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メン・イン・ブラック

『メン・イン・ブラック』
監督:
バリー・ソネンフェルド

キャスト:
トミー・リー・ジョーンズ
ウィル・スミス
リンダ・フィオレンティノ
ヴィンセント・ドノフリオ
リップ・トーン

関連リンク:
公式ホームページ

つれづれなる最近見た映像文化
ぴか。

 本当は、「黒い麺を喰らう」とかいうタイトルにしようかと思ったのだが。でもなんかもう、「麺・イン・ブラック」っちゅう品物が実在しているらしいしねえ。

 というわけで、今回わたくしは、「メン・イン・ブラック(MIB)」、観に行ってまいりました。本当はついでに、前々から観たかった「エアフォース・ワン」も一緒にやっつける予定でしたが、その数日前に、私の方が風邪にやっつけられてしまったので(笑)、胃風邪でろくろく飯も食えなかった自分の残存体力を熟慮の末、とりあえずMIBだけ、ということで。

 映画館へ行ってまず何が楽しいかって、近日公開予定の新作映画予告ほど楽しいもんはない。前回「コンタクト」と「フィフス・エレメント」を観に行ったときは、MIBのサントラのビデオ・クリップばっかりで悲しかったが、今回はあるわあるわ。でも、私が着目したのは「ミミック」だけ(笑)。今度こそ「レリック」みたいな見かけ倒しじゃなくて、本物のぬるぬるぐちゃぐちゃゲテモノホラーでありますように。あ、あと、マイクル・クライトンの「スフィア」も映画化するんですね。映像を見ている限りでは、物凄く原作に忠実そうで不安です(笑)。あれって、「禁断の惑星」入った「ザ・デプス」やん。あとは、「スポーン」のマントがなんか格好良かったです。

 さてさて本編の方ですが、これがまあ全編ニヤニヤ笑いの止まらないバカ映画(褒めてる)でした。監督さんは「アダムス・ファミリー」のバリー・ソネンフェルドだし。この期に至るまで、未だに私の周りには、この映画をシリアスな秘密組織ものと信じて疑わない人がいるので、念のために言っておきましょう。この映画は全編コメディです。なんかアレだな、「木曜洋画劇場」でやってるような安物のSFコメディに、金とCGをどばどばどばぁーっっとかけると、「MIB」になるという(笑)。
 でもこれ、俺的には当たりの部類に属するぞ。やることなすこと真面目で可笑しい、仕事を選ばないおぢさんトミー・リー・ジョーンズ扮するKと、「インデペンデンス・デイ」に続いてまたまた地球を救う羽目になった、陽気な兄ちゃん(おまけにけっこう二枚目)ウィル・スミス扮するJが、異星人の秘宝を巡って大暴れ。実はお話自体には大したひねりはない(笑)のだが、なんか異星人と小道具と大道具の勢いでへらへら笑って見れてしまいます。
 特にやっぱり異星人。コーヒールームにたむろするワームが憎めなくて可愛くて、ベイビー・レジックの出産シーンに笑い、わんころフランク・ザ・パグでやっぱり大笑い。異星人がおもしろけりゃもう成功じゃん、この映画。
 しかし究極的には、ニューラライザー「ぴか」に尽きるでしょう。都合の悪いことを見られたらぴか。聞きたいことだけ聞いたらぴか。町中でドンパチしようと、目撃者集めてまとめてぴか。それで記憶真っ白。なんか無条件でクスリと来ちゃうな、こう強引につじつま合わせされると。なんでもかんでも「ぴか」で済ませるMIBの面々にはとても好感が持てます。JがKに「俺には(ぴかは)やってないだろうな」と食い下がるシーンも洒落が効いてていいです。ぴか。ああ、ニューラライザー欲しいよう(爆)。

 全体としては、テンポが良すぎてあっという間に終わってしまう、といった感じ。悪く言えばどことなく中途半端。これはこれでいいんじゃないすか、きれいにまとまってるってことで(笑)。金をかけて作ったバカ映画(だから褒め言葉だって)ということを忘れずに観れば、きっと楽しめると思います。とにかく、私としてはけっこうおすすめですよ、これ。見終わった後で、「なんじゃこのくだらん映画は!」と怒って映画館を飛び出しても、当方は責任をとりかねますが(あのね)。でも、さすがにこれが、「ジュラシックパーク」や「インデペンデンス・デイ」よりも、世界中でどっかんどっかんウケたっちゅうのは、若干信じがたい話ではあるな…。

 ちなみに、劇場を出ていく私の手には、MIBの「武器セット」(サングラス、超小型銃ノイジー・クリケット、そしてもちろん、ニューラライザー。1600円也)の玩具がしっかりと握られていたという(核爆)。

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