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OMEGA BOOST

『オメガブースト』
対応機種:プレイステーション
ジャンル:3Dシューティング
発売元:SCEI
標準価格:5800円

関連リンク:
SCEI
オメガブースト公式ホームページ
つれづれなる電脳娯楽遊戯
全方位舐めるように破壊すべし

 神様ごめんなさい、やっぱり僕はメカゲーが好きなんです、いいんちょ萌へ〜なんて言ってたボクがバカだったんです、やっぱり僕はメカでバリバリ撃ってないと駄目なんです、おなごでメカはマルチが限界ですぅ(爆)

 …すいません。

 さて、本来なら、次の電脳娯楽遊戯カテゴリの更新は、PS版のToHeartが来ていなければおかしいはずなのだが、ここんとこやけに学校の方の用事が立て込んで、浩之ちゃんのゆるりとした春の学校生活にのんびり付き合うような心の余裕が見出しがたいわたくし。正直申せば、PS版いいんちょシナリオをクリアした時点ですっかり満足してしまって、それ以後のモチベーションがなかなかブーストできないというのが実状だが。だめすぎや。
 そーんな状況なのに、ワタシのココロに彗星のように襲来したゲームが一つ。まず、メカ(笑)。しかも人型(これ重要)。そして3Dシューティング。3Dシューティングといえば、スターラスター以降、ワタシがもっとも好むジャンルのひとつ。しかも全方位自由に飛び回ることができるときたもんだ。おお、なんだかよさげではないか。
 だが、今のワタシは学業に魂をささげる身、余計な煩悩を背負い込むわけにはいかぬ、これ以上欲しくなる前に退散したほうが…
 と思いながら雑誌を立ち読みしていたワタシの目に飛び込んだセンテンスが一つ。

「アルファ・コア発生の原因となった、人類最初のコンピュータ、1946年のENIACを修正すべく、オメガブーストはタイムシャフトを抜け、過去へと向かう!」

 えにあっく…良い響きだ…。たいむしゃふと…良い響きだ…。俺的SFセンサに大反応。だいたいアルファコアって、ホーガン「未来の二つの顔」のスパルタクスが封じ込められなかったみたいな奴!?
 人間、えてしてこんな何でもないことが決め手になったりするものである。


OMEGA
BOOST
オメガブースト
Special Force EX Generation Productnoid is exceptional product of
Network in ruined intellectual chaos of Alphacore constructions of computerized global Network... this is the OmegaBoost.


 まず誤解のないように最初に言っておきましょう、このゲーム、シューティングとしてはB級です(笑)。なんせ「初心者でも華麗にプレイできるシンプルな操作アクション」がウリの一つのゲームで、確かに、L1ボタンのサーチシステム(押すと一番近くの敵の方に自動的に向き直る)はとても便利なんですが、そのおかげで、特に前半のステージは純粋に、

  1. L1ボタンを押す
  2. 敵に標準を向ける(合わせる、ではないところがミソ)
  3. バリバリ撃つ

 の3つしかやることがありませんです。自機は華麗に動いてくれるんですが、操作しているこちら側には一抹の寂しさが(笑)。後半の面になるとそれなりにテクニックが必要、というより、鬼のように難易度が上がっていくのでそれなりにテクニックがないとやってられないんですが(笑)、基本的にL1で敵をサーチして、ロックした敵を破壊していくという流れに変わりはないので、事実上攻略コースは毎回ほぼ一緒ですな。360度全方位に動けるというのもウリの一つで、確かに売り文句に嘘はないんですが、認識としては「移動に融通が利くスターブレード」程度が適当でしょう(笑)。
 さらに付け加えさせてもらうなら、このゲーム、ロックオン能力が異常に高い(笑)。というのは、文字どおりの意味に加えて、主兵装であるバルカンの軌跡が異様な軌道を描くのが…真っ直ぐ飛んでいったはずのバルカンが、敵の近くになると、いきなり軌道を変えて敵に向かって突進していくんだぞ(笑)!はっきり言ってこのバルカンの挙動は異常です(笑)。初めて見たとき、思わず腹抱えて笑っちゃいましたよわたしゃ。これなら、阿呆のように連射していても、サルだってある程度は命中させられますて。
 つまり、シューティング的面白さを評価基準に置くなら、一言で言えばずばり「大味」(笑)。

 じゃあこのゲームは面白くないのか、というと、ワタシ的には全然そんな事はないのでした。何故かと言えば、まず、
 とにかくめっちゃカッコいいんすよリプレイが!
 いやー、このゲーム、自分のプレイを後で外部カメラから鑑賞できるリプレイモードがあるんですが、これがもうカッコいいのなんのって。リプレイがこのゲームの最大のウリにして全て(笑)。結構苦労しながらクリアした面の自分のプレイを、後からリプレイモードで見てみると「おい、俺はニュータイプか?そうなのか!?」と悶絶すること請け合い。華麗に変化するカメラ視点の下、これが自分のプレイかと疑いたくなるような戦闘シーンが再現されていくのでした。特にステージ2のボス、対ベータブースト戦をリプレイすると、気分はもうすっかりほら、アムロVS赤い彗星。ホーミングレーザーの光芒が美しい!振り向きざまにガンポッドを連射する自分のオメガブーストがイカス!絡み合うようにして宇宙を飛び交うオメガとベータの機動!俺様は遂に重力のくびきを振りちぎったのか!?そうなのか!?

突発講座・リプレイを100倍楽しむ方法(嘘)
 リプレイの神髄はそれぞれのカメラ視点を把握することにある。たぶん。というわけで、リプレイ中にセレクトボタンで切り替えられる6つの視点についてそれぞれ解説だ!

  • C1:自機を視界の中心に据えて、自機の周囲を回るようにして撮影するカメラ。自機をいろいろな角度から見ることができるので、オメガブーストがセクシーでセクシーでたまらないという人はどうぞ。
  • C2:戦場をちょっと引いたところからいろいろな角度で移しだす。大局的に戦場を見るのには一番適したカメラ。このカメラ視点固定にしておいても、リプレイはかなり楽しい。めまぐるしく移動しないので疲れないし(笑)
  • C3:自機の後方から追従するカメラ。自機の動きから一拍遅れてカメラが移動するので、スピード感溢れる映像が好みのアナタにオススメ。画面効果として流れる星が追加されるのでスピード感もさらに倍増。長時間見てると疲れるけど。
  • C4:いわゆるコクピット視点。ぐいんぐいん動くのが迫力。普段あまりじっくりと見られないバルカンの軌跡にも注目だ。
  • C5:C3の逆。自機の前方から追従するカメラ。常にオメガブーストの前面が見えていることになりますね。オメガブーストの御尊顔がセクシーでセクシーでたまらないという人はどうぞ。
  • C6:見慣れたいつものプレイ中の視点。クリアできない面があったときなど、自分のプレイをチェックするのに効果大。

 それから、ゲーム中のディテールが非常に細かいのも大きくプラス。いろいろな部分までリアルな感じに作り込んでいるので、プレイしてると、ほんとうに夢中になってプレイしている自分に気づくのだった。気分はすっかりバルキリーかXウイングのパイロット。ドッグファイトは本当にドッグファイトしてるし、VS艦隊戦は本当に1隻1隻船を潰していく快感が味わえる。ステージ2では敵の宇宙ステーションをボコボコにフクロにするのが気持ちいいし、ステージ3の超巨大爆撃機をパーツごとに破壊していくのもスカッとするぞ。

 しかしスカッとするといえば、なんといってもヴァイパーブースト。発動した瞬間、オメガブーストが青い光輝に包まれ、猛然と敵にごいんごいんと体当たり攻撃を仕掛けるのである。レイズナー(笑)!ステージ6のデモンストレーションを見ると、ヴァイパーブーストがこれ以上ないというくらいに効果的に使われていて笑いが止まらないっす。ステージ6、敵艦隊がワープアウト(いいよねぇ、ワープアウトって)してきたとき、ワタシはホーミングレーザーで1隻1隻ちまちまと潰していたが、デモだとワープアウトと同時にヴァイパーブーストを発動して、瞬く間に全艦を撃沈してしまっている。そりゃねぇぞ(笑)!
 でも腕を競うつもりなら、本当はヴァイパーブースト使いたくないんだよねぇ。ヴァイパーブーストを使うと、クリア後の称号に接頭語「PIXY」が追加されてしまうので、強力無双のヴァイパーブーストに頼ってクリアしたことがモロバレ(笑)。ちなみにワタシのクリア時の称号は「PIXY ENIAC MANIA」。えにあっくまにあ…。

 順番が完全に前後してしまったが、オープニングムービーも必見。ハードロックのリズムに乗せて、ああ、河森正治メカがハリウッドB級ライクなCGで(笑)!しかもなんと実写だ。オメガブーストパイロットのレスター・J・ヘミングさん、オメガブーストの開発に自ら携わったということで、それなりに頭のイイ人のはず…なのだが、このムービーを見てる限りでは頭カラッポのにーちゃんにしか見えません(笑)。「管制室、お散歩はいつでもいいぜ」

「ウェットウェア起動、スキャンBG正常」…製作スタッフ曰く、ウェットウェアっつーのは本当にウェットウェア、つまり人間ののーみそという設定らしい。しかもレスターの恋人の。事故でオメガブーストに取り込まれたか何かしたらしいが、そういうのが最近のはやりなのか(笑)?

「敵は既にタイムシャフトを起動している。なんとしてもアルファコアの歴史改変を阻止してほしい!」…コマンダーのおっちゃんのお言葉。ベタな言葉だが、燃え燃え(笑)

このムービーの最大のツッコミどころは戦闘シーン。ムービーを見た人間の98%(当社調べ)が、
その攻撃をゲーム中でも使わせろよ!
と叫んだという(笑)。「イエッシュ!」じゃないよまったくもう。具体的に何をしたかはヒ・ミ・ツ。

 しかし、この世界はタイム・パラドックスというものを考える人間が1人もいなかったんだろうか(笑)?

 さてさて、いろいろ長くなりましたが、最後に、一応最後までクリアしたわたくしが、各面の見所をピックアップ。え、具体的な攻略法?…頑張ってください。ステージ5辺りから加速度的に難易度が上がっていくので、そうそうはクリアはできませんぜ。現在、わたくしの腕はオメブーのやりすぎで腱鞘炎状態なので、他の皆様にもそれくらいは苦しんでいただかないと。ひょひょひょひょひょ〜(←外道)

オメブーここを見ろ!
(なげやりなタイトル)

ZONE1:セルダン宇宙圏
 超空間カタパルトではるばる銀河の端っこ、アルファコアによってタイムシャフトが設置された惑星ηが存在するセルダン星系に射出されたオメガブースト。敵は散発的にしか来てくれないので超楽勝っす。ボスも下面に回り込まなきゃどうってことないし。絵的な見所…ない(笑)。まぁ、最初の面から絵的に美しく見えるほど敵の攻撃が激しくても困るが。

ZONE2:惑星η軌道上
 最初のキモは、ロケットの弾頭から射出される敵の攻撃衛星群。散開した中に突っ込んでいくとドッグファイトな気分が味わえるし後の見た目もぐー(笑)。中ボスの敵攻撃ステーションはまだどうってことないので、せいぜい派手にぶち壊そう。
 ボス、ベータブーストが出てきてからが本番。移動しながらの戦闘を心がければカッコいいリプレイになるぞ。たぶん。R1で停止していた方が楽に倒せるけど(笑)。ベータブーストの体当たりだけは注意。あんまり体当たりされすぎるとイケてません(笑)。

ZONE3:惑星η上空
 大気圏内で戦闘機とドッグファイト。次から次へと飛来する戦闘機をバリバリ撃ちまくってりゃOK。ホーミングレーザーの方がいいけどね。そろそろ撃墜率が気になりだすお年頃。ボスの超巨大爆撃機は、上面にいると弾幕、下面にいると爆撃で攻撃してくる。拡散レーザーもあるぞ。側面攻撃が効果的。

ZONE4:惑星η地表
 稲妻が夜空をてらす中、上からミョーなものが降ってきたり、砂漠からヘンなものが飛び出てきたりと芸コマな面。砂漠の砂を猛然とかき分けながら飛び出してくる敵はなかなかだぞ。個人的には砂竜がすき。ボスの攻撃は激しい。ひたすらロックオンして撃ちまくるしかあるまいて。この辺りから、ボスの弱点もよくわからなくなってくるんだよなぁ(笑)。

ZONE5:タイムシャフト
 遂に惑星ηのタイムシャフトに突入したオメガブースト。惑星中心部に向けてひたすら自由落下。シャフトの側壁を走り回る敵を撃墜したり、中ボスの体当たりをすり抜けたり、障害物をかわしたりとアクロバティックな楽しみが味わえる面。でも、ラストの障害物地帯は、知らなきゃ絶対にかわせないぞ。最初の柱地帯はともかく、次の壁地帯は、最初は右回り、続いて左回りで正解、のはず。まぁ最初は絶対なすすべもなく連続ダメージだと思うけどね(笑)。
 ボスはタランチュラみたいな奴。攻撃が実に多彩で飽きさせない。狭いシャフトでコイツとすれ違うのは大迫力だ。たぶんそんな事を考えてる余裕はないけど。場合によってはそろそろここで一発ヴァイパーブーストを使うことになるかも。

ZONE6:2097年・惑星η
 アルファコアの軍勢を退け、タイムシャフトを通過して万事解決…のはずが、何とアルファコアによる歴史改変が完了した世界の2097年に飛び出してしまったオメガブースト。だが、オメガブーストは希望を棄てずに、総機械化されたその世界の惑星ηのタイムシャフトへと突入を開始する…。
 アルファコアの軍勢と総力戦。アニメのロボットのパイロットが如何に偉大かが良く分かる。ノーダメージでやりすごせるかこんなもん(笑)!次から次へと押し寄せてくる敵編隊にホーミング撃ってるうちに何がなんだかわからなくなってくるのだった。続いて敵艦隊のワープアウト。ヴァイパーブーストで一瞬にして撃滅も可能だけど、後のことを考えると怖くてとてもそんな事はできない(笑)。ワタシは男らしくブーストで一気に艦隊の中を駆け抜けて背面を取ってから、1隻1隻確実に潰していく。卑怯者。旗艦はバルカンで確実に砲台を潰していくと楽。最後の一撃に注意。ボスはひたすらホーミング。ビームにやられると痛いぞ。

ZONE7:2097年・惑星η地表
 まさにデス・スター状態になった惑星η地表での戦闘。二足歩行兵器が次々と空輸されてくる。飛来する戦闘機はバルカンで、他の敵はホーミングで倒すようにするとやりやすい。中ボスは巨大バイク。コツを掴めばノーダメージで倒せるが、倒しても油断は禁物。残った車輪をよく見よう。ラピュタのアレみたい…。
 そいつを退けると…奴だ、赤い奴が帰ってきた(笑)!前回とは比べ物にならんほど強い。ブーストで攻撃を回避するのがやっと。ワタシはここでヴァイパーブーストを使わないとクリアできません(弱)。

ZONE8:シャフト侵入口
 制限時間内にボスを倒すミッション。力押しでは絶対に勝てない。弱点を叩け!こいつに勝てば、いよいよアルファコア本体との対面だ。

LAST ZONE:2097年・タイムシャフト
 タイムシャフトを落下しながら、アルファコア自らと最後の戦闘。勝つためには頭も必要になる。1段回目の本体はホーミングを、オプションはバルカンをそれぞれ反射する。コイツにどう打ち勝つ?
 1段回目を倒すと…おいおい、そんなのありか!?壮絶な姿になって戻ってくる。攻撃は激しいが、良く見ればかわせるはず。
 ラストバトル。美しいぞ。


 雑誌の評価だと、やっぱりシューティング的な部分で減点している評が多いですな。だが、わたしゃこれは好きだ。スタッフが何を見せたいかはっきり伝わってくるからね。このゲームは、オメガブーストというプロダクトノイドの戦いをプレイヤー自らが演じるためのゲーム。それがわかってれば、これほど楽しいゲームもない。ワタシが今までプレイしてきたメカゲーの中でも、シューティング形態のゲームの中ならば1、2に入るかもだ。そんなわかってるアナタにオススメ、オメガブースト。

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