と言っても一番嬉しいのは、大義で動かないレイヴンが帰ってきたこと(笑)。ファンタズマで何が嫌かって「非人道的な人体実験を繰り返すファンタズマ機関を潰せ!」なんてお利口さんな行動原理の元に動かなければならんという、その1点に尽きる。あーた、レイヴンは何者にも組みしない傭兵のはずっしょ。俺は金さえ貰えば女子供も殺すレイヴンだ、善人になった覚えはない(笑)!初代アーマードコアでシチュエーション的に好きなミッションが「ガルシティでの破壊活動」のわたくし…。
- しかるに、今回はさすがに破壊活動はないものの(笑)、きちんと企業からの依頼が中心のミッション構成となっていて嬉しい限り。お気に入りのミッションは「潜水艦死守」。輸送用潜水艦に同乗し、修理が完了するまで、敵の巡洋艦&敵母艦からのヘリの攻撃から潜水艦を守りぬけ!潜水艦の艦上にいると、巡洋艦からの垂直ミサイル&砲撃でフクロにされるので、海原をブースターで一気に飛び越えて、敵巡洋艦に取り付け!海に落ちると一発でミッション失敗になるその潔い姿勢に、君はカラテカの影を見る。うそです。
- 他には「ビーム砲破壊」なんてのもいいやね。ビーム砲が設置された塔に、5分以内に4つの爆薬を設置せよっていうから行ってみたらば、敵の戦闘機がウンカのように群がってて、手持ちのWG-XFwPPkじゃ弾速が遅くて迎撃できないから、機関砲とミサイルでボコボコにされながらも無理矢理爆弾をセット完了したら、バラクーダ(AC輸送用VTOL)がサブアリーナ所属AC、トニトルスを増援に送り込んできやがった!既にだいぶボコボコなのに、「そいつがいてはお前を回収できない、爆弾が爆発する前にそいつを片づけろ」とか言われちゃって燃え燃え。やっぱ増援。燃えるぜ増援。増援万歳。
- それにそれに、何と言っても今回の最大の敵はナインボール。ナインボール、ハスラーワンである。かつてレイヴンズ=ネスト本部で、終盤のラピュタエリアを泣きそうになりながらクリアした瞬間、搭載コンピュータが「敵の増援を確認しました。ナインボールです」などとのたまい、続けて鬼のようなパルスライフルの連射音が聞こえて、一体下に何が待ち構えているのかと恐怖したあの頃…。冗談抜きであのナインボールは恐かった…。そんなナインボールが最終目標だって言われた日にゃ、こりゃ燃えなきゃ嘘でしょう。最終ミッションのダブルナインボールに悶絶!そうこなくっちゃ!
- でも、今回のナインボールはごくまっとうな強さに収まっちゃってて、ちょっぴりかなしい(笑)。あのパルスライフルの鬼連射はいずこに…。だが、最終ボス、ナインボール=セラフはそれを補って余りありまくるほど激烈に強いのだった。この文を書くために再プレイしてみたものの、5秒で(誇張ではない!)叩き殺されました。前はどうやって、軽量級の通常機体(強化人間にあらず)でこいつに勝ったのやら…。ファンタズマはただの体力馬鹿だったが、このセラフは正しく強いのが困り者。漢だぜ、セラフ(笑)!
- 今回、ミッション数は19と、やっぱり少ないんですが、合間合間にサブアリーナやアリーナをこなしていかないと次のミッションが発生しないシステムになっているので、それほど割安感は感じません。じっくりと攻めましょう。
- そう、そして、今回はアリーナも燃える。初めはアリーナに参戦することはできないが(涙)、ミッションを進めると、まずサブアリーナ(順位無しの総当たり二軍アリーナ)への挑戦権を獲得できる。で、サブアリーナやミッションでさらに戦績を重ねると、アリーナへの挑戦権が獲得できるという次第。少しやれば気がつくけど、今回はアリーナのACがかなり良い感じの動きをする。強い奴はマジ強いし。脚部限定アリーナで、ACバウンティが障害物を盾にしながら攻撃してきたのには感動したっすよ。ファンタズマの時には一人対戦用の添え物っぽい感じもしたアリーナだけど、今回に至って、きちんとゲームの一部分に昇華しましたね。おかげで、ファンタズマの頃はKARASAWAのパワーに物を言わせてうりゃうりゃ突っ込んでいたわたくしですが、今回のアリーナを通じて「敵との間に適切な射撃距離を置く」「敵が着地した瞬間の隙を突く」等の技術を身につけることができました。やっとか。
- しかし今回の真打は、Disk2のEXアリーナ。最初に聞いたときこそ「え〜、アリーナだけでディスク1枚分なの〜?」などと考えたりもしたけど、やってみて納得。いろいろな種類のアリーナがあって飽きさせないのだった。特に脚部限定アリーナは目の付け所がいいよね。このアリーナは、読んで字のごとく、特定の脚パーツでないと参加できない。おかげでいろいろ苦労させられたぞ。日頃は重兵装軽量級二脚(なんて書くと、分かる人にはワタシがどんなセットアップをしているかまでバレてしまう(笑))でレイヴン人生を送っているわたくしは、逆関節アリーナで大苦戦。脚はいつもと比べて遅いし、敵は跳ね回りまくってこっちのロックを外してくるし。かたやこっちは、脚を変えただけで相変わらずWG-XFwPPkで戦っていたりするし(笑)。対照的に楽だったのが四脚アリーナ。店で一番ごついタンク脚に一番ごつい胴体に一番ごつい腕を買ってセットアップして、ミッション攻略過程で手に入った、攻撃力3800(バズーカの倍近い攻撃力!)の鬼畜スナイパーライフルWG-RF/Eと肩レーザーキャノンのWC-01QLを装備して、遠距離ではスナイパーライフル、近づかれたらWC-01QL連射、と使い分けているだけで、何も考えずに勝てます(笑)。
- しかもこの脚部限定アリーナ、前作、前々作をプレイした人間はニヤリとできること請け合い。各アリーナには、初代アーマードコアのランカーACが控えてるんだぞ!二脚アリーナの1位と9位が、それぞれ初代とファンタズマのパッケージ絵の機体だというのも泣かせる。他にも、二脚アリーナの5位のACカヒライス、これ、ファミ通文庫から出てるアーマードコアのノヴェライズで、主人公リャノンが乗ってる機体だぞ!フロム社員アリーナとか、雑誌社アリーナとか見るにつけ、遊んでやがるなフロムスタッフ(笑)。
- ちなみに、ミッション達成率が100%になると出現するマスターアリーナをシメると、ミッションとは別のスタッフロールを見ることができます。がんばりませう。
- さて、アーマードコアの今一つの醍醐味といえば、なんといっても豊富なパーツによるセットアップ。今回は前作までの隠しパーツは全部ショップで売っているのでとってもお得(今までの苦労は!?)。というわけで、今回追加されたパーツをいくつか振り返ってみると…。
- HD-4004……今回のパッケージの機体が装備している新型頭部パーツ。今までの頭部の中で一番イカすデザインにしびれたわたくしは、今回のMoAで、この頭部パーツを装備することを最大の楽しみにしていたのだった。で、やっと入手して装備してみたらば…あれ、弱いぞ(爆)。ショップの説明を見てみると「デザイン性を重視し基本性能は低い」ときたもんだ。がぁ!やられた!フロムのこういう所でのしたたかさといったらまぁ…。
- WG-RF/E……エネルギー兵器のスナイパーライフル。弾数がたったの10発で、リロード時間も激長いが、3800という激烈な攻撃力と、22000というベラボーな射程距離ががっちりユーザーの心をゲットして離さない。これと遠距離用FCSのRATORを組み合わせれば、気分はヤシマ作戦。日本中の電気をかき集めなくてもいいのでお手軽だし。でも、軽量級やブーストダッシュしている敵には、遠距離攻撃はまず当たらないんだよなぁ(爆)。
- P77-ST……機体にステルス機能を付加する。つまり、相手のレーダーに映らなくなってしまうのである。コンピュータ相手に使ってもまず意味はなかろうが、対戦だったらめちゃくちゃ役立つだろうなぁ。っていうか卑怯(笑)。誰でも考えるけど、これと上記のWG-RF/Eを併用したら…友達無くすだろうなぁ…。
- WM-MVG812……誘導性能が桁外れの小型ミサイル。うにょーんと延びるミサイルの軌跡を見てるだけでも楽しい。ミッションでは役に立つけど、対戦では…6発ロックオンしている暇があったら、KARASAWA撃ちます(笑)。
- 今回も装備のとっかえひっかえが熱いが、次回作ではぜひとも生体兵器バグの復活を望みたいところ。その心は?そうしないと、ヘッドパーツの生体センサが意味を成しません(笑)。それから、タンケッテEの復活も望みたいところ。その心は?そうしないと、ヘッドパーツのノイズキャンセラー機能が意味を成しません(笑)。あと、次回作では、今度こそ「敵の増援を確認しました。○○です」って三石琴乃が喋ることを要求。ラナ・ニールセンの口調も捨て難いが(爆)。
- ともかく、今回のアーマードコアは、今までのAC愛好者なら親を抵当に入れてでも買うべき、の傑作。と同時に、もはや完璧に一見さんお断りとなってしまった感もしなくもない(笑)。しかししかしだがしかし、それには簡単な解決法がある。前作も一緒に買ってしまえ!っていうか、オープニングのためだけにも買おう。さぁ、君も最後のブースターの咆哮とともに叫ぼうではないか!ぶほぉぉぉぉお!
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